『まんぷく』第150回 ( 3月29日)あらすじ
※ネタバレ含みます。
鈴の生前葬は、お互いの感謝を述べ合う場として感動的で笑顔溢れる会として終わった。
生前葬なんて、始めはどうなるかと思ったが、
思いの外素晴らしいものだったと萬平も福子も大満足。
幸や源は、鈴の口から生前葬と聞いた途端即座にOKしたが、
二人は生前葬がこういうものだと既に気づいていたのか??
と萬平は感心。
次の朝、朝食を食べながら家族でまんぷくヌードルの自動販売機の話題に。
すぐに食べられると言っても立ち食いなんて行儀が悪い、みっともない!
という鈴に対し、
幸や源は立ち食いに全く抵抗がないと言う。
福子はそのやりとりを見ながら、
実際に自分もヌードルを立って食べてみて恥ずかしかったこと、
それを近所の奥様方に見られてドン引きされたこと、
でもそれを見た若者たちは「進んでる」って褒めてくれたこと、
そして以前牧が年輩者は新しい物を受け入れられないと言っていたこと…
数々の気になる出来事が結びつき、
これまで何やらモヤモヤしていたものがパアッと晴れ、閃いた!
福子は、
立ち食いに抵抗のない世代、若者こそをターゲットにするべきだ!
これまでまんぷくヌードルが爆発的にヒットしなかったのは、
頭の凝り固まった大人に向けて販売していたからだと言い出した。
それを聞いた源は大学の学食に自動販売機を置くことを思い付く。
さらに萬平はちょうど手にしていた新聞の「歩行者天国」の見出しが目に入り
歩行者天国にまんぷくヌードルの店を出店することを思い付く。
このアイデアには世良も大賛成。
自分の出番がようやくできたと
世良は大々的な宣伝を仕掛け、歩行者天国での出店を取りつけた。
そして、いよいよ歩行者天国での出店を一週間前。
タカは歩行者天国での販売の手伝いをさせてほしいと神部にお願い。
タカはまんぷくラーメンのときは、
大介の出産直後で何も手伝えなかったのが残念だった。
「萬平や神部が皆で一生懸命作ったまんぷくラーメンを是非応援したい」
タカの気持ちに神部も感謝。お互い笑顔。
萬平と幸も、いつのまにか仲直り。
鈴の生前葬で皆の気持ちが優しくなったおかげ。
その夜、萬平は福子に、まんぷくラーメンの売上が軌道に乗ったら、しばらく仕事の休もうと考えていることを話した。
1ケ月でも2ケ月でも、福子と二人で旅行がしたい。
いろいろな国の麺を食べ歩く旅行がしたいと。
『まんぷく』第150回( 3月29日)感想
鈴さん、生前葬やれてよかったねえ~。
あんなに優しくやっちゃって(笑)
観音様~♪
鈴さん、かまってちゃんタイプだったからねえ。
主役になれて、皆が自分のお話しを聞いてくれるシチュエーションが作れて大満足だったのね。
で、それさえ叶えられればシンプルに喜んでくれて、
一層元気に、そして皆に優しくなれちゃう鈴さん、可愛い!素敵。
やっぱり愛されキャラだよおー鈴さん。涙
…ってことは、これまで皆が平気で鈴さんの言ってることスルーしちゃう感じも、
この生前葬を見越しての伏線なのか!
そして、時々イラッ、ウザッと思いながらも憎めない、
むしろ可愛いい♪と魅了し続けて
この度の生前葬にまで持ってきた松坂慶子さん!
その魅力ある演技、半年通して素晴らしかったんだわあ!
厳格、古臭い、ウザい、わがまま、でも母としての深い優しさがある
なんだかんだ最後には全てを受容してくれる、
意外と非常識なことも大丈夫な強さがある…
こんな特徴を見事に一人の人格として具現化されてたもんね!
そしてこの生前葬を鈴さんがするという、
鈴さん自身も固定概念をくつ返した!
