【澪つくし】感想ネタバレ 第74話 千代の死

『澪つくし』あらしじネタバレ 第74話

秋の漁が始まる頃、やっと惣吉が鹿児島から帰ってきた。

造船会社にはどうにか追加の料金を半分に減らしてもらい支払いも来年まで待ってもらえることに。惣吉の熱意が物を言った。

交渉の大成功に大喜びのとね。
漁業組合も応援してくれそう。
吉武家にとっては起死回生の朗報だった。

 

その夜、善吉が漁業組合である噂があると話す。
磯草の採取権は入札で決定するものとなっているが、落札者がすでに決まっていて不正入札が行われているという。反村長派の議員が支払金額を調査をしているが出納検査員が全て村長はのため確信がつかめないでいるらしい。

惣吉は、村長は公明正大が自分の信条だと言っていたのに気分が悪い話だと気にする。
とねは、そういう話にはこれ以上クビに突っ込むなと忠告。
とはいえ漁業組合の経理課に務めている善吉は困惑。

 

昭和4年10月24日、ニューヨークの株式市場が大暴落し世界恐慌が起こる。
入兆でも今後の対応を話し合っていた。
醤油は輸出とは関係ないから大丈夫という久兵衛に、小麦や大豆の価格変動については注意深く見守っておいた方がいいと梅木は忠告。

そこへ病院から電話がかかってきた。
電話はるいから。
千代が大量に血を吐いたと言う。

久兵衛は病院に駆け付けると千代は眠っていた。
「わしを独りにせんといてくれ」
という久兵衛に千代は「おおきに」と感謝の言葉を述べた。
そしてるいには「主人をよろしくお願いします」と。
千代は、久兵衛、律子、英一郎、るいらに看取られて息を引き取った。

千代の訃報は吉武家にも電話で伝えられた。

翌日、葬儀に向かったかをると惣吉。
しかし門前で梅木が「旦那様に背いた方の顔をお見せしたくない」とかをると惣吉の参列を拒否した。

 

 

惣吉の入浴シーン!

男性のお風呂のサービスシーン、萬平さんだけじゃなかったんだあ~(笑)
しかも昭和のこの頃から…!爆

っつうか、水戸黄門に対抗した!?
朝ドラは男性でって!?笑

川野太郎さんは、ストレートなイケメンでありながらどこか少年っぽいあどけなさもあるから爽やかですね。
沢口靖子さんと川野太郎さんの初々しさが、なんとも可愛らしい新婚夫婦って感じでいい。

 

かをると惣吉、本日も安定の棒!

本日はかをると惣吉の棒が目立ちますー。
久々に再会の新婚夫婦の照れからか??笑

若い二人だけのシーンだからか?

久々に帰ってきた惣吉に、新妻を一人にさせてたんだから労わってやりなととねが言うとかをるは照れくさそうにニヤニヤ。
こっちも照れくさくなる棒

惣吉さんとのお風呂シーンで、惣吉さんの背中にお湯をかけるかをるも棒
「旅の疲れが取れますようにー」棒

でも惣吉さんとの仲睦まじい感じが愛くるしい。
いつか一緒に旅をしようね~っていうのも、なんだか若い新婚さんらしくてほっこりします。

お湯をかけられて「緊縮財政ですよ!」って沢口靖子さんのプクーッ!もカワイイ。

 

そして後半の千代さんの訃報を受けた時のかをるも…。
電話で突然の訃報。
そうよね~いきなり電話を切るシーンからの哀しみMAXだもん、難しいもんね…と中の人にこっちも共感。

視聴者にも棒を受け入れさせてしまう、不思議なパワーを持つ棒だよ。
ホント、相変わらずの貴重な棒だわ…。

 

 

世界恐慌

世界恐慌、とうとう来てしまいました…。
こういった株の大暴落、世界の資本主義経済においては初めての経験。
おかげで久兵衛さんでさえ、まだピンと来ていない様子。
ニューヨークでのことだから貿易関係じゃないと大丈夫って感覚だったようですね。
でも、じわじわとドミノ倒しに来るのですよねえ~。
梅木の言うように小麦、大豆相場と…連鎖連鎖していくのでしょう…。

ジェームス、これまでの不景気具合もジワジワと、やたらリアルに、真に迫るように書かれていましたから。
この世界恐慌でも、いつの間にか忍び寄るようにジワジワと、そして容赦ない仕打ちを仕掛けてくるのでしょう~。
怖いような、見たいような…。

 

千代の死

千代さん、これまで小康状態だったのに…とうとう!

「自分が行くまで死なせるな!」と言った久兵衛さん。
どうにか間に合いました(←ドラマだから)。

久兵衛さん、律子さん、英一郎…それぞれに涙涙。
律子さん…やっぱり娘なんだもんね。
ママだもんね…。
あんなに強がりだけど、千代さんのことは大好きなんだなあと。
いつも千代さんとの会話は優しい口調の紀州弁になる律子さんが可愛かった。

ラストのドアの向こうから聞こえる律子さんの「お母さん!」という叫び声が心に刺さりました。

ハマーは、ギリギリで間に合わず。
ハマーの病室に入っていく時の表情、たまらなかったです。

千代さん、皆の前でるいに久兵衛をよろしくと言ってました。
この前花見で千代さんが言っていた時には律子はいなかったので、ここで律子はるいの件を直に聞いたことに。
るいが後妻に入る件は、千代が認定したということが誰にとっても明白な事実に。

…とはいえ、律子さんは嫌でたまらないでしょう~。
千代さんの遺言だから仕方なく受け入れるとしても、さすがに同じ屋根の下には住めないでしょうねえ…。
入兆のご令嬢、長女なのに…家に居場所が無くなってしまう。
律子さん、どうすんだろ?
河原畑との関係もどうにもならないだろうし…。

 

梅木はかをると惣吉に葬儀参列を拒否

梅木、これまで従順なわんこだったのに…。
かをるに噛みついた!

今回は入兆の優秀な手代としてご主人様久兵衛さんに忠実であるがために。
プラス、かをると惣吉への嫉妬心で。

梅木…案外とこの人、小粒だったのね!!!怒
これまで一応梅木さんの片思いには同情はしてあげてたんだけど。
柴田恭兵だし。

梅木、かをるを好きって言っても、梅木はかをるとは殆ど接点無し。
梅木がかをるを遠くで見ていただけ。
なのにかをるが結婚決まったことに酷く凹んでて…。
ちょっと執着心強い…??とは気になってはいたんだけど…。
でもいつか爽やかに失恋を乗り越えてくれるだろうと信じていましたが…。
柴田恭兵だから、バイアスかかってたかなあ~??笑

もしかして、この人、今で言うストーカー気質か!?と心配に…。

惣吉さんはおろか、かをるにまで怒りメラメラな顔だった…。
怖ーーーい!

何コレ?
澪つくしは、実はサイコパス系の話も盛り込まれてくるのかしら…??

あらたな不安の種が出て来ました。