NHK朝ドラ『まんぷく』感想 第131(第23週) 「新商品!?」 商品名は「まんぷくヌードル」。海外進出も視野に。今までの既成概念を覆せ!

『まんぷく』第131 3月 7日)あらすじ

※ネタバレ含みます。

容器に入った麺を「カップ麺」と呼ぶことにした。
「いちいち容器に入った麺」と呼ぶのも長いし、
かといって「容器麺」と呼ぶのも不気味。
なので英語にして「カップ麺」。

世良は相変わらず、そんなものは当たらないと大反対。
カップ麺なんて呼び名をどうの話し合っている場合じゃないと。

しかし萬平が試作品のスープを差し出すと、
「美味過ぎる!なんやこれ!」
とビックリ。
でも、
「こんなに美味しいスープができたならそのまま売ればいい!」
とやっぱり反対。

萬平が新商品を100円で売ろうという考えにも
「ありえない!」
と頑固に受け付けない。

萬平の100円という値段設定は、
“今までになかったもの”ということを
アピールするつもり。

容器もカップを大きくした逆円錐型を目指す。
逆円錐型の容器なら手に持ちやすく、
立ったまでも、歩きながらでも食べるのも可能。
ラーメンを歩きながら食べるなんて考えられないことだが、
これまでの食文化そのものを変えてやろうというのが、萬平の考えだ。

開発チームの源は、この萬平の発想について行けない。
萬平に一方的にアイデアを押し付けられている感じでゲンナリ。

 

萬平はカップ麺の消費名を思いついた。
その名も「まんぷくヌードル」。
“ヌードル”とは英語の“麺”。
世界市場を視野に入れる、
今までのラーメンの概念を覆すという意味も込めての命名。

 

夜になり、萬平と源が帰宅すると
家には外国人の来客が。
幸が万博で知り合ったお友だち3人を連れて来ていた。

萬平はこれはチャンス!と
試作スープに即席ラーメンを合わせて彼らに食べてもらう。

すると、思いもよらないことが。
麺をすするという行為が食文化に無い欧米人にとって、
まんぷくラーメンの麺は長過ぎて、食べること自体が難しい。
どうにかフォークに巻いたところで、
量が多過ぎて喉がつまりそうになる始末。

まんぷくヌードルは海外も視野に入れた商品。
それが欧米人にとって、こんなに食べづらいものなんて…!
これは大問題だ!

 

 

『まんぷく』第131( 3月 7日)感想

 

 

世良さんったら、真一さんに
「キミも萬平教の信者か」。
そして福ちゃんにも
「福ちゃん萬平教の信者」
って突っ込み。
そして
「立花君を裸の王様にしたらあかん!」
「すっぽんぽんや!」
って!爆

このドラマ、視聴者から批判が出そうなところは、
相変わらず自らドラマ内で突っ込んでくれて~
しかも世良さん使ってくれて~ありがとう!
ってか、それは何もかも計算内なのねー。

 

しかし世良さんは、
まんぷくラーメンができたときは50円でも売れる!って言ってた人だったよね?
でもカップラーメンについては100円は高すぎると否定。
…ということは、100円自体が当時びっくりしちゃうような値段ってことか。

それと世良は、わざわざ家にどんぶりがあるのにカップに入れること自体に
理解を示すことができないしね。

 

歩きながら皆がラーメンを食べるように、食文化そのものを変えてやる!
カップラーメンには、そういった壮大な夢が込められてたんだ。

昨日歴史秘話ヒストリアをチラッと見ましたが
(落ち着かない時間だったのでチラ見のみ。週末ゆっくり録画を見ようかと)、
確かに若者が銀座の街をカップヌードルを持って食べてる光景がありました!
「えー!歩いてまでラーメン食べてる!お湯どこで入れるのー?」
とビックリしちゃいましたが、
あの光景、安藤百福さんの狙いそのものだったんだ!

そしてそのスタイルはファッショナブルなものとして浸透させて…。
イメージ戦略で売り出したんだ!
流行に仕立て上げれば世の中に浸透するって考えた
この発想自体もすごいんじゃない!?
しかも、それには若者を使おう!って。
萬平さん、還暦なのに凄すぎる!。
萬平さん、まじでクリエイティブだわ!

 

そして今日の萬平さんと福ちゃんの寝室のシーンったら!
もう60の萬平さん、50の福ちゃんなのに
いちゃいちゃ会話が
可愛くてセクシーで…なんだかもう!

「福子が社員になればいい!」
ってハセヒロ甘え甘えで。
福ちゃんがムリ―って言うと拗ねちゃって
「じゃあもういいよ!お手伝いさせない」
「やだやだそれはやだーお願いーやらせて!お願い」
って…ラブラブ…赤面。
でもこれ、ハセヒロ&安藤サクラだからこそ見られるんだろうなあ!
なんだか可愛くて面白くて、
でもやっぱり艶っぽく…
年齢相応の落ち着き、夫婦二人の年輪も見える。

中途半端な役者さんがやったら、
ただのバカバカしい&イチャイチャ会話になっちゃって、
こっちが恥ずかしくなっちゃって見てられないんじゃないかと。

 

ああ、あと牧善之助と恵さん夫妻も今日は登場ね。
そして野呂さんも。
今日は盛りだくさんですね。
…ということは、じわじわ最終回がせまっていることを感じて一抹の淋しさ。

おはよう日本の高瀬アナ、野呂さんのこと気にしてましたが元気だったわね。
ところで、野呂さんはそのまま結婚してないの…???

牧さんは病院に蘭丸の絵を沢山飾っているとのことでしたが…
蘭丸はやっぱり戦争から帰って来られなかったよね、きっと…涙。
蘭丸の絵は、ただ好きな物として、楽しい気持ちで飾ってるだけじゃないんだよね。
…牧善之助の気持ちを思ってちょっと哀しくなりました。

 

そして、源ちゃんと名木さん。

名木さんは、忠彦さんに注意されて泣いて帰っちゃったきり二度と来なくなったらしい。
ちょっと言われただけで泣いちゃう、今時の若者。

源ちゃんの方も。
萬平さんが降って来たアイデアをそのまま伝えようとして、
わあわあ矢継ぎ早に思いつくまま次々と伝える感じにゲンナリ。
そして容器を一方的にコップ形に限定したのにも自分勝手―!
とモヤモヤ。

でもさあ源ちゃん、
こういうの皆で一緒じゃなくて、ある人のアイデアを形にした方がいいのよ。
で、お父さんから話してくれなかったーって拗ねかたで。
これも今時の若者。

開発チームが、スープも麺も、すんなりできそうにないと分かってゲンナリ。
技術開発する人なんて、このくらい覚悟の上と思うけどなあ…。
ちょっとヤワ過ぎ。

この時代の若者、さすがにもっと熱かったんじゃないか??
とも思ってしまう。
萬平さん世代のような生命力や図太さはなかったかもしれないけど、
だからこそ、それに抗うようなメチャクチャさがあったと思う。
それがヒッピーだったり、学生運動だったりしたんじゃないかと…。
源ちゃん、名木さん、開発チーム…この若者たち、どっちかというとゆとり世代っぽい。
それとも、萬平さん、福ちゃん世代からしたら、
源ちゃん世代はすでに甘過ぎーってことか!?

 

最後の外国人にラーメン食べてもらって見たシーン。
華丸さんも言ってたけど、Eテレの英会話かと思った(笑)

まんぷくヌードル開発に、これから麺も一から考え直しかぁ!
ホント、大変だわー。