忠彦さんに「シュールだなあ」と言わしめたしwww
ぶしむすと言いながらも
さすが、萬平さんや忠彦さんを好きになる娘たちの母なのねえと。
面白いー。
鈴さん、これまでの朝ドラの母親像とは一風違ってとっても面白いキャラだったんだわーとつくづく思い知りました。
福ちゃん、歩行者天国閃きました。
これまでの数々のエピソードが全て結びつき…!
歩き食べが恥ずかしい世代と恥ずかしくない世代があることに気付いた。
今以上に福ちゃんたち世代以上の人たちにとっては歩き食べはあるまじき行為だったのね。
それに対し、幸ちゃん世代、当時の団塊の世代にとっては
それはフリーダムの象徴し、最先端でありファッショナブルだったと。
でもヌードル食べ歩きはやっぱり不便。難しいぞ(笑)
だからヌードル食べ歩きは一時期のもので今はしないんだろうね。
もうすっかり世の中に浸透してそうまでする必要もないし。
強いぞヌードル。
幸ちゃんと萬平さんの仲直りは、いつのまにか、あっと言う間に解決。
今日の食事の会話、萬平さんがけしからん!ってまたバトル始まるかと思った。
ちょっと萬平さんと幸ちゃんの口ゲンカまた見たい気がしたんですがー(笑)
二人のケンカを福ちゃんが仲裁しながら、
あー!って閃いて、怒ってた萬平さんもそうかー!ってなるかと期待した、
それで若者世代がやることを頭ごなしに批判するのも良いことじゃないなって萬平さん気づくのを期待したけど…。
そんなやりとりの中で福ちゃんが気づいた方が、活き活きしていたかなぁと思う。
これだと、またまた福ちゃんが天才かのように気付いてしまったなあと見えたしね。
萬平さんが父親として、幸ちゃん達の考えをどう受け入れるか、その気付きを見たかった気もするし。
要するにやっつけっぽかったかなあ。
まあ時間ないからしょーがないかな。
もうちょっときちんと描写して欲しかったなあと言えば、タカちゃんも。
この前、神部が珍しく萬平さんのことを愚痴ったら、
ちょっと驚いて悲しそうな顔をしていました。
その表情から、あーあのタカちゃんの態度は、
神部にも萬平さんにも甘えてたんだなあ、
神部はもちろん萬平おじちゃんのことも大好きだからこその、
愛情の裏返しだったんだなあと解釈しましたが、
さらに今日は、歩行者天国での販売を手伝いたいと素直に言ってきた。
自分もまんぷくヌードルを応援したいと言ってきて、
それでこれまでのタカちゃんの様子に納得。
あータカちゃんの、神部に当たったり、仕事し過ぎーとグチっぽかったりした
これまでの態度は、
自分や家庭を顧みないということより、
自分もまんぷくヌードルに携わりたいのに!というイライラ感からだったんだ!と。
そうよねー大阪帝大出なんだし、身近な人がそんなに面白そうな仕事に携わってるのに
自分は参加できないんだもんね。
そりゃ悔しかろう。
これまでのタカの描写だと、鈴さんも克子さんもいるというのに
ただただ神部を束縛しようと拗ねているだけに見えたから
もう少し、タカちゃんの気持ちにフォーカスしたシーンがあればもしや…?と
タカの本音を予感して共感してあげられたかも。
もう少しタカちゃんの心の動きを詳しく見たかった気がするわー。
さて、明日はとうとう最終回ですね。
カップヌードル、歩行者天国でのプロモーションで注目を浴び、さらに浅間山荘事件で広く知られることになるそうですが、
浅間山荘事件は、さすがにぶっそうだから描かないのかな。
ヌードルが周知された出来事と言っても、そこには人の不幸もあったわけで。
朝ドラには不向きよね、確かに。
NHKだしね。
ということで、歩行者天国で、皆がまんぷくヌードルを販売する楽しい場面でのしめくくり~ということでしょうかね。
ハッピーな気分でお別れ。
福ちゃん、萬平さんらしい爽やかさで終わるのね…。
あ…そんあこと書きながら急に淋しくなって涙が出ちゃった…。
明日の最終回、キャストの皆さんの幸せそうな笑顔を楽しみに、
こちらも沢山の笑顔で見送りたいと思いますー。