『まんぷく』第38回( 11月13日)あらすじ
※ネタバレ含みます。
飲み屋で酔っ払いに絡まれた女性店員をかばってのことだったので特にお咎めは無し。
しかし、福子と萬平が迎えに行っても岡の機嫌は悪いまま。
恐らく給料が少なくてむしゃくしゃしているのだろうと福子と萬平は案ずる。
岡を神部は厳しく叱るが、塩軍団は神部に「リーダー面するな!」と反発。
皆の様子がギクシャクしている。
人を使うことの難しさを実感する萬平。
皆のストレスを少しでも和らげようと
福子は慰労会を開催することを提案。
さっそく立花塩業の慰労会が開催された。
タカちゃんはハーモニカを演奏。
一同「これが慰労会?」ときょとん。
福子は、リンゴの唄を英語バージョンで。
「日本語だったら一緒に歌えるのに」
…と一同若干引き気味だが、福ちゃんは全く気付かず楽しく熱唱。
鈴は、国定忠治。
鈴の熱演にセリフを一緒に言い出す者も出てきて大盛況。
拍手喝采。
そして最後は萬平。
一人ではムリだと言うので福子と夫婦漫才。
「立花塩業の皆さん、立ち話もなんですから、座…あーっ、もう座っとるなあ!」
…チーン。
そしてネタは“名犬珍犬展覧会”でチャウチャウ犬の話。
「これ漫才ですか?」
「オチが見えんなオチが…」
と、痛々しいほどに下手な萬平の演技に失笑の塩軍団。
福ちゃんの
「あ!向こうから来る犬、あれチャウチャウちゃう?」
に萬平さんが
「ちゃうちゃう!チャウチャウちゃうーっ!」
と、突然のオチ!
「なんやそれー!」
と突っ込みを受けながらも萬平さんのド下手ぶりに塩軍団は大ウケ。
岡にも笑いが。
塩軍団は社長ファミリーが自分たちを気遣ってくれていることがよく分かったと
塩軍団の空気も和やかなものに入れ換わった。
そして明日からもまた仕事を頑張ろうと誓い合う。
どうにか慰労会は大成功に終わったが、これで問題が解決されたわけではない。
翌朝、立花製塩に電話のベルが鳴り響いた…。
『まんぷく』第38回( 11月13日)感想
塩軍団の慰労会。
そして視聴者の私らも労っていただきました~。
このドラマは、暗い話があっても、笑いの息抜きが入るからいいわ。
慰労会は楽しかったです。
楽しい劇中劇を見せてもらえました~。
いやあ皆さんさすが一流の俳優さんたちね。
こんな人たちの芸を見せてもらえるなんて、
塩軍団、ぜいたくよ。
タカちゃんは、可愛いねえ。
本当に12,3歳に見えます。
小柄だからでもあるけどすごいわー。
ハーモニカなんて、確かに塩軍団には通じないわなあと思いますが、
タカちゃんの年頃の子どもなら“学芸会”と同じことだもんね。
「上手上手~♪」
ってタカちゃんのハモニカ演奏に見入る鈴さんの姿は、
優しくて可愛いおばあちゃまだなあ~って微笑ましい。
福ちゃんは、リンゴの唄をただ歌うだけじゃ芸がないからって英語で。
英語、戦争が終わって久々に使えるってことよねえ。
塩軍団の皆さま、「奥様英語話せるんだぁ」って感心してたけど、
塩軍団は英語とかまともに勉強できてる人は少なさそうだし、
戦争中は使用禁止で、戦争終わったら途端に「ギブミーチョコレート」だし、
今の時代とは違って英語に対していろいろな思いがあるだろうなあ。
単純に「すごいねえ!」ではないんだろうなあ。
でも塩軍団、福ちゃんの英語に感心しつつ、「日本語の方が一緒に歌えるのに」がカワイイ。
そりゃ、ごもっとも!
そして、全然空気に気付かずニコニコと振り付きで歌う福ちゃん!爆
このKYぶりも可愛くて好きよー。
福ちゃん、女学校時代も毎日ちりめんじゃこのお弁当でも「おかげで骨は丈夫なの~」と、
見栄も張らないし、周りを見て委縮しないタイプ。
だから敏子ちゃんとハナちゃんは福ちゃんが大好き、仲良くできると言ってましたよね。
そういうキャラだから、的外れでも気付かずに平気で堂々と歌っちゃうんだろうなあ。
で、結果的に笑いを取る人。
そういう不思議な呑気さ、大らかさって経営者の妻に向いてますよね。
そして、ぶしむす鈴さんは、国定忠治!
