NHK朝ドラ『まんぷく』第  3回(第 1週)感想「結婚はまだまだ先!」福ちゃんフロント係に抜擢! 皆の優しさにウルウル

『まんぷく』第 3回( 10月 3日)あらすじ

 

腹が痛いと伏せっていたはずの母、鈴が台所でツナ缶をむさぼり食っていた。
驚く福子。
鈴の腹痛はやはり仮病だった。

 

一体どういうことなのかと問い詰める、咲、克子、福子。

鈴は、咲の婚約相手に難癖をつけたりしながらも、真の理由は咲が嫁に行ってしまうと福子と二人きりになり不安だということ。

咲は結婚するのを辞めようかと本気で思い詰める始末。
福子は咲に結婚して欲しいが、鈴を安心させられない自分をふがいなく思う。

 

一方で、立花萬平の仕事場に、可知谷圭介(片岡愛之助)という実業家風の男性が。

可知谷は立花が製造している幻灯機に興味を持ち、会社を共同経営しないかと提案。
立花が苦手な営業部分を担ってくれると言う可知谷に立花は大喜び。

 

ある日、福子は支配人 大前田に呼ばれ、いきなりフロント係に抜擢。
福子が英語堪能であることを知ったフロント係の才色兼備保科恵が、福子をフロント係に推薦したのだ。

フロント係と言えば、ホテルの顔。一番の花形職業。
電話交換士よりも給料はアップ。
福子は大喜び。
咲、克子も福子を祝福。

これなら咲がお嫁に行っても何の心配もないと克子が鈴に振るが、鈴は拗ねたまま。

そこに福子が、フロント係になれたのは母のおかげ、と鈴に感謝の言葉を述べる。

父が亡くなり貧乏になっても、自分を高等女学校に入れ英語の勉強をさせてくれたから、そのおかげでホテルに就職できフロント係に慣れたのだと。
そして今度は私がお母さんに恩返しする番。
私がしっかりお母さんを支えるから、気持ちよく咲姉ちゃんを嫁がせてくださいと。
福子はまっすぐな瞳でお願い。

福子の言葉が胸に打たれた鈴は咲の結婚を許し祝福した。

 

『まんぷく』第 3回( 10月 3日)感想

 

う…うるうる(;_:)
もうすっかり、まんぷくびいきになってるか??

みんな思いやりがあるって、何て素敵なこと…!
涙涙涙…。

 

今日は前半の鈴さんの「武士の娘に二言はありません!」ってかくしゃくとした女性かと思ってたら、実はわがままちゃんなのにもケラケラ。

後半は皆の思いやり溢れる言葉に心が温まり、うっとり&ほっこり。
そして最後は福ちゃんの謙虚さ、感謝んの気持ちそして、皆のおもいやりに涙…。

 

だって、鈴さんが仮病使ってすねちゃうのも、
咲さんが嫁に行くのどうしようか戸惑ったり、
克子さんがお母さんに突っ込んだりするのも、
福子が電話交換士の仕事すっかり覚えたってウソつくのも…
みんな、みんな、お互いを思いやるからだよねえ!

前作みたいにエゴじゃないから。
自分さえよけりゃなんだってOKじゃないから…。涙

みんな誰かのためにって、自分より周りの人を思いやって
それで、いろんなすれ違いが起こって…もう愛らしい~。可愛らしい。

それでこっちは泣き笑い。

心温まる朝です…。
いろんなものに感謝したくなる素敵な朝です…ありがとう。

 

鈴さん、本当ならただの毒親だよねえ。
そうなのに、これがなんとも面白ろ可愛いくて…愛おしい!
まさにマジックですよね。
福田靖さんと松坂慶子さんの素晴らしさです。

 

福ちゃんは幼い頃からイギリス人の家庭教師をつけて英語の英才教育を受けていました。
お父さんがご健在の頃はお金持ち。
お父さんが亡くなられた後貧乏になっちゃったけど、母が高等女学校には行かせてくれたと。

この頃の学費ってどんなか分かりませんが、結構こういうお家って頑張って高等教育受けさせること多いですよね。
でも、実際学費出してるのは咲姉さんかなー??

これまでの生活ぶりが描かれてないから分からないけど、鈴さん内職とかもしてなさそうだなあ。公家のお姫様じゃないのに。武士の娘ならしそうだけど…してない?

まあ、それもどうでもいいやと許容できるほど、今井家の方々はチャーミング。

 

克子さんは、やっぱり二番目だから母を客観視できるところがありますねー。
自分もすでに母だし、冷静で咲さんより肝っ玉座ってる。
そして松下奈緒さん背が高いから…克子さんお方が長女に見えるなあっ!

