NHK朝ドラ『まんぷく』第  4回(第 1週)「結婚はまだまだ先!」感想 咲姉の披露宴で幻灯機上映。福ちゃん萬平さんと巡り遭う

『まんぷく』第 4回( 10月 4日)あらすじ

 

ホテルの花形職、フロント係に抜擢された福子。
姉咲の結婚も決まり、嬉しいことばかりで幸せ一杯。

咲と真一さんの結婚式に何か特別な出し物をしたいと考えた福子は、仲良しの鹿野敏子から幻灯機のことを聞き興味を示す。
幻灯機を見せてもらいに訪ねた会社、それが立花萬平の会社、立花工房だった。

 

咲の結婚式当日。

萬平の協力を得て福ちゃんが披露したのは、真一さんと咲姉ちゃんの小さい頃からの写真のスライドショー!
準備に手間取りヒヤヒヤする萬平さん。
福ちゃんが機転を利かし、お祝いのスピーチを始めた。

涙あり、笑いありの福子の心のこもった挨拶に、咲、真一をはじめ、会場の一同は感動の涙。萬平さんも部外者ながら、福子の人柄に触れ感動。

幻灯機で映し出される懐かしい映像が花を添え、咲と真一の披露宴は心温まるものとなった。

式が開きとなり、幻灯機のお礼を支払おうとする福子。

ところが自分の開発した幻灯機で人を喜ばせることができて感動したという萬平さんは、「お礼を言いたいのはこっちの方!」と、お礼を貰うのをキッパリ断り、爽やかに立ち去った。

 

『まんぷく』第 4回( 10月 4日)感想

 

 

もう、もう…ナナコロビヤオキは、涙腺崩壊!

第一週目、しかもまだ金、土と残り2回あるのに、こんなに泣いちゃって、先がどうなるやら…。
この不安も、嬉しい限りで…涙。

あさイチの三人も、いい笑顔をしている気がします。
おはよう日本の高瀬アナも、ドラマには触れてないけど自信に満ちた表情をしている気が。

 

今日は素敵な、素敵な心温まる披露宴でした。涙。

今朝はナナコロビヤオキは、早くから出掛けねばならず、慌ただしくしていましたが、ながら見でもウルウル…涙涙涙。
そして明るい、清々しい気持ちで家を出ることができました。
良い朝ドラって、朝から元気を貰えるものなのだなあと、つくづく…感涙。

 

テーマ曲が終わった後は、
結婚式を楽しみにしながら夕食の支度をする福子、咲、鈴さん。

一日を終え、女同士でおしゃべりしながら和気あいあいとお料理する姿…素敵過ぎ。
女系家族って、こんな感じなのかなあ。いいなあ。
ご飯が炊ける湯気や、おだしの匂いもこっちにきそう。
わくわくしちゃう。

家族で一緒に作業するっていい。
前の鈴愛さん、お父ちゃんにお弁当詰めさせて自分は眺めてるだけなのとは大違いよ。

 

お料理しながらの咲の報告。
今日、咲の勤める宝石店に真一が訪れ、咲に「結婚指輪を買いたいのですが」と言ったと。

それを聞いた福ちゃん、
うきゃー!と盛り上がり!
鈴さんも「福子!」と咎めながらもきゃぴきゃぴはしゃぎ気味。

いいなあ女子トーク!
女系家族って、家族で女子トークできちゃうのねえ~!
嬉しい、楽しい~♪

本当に可愛らしくって!!
皆の反応に、心が躍りワクワク聞き入ってしまいます。

そうよ!女子トークはこれでなきゃ!
こういったキャピキャピ&ハッピーじゃないと。

 

くどくてすみませんが、前作の女子トーク、ユーコ、ボクテ、秋風先生、男子交じりだけど事実上の女子トークは、「いつのまにか結婚」とかディスリだったし。
梟町のママ会も、重病人の家に上がり込んで飲み会だったし。
具体的な話し内容は何も無かったし。

女子の生態を、とても愛らしく美しく描いて下さっていて、本当に嬉しく思います。

福田さん、男性なのによくこう女の子のちっちゃなエピソードを捉えられるなと感心。
同時に、男性の福田さんだからこそかなとも。

女の子のこういった、しょーもない会話やキャピキャピは憧れ、限りなく愛しいものとして捉えて下さってる、女子特有の感性をリスペクトして下さっているのだなあと、そんな思いが伝わってきて…とても嬉しく感じました。

こういった、日常のちょっとしたことに対しても敬意を怠らない姿勢が素晴らしいなと。

 

で、「結婚指輪です」と静かに言った真一さん。
言い終わった後に静かな、優しい笑顔。

昨日、鈴さんが「真一さん、冷たそうなんだもん」って心配して拗ねてましたが、
昨日までは見てる側も、冒頭は確かにそう見えた。
お堅い職業みたいだし、昭和初期だし、そんなもんだろうよと諦めてましたが、
今日の笑顔でその不安が払しょく!

