NHK朝ドラ『まんぷく』感想 第144回(第25週) 「できました!萬平さん!」 ぶしむす切腹!しかし、おかげで回復。

『まんぷく』第144回 ( 3月22日)あらすじ

※ネタバレ含みます。

激しい腹痛を訴えた鈴は緊急手術。
痛みの原因は、虫垂炎ではなく内臓逆転でもなく、
大腸憩室症という命にかかわる病気だった。
しかし手術をしたおかげで一命をとりとめ、
三週間で退院できそう。

 

鈴の件はひとまず安心したが、まんぷくヌードルは新たな問題が発生。
萬平が閃いた、麺を中間の位置で固定するという方法は、
麺が折れず、
容器の強度が増し、
ムラなく麺が戻り、
蓋を開けた時の見た目もいいと
あらゆる面で効率が良い大変なアイデア。
しかし製造ラインに乗せたときに、
麺を思うような位置に納めることができない。
これを解決しない限りは量産できない。

 

真一は、忠彦を訪ねまんぷくヌードルのカップのデザインを依頼。
この依頼は萬平からのたっての希望でもある。
洋風で、
新しさがあって、
世界に通用するような
デザインを考えて欲しいとリクエスト。

 

麺をカップに納める問題は、なかなかいい案が見つからない。
萬平は食事中も試し続け、食卓を砕けた麺で散らかす始末。

 

その夜萬平は不思議な夢を見た。
寝室の天地が逆転し、自分が布団から天井に落ちてしまう夢。
ビックリして飛び起きた萬平。
しかしこの夢によって解決法を閃いた!

 

『まんぷく』第144回( 3月22日)感想

 

 

鈴さん、よかった。
原因もはっきりとして、とりあえず手術で解決。
しかし、これきっと何かまだあるよねえ??
わざわざ内臓逆転とか言って引っ張ったんだだからさあ。
あの医者もなんでわざわざこういうキャラ?ってキャラだし。

まあいずれにせよ、
鈴さんは最終回まできちんといてくれそうだから、
それについては安心しましたわ。

 

しかし、ぶしむす鈴さんは切腹してたとショック!爆
しかも寝ている間にやられてしまった…爆爆
意味違うのに、そんなに腹を切ることにこだわりがあったんだねえ。

世良は、丁寧に鈴さんのお見舞いに来てましたが、
萬平さんに100円はムリ!と鈴さんから訴えて貰おうという下心がメイン。

「どうせ嘘をつくなら大きい方がいい」
「それは詐欺師」
このやりとり。さすがカツオブシコンビ!(笑)
ああ、この二人のかけあいを見られるのももうわずか?
これが最後??
これも、ちと淋しいー。

このドラマ、どの役の人々も活き活きとしていて
こういう脇役のかけあいが本当に面白かった。

 

真一さんは、忠彦さんのところにカップのデザインの依頼。
昨日、ナナコロビヤオキ、カップヌードル買い込んできました。
春休みだし、仕上がったときに感慨深く食べようと思い…。
まじまじとパッケージを見ると、
確かにロゴなんかは、いかにも70年代!
いかにもサイケの時代のデザインですよね~。

洋風で、新しさ、世界…
「新しさ」となると…名木くん?やっぱり?

ナナコロビヤオキとしては絶対に忠彦さんにお願いしたいのですが…。
でも、名木くん、妙に気にしてたしな。
でもさ名木くん、いい絵を描くようになってきたとはいえ、
まだまだでしょうしねえ~
ってか、忠彦さんじゃなきゃっ!!!

名木君が忠彦さんのお手伝いするならいいんだけど、
やはりメインは忠彦さんでお願いしたい!!お願い!!!

 

萬平さんは生産ラインで麺をカップに上手く納める方法について
ずーーーーーっと考えてました。
考え続けて食事中、食卓を麺の屑だらけにしてましたが…
鈴さん入院しててよかったよ!
人様のおうちの食卓とは思いながら、ホッと胸をなでおろして見ちゃいましたよ。
いやいや、この件に関してだけは、鈴さん入院してくれててホントラッキーだったよね(笑)。

でも萬平さんたちも、いつも当然降ってくる鈴さんの文句が聞こえないことで調子が狂う。
そして、淋しいなあと感じる。
家族だなあ…。

 

この家族の食卓の会話、すごくセリフが面白くていいなあ。
家族の食卓って、
それぞれが勝手なことしゃべっていろんな会話が交錯するものですよね。
そして平気で不満を言ったり、イラッとした口調で言ったり…感情を出して
萬平さんが源ちゃんに「お前も考えろ!」みたいに言う言い方、
ちょっとキツイ口調に聞こえるけど、怒ってるというより
家族だから気兼ねない口調になってるってことで、
その証拠に
「お!ホントだトマト美味しい」
ってケロッてなってて。
上手く描写してるなあ~。

それと幸ちゃんが
「ベルトコンベアー式ってヤツ?」
って聞くと
「女の子がヤツなんて言うんじゃない!」
って萬平さん、お父さんとして叱ってるし。

この「ヤツ」って言い方、当時流行った言い方だったの?
そして大人には良く思われてなかった?
ナナコロビヤオキ家でも9歳上の姉が当時中学生か高校生くらいでしたが
「○○ってヤツ」
というと、親にいつも注意されてたのを思い出した。
それを真似するナナコロビヤオキも「いけません」って言われて育って。
同時に女の子はいろいろ制約があるんだなあと漠然と思った記憶が…。

だから、未だに「○○ってヤツ」の使い方には敏感かもと、
今日のこのシーンを見て初めて自覚。
福田さん、すごい細かい!
こんな細かいワードにも時代感が盛り込まれているのね。

 

萬平さんの夢、子供の頃あんな感じになるアトラクションが遊園地にあった気がするなあー。
錯覚を利用してるだけだけどね。
部屋の壁がクルクル回転して逆さまになったような気分になる感じの。

ヒストリア、ナナコロビヤオキはチラ見しただけで、まだ録画見てないのですが、
あれによると萬平さんが見た夢のイメージはめまいみたいに思っていましたが、
そんなもんじゃなく自分自身がひっくりかえっちゃったんだ!
あれ、セット?本当に逆さまに?
ドリフ感満載で見ごたえあったわぁ!

ベンゼン環の夢も有名だし、萬平さんこの前も夢で閃いてましたが、ある物事について
ずっとずっと真剣に考え続けていると、夢で思い着くってことって本当にあると思う。
それだけ突き詰めて真剣に考えてるってことなんだろうし。
寝ている間の方が直観を感じる脳の部分が研ぎ澄まされるんじゃないかな。

明日はいよいよヌードル完成かなあ!?