NHK朝ドラ『まんぷく』感想 第149回(第26週) 「行きましょう!二人で」 鈴さん生前葬開催。赤津キタ―!

『まんぷく』第149回 ( 3月28日)あらすじ

※ネタバレ含みます。

鈴は自分の生前葬をしたいと言い出した。
鈴は先日の病気を経験し、人間いつ死ぬか分からないとつくづく思ったと言う。
ある日ポックリ言ってしまったら皆にありがとうを言えないままになってしまう。
生きているうちに葬式を挙げて皆に感謝の気持ちを伝えたいと鈴は考えた。
鈴は図書館で生前葬のことを調べて来るほど生前葬に熱心。

そんな鈴の提案に、渋い顔をする福子と萬平だが
幸は即座に賛成。
源も賛成。

 

そして鈴の生前葬が立花家にて取り行われた。
立花、香田家をはじめ、鈴にゆかりのある人物が参列。

棺の中に横たわる鈴に、皆が少々戸惑いながらも葬儀が始まる。

そして弔問客からの弔辞。
トップバッターは世良。
「いつもお母さんは、僕のことを胡散臭いと言ってましたが、その言葉の裏に深い愛情を感じていました…」
などと世良は胡散臭く鈴のことを褒めそやしまくり。
萬平さんにも
「本当に?」
と突っ込まれる始末。

 

続いて、敏ちゃん、ハナちゃん…鈴さんにゆかりのある人々が次々と弔辞を。
赤津も登場!

 

鈴はそれぞれが弔辞を読み終わる度に、起き上がり、
「ありがとう」
と笑顔で挨拶。

 

皆の弔辞が終わり、葬儀を締めくくろうというところで、
鈴が、普通のお葬式じゃないからいいと
克子と福子の弔辞も聞きたいとリクエスト。

 

克子は武士の娘って言ってる人がお葬式をしたいなんてと言いながらも
「生前葬は案外よかったのかも。
これが本物のお葬式やったら私はきっと泣いてばかりで何も言えなかった。
歳を取れば取るほど自分はお母さんに似て来たと実感する…。
私は、やっぱりお母さんの娘でよかった。
ありがとう。お母さん」
と涙。

 

福子は咲の遺影を持って咲と共に挨拶
「お母さんは咲姉のことが大好きで、すごく頼りにしていた。
だから私はなんとか咲姉ちゃんの代わりを務めようと頑張ったけど
やっぱりそれはできなかった。
お母さんに心配かけてばっかりだった。
お母さんを一番困らせたのは、
萬平さんと結婚したいと言い出した時のこと。
でも最終的には萬平さんとの結婚を許してくれて感謝している。
その後もお母さんを苦労かけてばっかり…。
でも、なんやかんや言いながらいつもそばにいてくれた。
心から感謝しています…」
とこれまでのことを思い出しながら、
心からの感謝の言葉を涙ながらに述べた。
棺の中で言葉を聞いていた鈴も顔をくちゃくちゃにして号泣。

 

最後に鈴が
「今日は本当によかった。集まってくれた皆さんに心から感謝します」
と挨拶すると、
「僕にも一言言わせてください」
と萬平が。
「福子がお母さんに苦労ばかりかけたと言いましたが、それば全部僕のせいです。
でもまだこれからも何が起こるか分かりません」
と注意勧告(笑)。
「でも大丈夫。
僕には信頼できる仲間がいます。家族、親族、友人、そして福子が。
お母さんには福子を産んでくれたこと。
そして福子と野結婚を許して倉田ことに感謝します」
と萬平は爽やかな笑顔で挨拶。
鈴は「はい!」と笑顔で返事。

笑い声に包まれ締めくくら和やかに取り行われた生前葬だった。

 

 

『まんぷく』第149回( 3月28日)感想

 

今日は鈴さんの生前葬。
生前葬のみで15分。
ラスト3回だというのに贅沢な使い方~。
鈴さんへのリスペクトですかね。

というか、今日の回を見ていて
これはドラマそのものの生前葬でもあるってことねとも思いました…涙。

最終回を前に、これまでを振り返る。
大体のドラマでは最終回にお約束のように回想シーンとして
過去のエピソード、名シーンをダイジェストして映像効果で振り返りますが、
今ドラマでは登場人物の「生前葬」という形で、
芝居で見せて総括したんだなあと。
新しい手法ですね。
とはいえ生前葬って特殊パターンだから、なかなか他では真似できないと思うけどね。

 

ところで、前作では中盤でヒロインの結婚式という形で似たようなことをしてましたが
あれはつくづくグダグダで見られたもんじゃなかったねー。
アドリブ強要だったらしいから演ってる側に同情ですが。

 

生前葬をやると言ったら、
途端に外まで全てバッチリ葬式セット、祭壇にお花も沢山、
まんまお葬式のでお坊さんまで呼んで読経してもらって…
これはお金が掛かっている!
さすが会社社長じゃなければこんなことできないなあーと
立花家の財力に感心しながら見てしまいましたー(笑)

生前葬、やりたいと思ってもお金持ちじゃなきゃできないものなんだあって。
私は元々やろうとも思いませんけどね…。

 

そして期待した通り赤津来ましたー!
ああーよかったよお!
最後に会えたねえ。
赤津、手を怪我?骨折?
どんな設定なんだろーか?
それが知りたいー。
そして贅沢を贅沢を言えば、ちょっとしたエピソード付きで見たかったわ。
もっと鈴さんとの掛け合いを…!
時間なさすぎでムリか。

 

克子姉さん、福ちゃんの二人の言葉はじんと来るものがありました。
克子姉さんの弔辞は、克子姉さんらしく、サッパリした中にも涙。
克子姉さん、忠彦さんとの結婚を反対されて、それ以前もきっとすごーく反抗したんだろうし。克子姉さんなりのお母さんの思いを感じたわ。

そして福ちゃんもねー。
安藤さんポロポロ号泣してたねえ~。
独白の芝居で、ここまで見せるとは!
さすが安藤さんの力量だわねえと。

話の中で、
理事長時代だけはラクさせてあげられたけど…みたいに言ってましたが
やっぱり福ちゃんも実は理事長時代が一番よかったんかい?って
ねじ曲がって解釈しそうになっちゃったよwww

 

世良の一発目の弔辞も、もういかにも胡散臭くてねえ(笑)

 

ナナコロビヤオキ、今日の生前葬を見ながら、
これで刺激を受けて生前葬やる!って言い出す人が増えて生前葬ブームになったりして…
なんて思いながら見てましたが
世良の弔辞を聞きながら
もしや一般庶民が生前葬やったりしたら、
よほど人格者じゃない限り、
「オレを礼賛しろ」
って会になるケースも多いだろうな…と心配になった(笑)
それでかえって揉め事勃発しちゃったりしてね。

呼ばれた、呼ばれない問題もあるだろうし。
褒めてくれー!ってタイプの方が積極的に生前葬やりそうだしなあ。とか。

こっちはもう会いたくもない、キライだから疎遠にしてたのに
生前葬に呼ばれたらどーすんだろ??
断れるものなのか?
義理で出たとしたら私、弔辞で何て言う?
とかいろいろ反芻しちゃいました…。
生前葬、実はいろいろと、悩ましいかも。

鈴さん、なんだかんだ言って可愛いし魅力的だから、
そして仲間が素敵だから和やかな生前葬になったんだなあ。

生前葬、定着したら定着したでまたいろいろ大変そう(笑)