これぞナイスな後出しジャンケンよぉ!!

 

短いカットでしたが克子さんのご主人香田さんも、咲さんに絵を描いて下さっていると。
さりげなく皆が祝福している様子が本当に嬉しい。

香田さんも、好きな絵しか描かない売れない画家ですが、ただエキセントリックで自分勝手に描くということではなく、心のある人なんだなあということも伺えます。
そして、そんな香田さんを好きになり、子沢山家庭を切り盛りしている克子さんも素敵。

鈴さんは、確かに母としては経済面が心配でつい口うるさく言っちゃうんだろうけど、香田さんの人柄、キライってわけじゃないんだろうねえ。
だって克子さん、しょっちゅう遊びにくるし、鈴さん孫のこと素直に可愛がってるしね。

 

で、福ちゃんは、立花さんと巡り遭います。
結婚式のお祝いの出し物に幻灯機を使ってみようかということで。
まだあの電話の取り次ぎでトラブった立花さんとは気付かずに。

さらりと自然に出会いました。
これが実に清々しく爽やかで。

ごくごく自然に、当たり前。
こんな秀逸な出会わせ方、初めて見たかも…!

 

幻灯機を見せてもらって、これを披露宴に使いたいと思い着くのは福ちゃん。
萬平さんは開発者だけど、ビジネスチャンスを思い付くのは福ちゃんってことだな。

福ちゃんだだの呑気、ぼんくらじゃなくて、英語は堪能、感性も豊かな女性だってこと。

そして、幻灯機の貸し出しは有料じゃないとっ! って言うのは可知谷さん。
お金勘定は彼がきっちりやって儲けるってことかな。
可知谷は大丈夫だろうなあ?詐欺じゃない?大丈夫?津曲じゃなさそう?

 

アイデア豊富が宣伝文句の鈴愛さんより、福ちゃんの方がずっとアイデアマンじゃないか!

こうすれば鈴愛、律、津曲が黄金のトリオになるのに…と思ってたバランスを、
福ちゃん、萬平さん、可知谷さんで難なくやってのけそうだな!
楽しみ。
ちなみに、可知谷さんがシロだった場合ですが。

 

そして、結婚式の披露宴は、こちらも招待されたかのような気持ちで楽しめました。

準備に手間取る萬平さんを、福ちゃんは言葉がなくとも様子を察し、機転を効かせて素敵なスピーチを始めます。

この、困っている相手をスッとフォローするスマートさ、この思いやり溢れる行動、さすが武士の娘である鈴さんにきちんと育てられた、素敵なお嬢さん!
そして萬平さんと自然にツーカーでやりとりできた感じが、将来二人は夫婦になるんだなあということを暗示。
この間合いが、素晴らしく…。

生涯の伴侶って、どんなところに絆を感じるかを繊細に感じ取っている、福田さんのアンテナも素晴らしいわ。

 

そして福ちゃんのスピーチは、涙涙涙…。
末娘の福ちゃん、のんきで大らかだけど、素直で優しい、そして姉思いの福ちゃん。
その福ちゃんからの心からのお祝いの言葉。
涙涙涙。

安藤サクラさんの演技も素晴らしく。
本当に美しい涙…。

これを、萬平さんが部外者として聞いていて心打たれる、福ちゃんの人柄に魅かれる。
このシチュエーションの作り方も素晴らしいなあと。

カフェでラーメンやパスタ食べながら、サシで喋ってるんじゃあ出て来ないものが一杯あるんだよねえ。言葉で直接言っちゃうんじゃあ、つまらないのよね。やっぱり。
本人にダイレクトに話さない方が、演者も、視聴者も様々な感情が溢れ出て、味わい深くなるものなのだとつくづく。

 

心打たれた萬平さんは、この素晴らしいひとときに自分の幻灯機が役立つことができて嬉しいと、お礼のお金をお断り。
あとで可知谷さんいグチグチ言われるだろーな(笑)

萬平さん、お金にはまったく無頓着、不器用な開発者。
だけど、とことん誠実で爽やかなお方!
萬平さん、こんな人なら、商売下手をサポートしたくなる人、出てくるわねえ。
福ちゃんも魅かれるわよねえ!

商売下手だったけど、煮え切らなかった律とは大違いだわ…。
すいません、まだついつい言っちゃう…。

可知谷さん、安心はできないけど、可知谷さんも萬平さんの人柄に惚れ込んで放っておけない!ってなってる一人であることを祈るー。

 

今日は萬平さんのお人柄も強烈に印象づきました。
そして福ちゃんは、のんびりだけどぼんくらじゃない。
さりげなく気遣いができ、教養豊かでアイデア溢れる魅力的な女性とも、しかと認識!

こんなに素敵な二人がこれからどうやって結婚に至るのか、その後の人生をどう歩むのか、これから見るのが楽しみになります~。