いやいや、いいのよ。
それもいいのー。

それぞれのセリフやストーリーの流れにブレがないから。
皆の心が通い合っていて、それがただただ心地よいから。
細かいこといちいち言わないわ。

咲さん、昨日と今日は、静かに思い詰める姿ばかりでセリフは少なかったし。
それに対して克子さんが饒舌だったから克子さんのキャラが色濃く焼きついただけだろうし。
今後、優しく物静かだけど、芯が強く頑固者の長女気質を見せてくるのでしょう。

 

立花さんは、可知谷さんという男性が訪れて、会社を共同開発しようと提案。
可知谷さん、立花さんが苦手な営業をやるって言ってきました。
立花さんの方も大きく動き出しそうです。

でもコレ、大丈夫なの?
ネタバレ見てないので知りませんが、騙されてない?大丈夫?
津曲じゃないよねえ?
有田じゃなくて愛之助だもんね??
夜逃げしないよねえ???

前作のトラウマか、新しい人が投入されると、いちいち何か裏があるんじゃないか?騙されるんじゃないか?と必要以上にビクビクするクセが付いちゃって…。

思ってる以上に前作のトラウマが強いなあと痛感します。

 

福ちゃんは、フロント係に抜擢されました。
才色兼備の保科さんの推薦を受け。
英語が堪能だからということで。

ええ???

ナナコロビヤオキは、福ちゃん英語堪能だから電話交換士になったのかあ!
ホテル就職できたのかあ!
と思ってました。
電話交換士もすごい花形なんじゃないかと思ってた。
英語を武器にホテルの電話交換士の試験を受けて見事採用されたのかと…

ま、いいや。
大丈夫! 許容範囲です。
話し楽しいから、このくらい全然OK!

 

そして心が震えたのはこのやりとり
「フロント係はべっぴんさんやないとダメなのでは?」
と戸惑う福ちゃんに、
支配人大前田さんは、朗らかに
「べっぴんにもいろいろあるからねえ」
そして美しい保科さんが温かい笑顔で
「あなたの笑顔は、とっても素敵よ」
…このやりとり、本当に素敵で!!!

宝石のような美しい言葉のやりとりだわ…ってウルウル。

前回で、サイコパスな行為を散々見せつけられ、
見てくれや名声だけが全てという価値観を唱え続けられたための
心の傷は相当深いみたいで…
なんだかもう、涙もろくてさぁ。

 

克子さんの子どもたちも本気でカワイイ!
お洋服も、品が良くてとてもカワイイ。
涙が出ちゃうくらいカワイイ!

澄んだ瞳の、つぶらな目目でまっすぐに見つめて、
のびのびしてるけど、きちんとお行儀よく座っちゃって、素直で…(;_:)
なんて可愛らしいんでしょう!って、
見てるだけでウルウルきちゃう…(;_:)

克子さん、さすが鈴さんの娘、武士の孫。
きちんと子育てしてらっしゃるわ。

梟町出身の、鈴愛さんとは大違い。
あのママ、やっぱりヤバいわよ。

これまで、かんちゃん見てたからこの三人のお子ちゃまの、純粋無垢な姿そのものが心の琴線に触れちゃって…それだけで涙よ。

花野のことも、最終的には同情してはいたんだけどね…スケートもいじめもほっぽらかしにされてたからさあ。
でもこの三人見てると「やっぱりこっちの方がカワイイー!」、「かんちゃん、やっぱりヘンな子だったー」っと本音爆発。

 

んで、最後に福ちゃんから鈴さんへ心からのメッセージ。
母への感謝の思いを素直に伝えてるもんね。
きちんとお母さんに恩返ししますって言うもんね。
倍にして返すなんてウソつかないもんね。
たかったまま、なし崩しにしないもんね…。

そして、姉咲さんのことを思いやる一心で。
謙虚さ素直さ溢れる、美しい言葉たち。

その一言、一言を聞いてるだけで、ウルウル…ジーーーン。
この心の刺さり方、すごいです。

なんだろうねえ?
別にポエムでも、こねくりまわした言葉でも何でもないのに。
ただ普通の言葉で言ってるだけなのに…何でこんなに心に響く?

前回のうわっ滑りな、ポエムとは全然違う。
神? 空から降る? 言葉デザイン?なセリフとは大違い…。

この違いは、人が描けてるからなんでしょうね。
きちんと魂を吹き込まれた登場人物が、心から溢れる思いを口にしてるからなんでしょう。

そう、ドラマのセリフって、これだよ。

 

そして福子の言葉に心動かされた鈴さんは、
「武士の娘に二言は無い!」の復活だし。

ツナ缶むさぼってた人が、またかくしゃくとした姿に復活!
カッコいいけどツナ缶がチラついて、だから面白カワイイ。

 

そして、全員で喜びハグし合います。

鈴さん、福ちゃん、咲さん、克子、お子ちゃま達…。
可憐で可愛い昭和レトロな装いで、
愛らしくて、素敵な方達が、お互いを思いやって抱き合う…
なんて美しいこと…!

そうだよ、これぞ感動のハグよ!

本当に美しい、心も装いも昭和レトロの美しさが再現されて本当に素敵。
上質の絵本を見ているみたい。

そうよねー
なんか今井家の雰囲気って『若草物語』の心の美しさっていうのかなあ、
あんな素敵な心温まる雰囲気を思い出すわ。

和室でスカートで崩し気味の正座で三姉妹の姿が本当に愛らしいこと!