普段はわがままお母さんだけど、こうして決めるとこは決めてくれるのよね!
塩軍団も鈴さんには逆らえないってなってるし。
それで国定忠治で盛り上がったら、もう塩軍団のハートわしづかみじゃない!!
ちなみに当時国定忠治って流行ってたの??
ちょっとそこらへん分からないけど…。
しかし、松坂慶子さん時代劇にいくつも出演されているだけあって芸達者!
すごいですー!
松坂さんがいるおかげで、ドラマ全体も締まるし深みが増すし。
この劇中劇も、ただの芸の披露会じゃなく見ごたえあるものに!
そしてユーモアもあってね。
面白かったり毒だったりするけど、カワイイってキーワードでふんわり上品に納まっちゃう感じが松坂慶子さんしかできない良さですよねえ!
鈴さん、最近は最も常識人で、このドラマの暴走を食い止めてくれる人としてナナコロビヤオキはすっかり頼りにして見ちゃってますが、さらにこんな見どころまで!
…しかし、刀は相変わらずすりこぎ!爆
もう鈴さん大好き!
ナナコロビヤオキの中で今鈴さんの人気がウナギ登り中です!
そして、萬平さんと福ちゃんの夫婦漫才。
萬平さんがガクブルに緊張しながら痛々しい演技をする姿がカワイイー!
「ちゃうちゃうちゃうちゃう!」
もカワイイー!
必死さがカワイイー!
この必死な完全素人の演技を、ただのド下手演技でなくキュートに演じられるハセヒロさんの演技力にも感心よ。
こういう劇中劇、いかにも素人内容の劇中劇、下手するとダラダラになっちゃうところですが、素人下手演技ぶりにもクスクスってなる笑いポイントをきちんと押さえてあって!
おかげで素人だからこそ面白いと思う感じ、知ってる人が演ってるからこその面白ろさがよく伝わります。きめ細やかな演出の賜物ですね。
終わった後、「疲れたー」「なんで私がこんなことまでしなきゃならないのぉ~?」って拗ねてる鈴さん。
あんなに乗って演技してたのにさぁ~!爆
相変わらずだあと、鈴さんまたまた可愛くてー。
もう鈴さんのわがままには、いつのまにか「面倒くさい」じゃなくて、「カワイイー!」、「もっと言ってー!」っとなっちゃってるナナコロビヤオキです。
そんな「疲れた~!」って言ってる鈴さんに、萬平さんが敏感に反応!
「お母さんはいいじゃないですか!受けてたんだからっ!」
って結構マジギレしてたのも面白ろ可愛かった。
結構この萬平さんと鈴さんのやりとり、デコボコで面白いですよね。
なんだかんだいって合ってるんだよね、この二人。
さすが福ちゃんの母。
今日は楽しく見られましたが、昨日投じられた問題は全く解決されているワケではなく…
明日はまた大きく動くのでしょうね。
あの電話は何なんだろう?
世良の悪事に気付くきっかけとなる何か?
昨日ナナコロビヤオキは平気で世良に塩を預けちゃう萬平さんと福ちゃんが腑に落ちなかったです。
あれはさすがに、どんなに経営に無頓着だとしても矛盾だよね。
仕事熱心な萬平さんなら初の成果はいかなるものか、自分の目で確かめるはす。
そこのところは今日が楽しかったからとはいえ、見逃してないよ。
あれはちょっとドラマ作り的に甘かったと思いますが、
もうやってしまったことだから仕方のないとして、
萬平さんと福子の呑気すぎる部分として、きちんと追及して欲しいですよね。
反省させて欲しいですね。
今日の慰労会で、福ちゃんと萬平さんの、優しさや思いやりを描いてそのまま一緒くたにしないでよ。
ただのキレイ事、二人は清廉潔白な善人ということでは片付けないでね、と思います。
福ちゃんの素直さ、萬平さんの人を疑わない心は、経営者としては時として従業員を危険に晒すかもしれないこと、そういった悪にもつながるということも、後々描いて欲しいです。
福田さんなら書いて下さるでしょうと期待しています。
ホント、可知谷さん、こんな萬平さんと仕事して一人で経営を一手に担い、2年間であそこまで成長させたなんて!すごい経営手腕を持ってたんだわー。
考えたら、萬平さん、福ちゃんのことも可知谷への断りなしに福ちゃんを仕事場に連れてきたり、世良も言われるがままに招き入れて根菜裁断機見せてたもんね。
可知谷さんとしては、萬平さんが社外秘を平気で話したり、すっとぼけたこと常々してくれてイライラ、ハラハラ、ストレスだったろうなあ…。
可知谷さん、よかったらまた一緒に仕事しようよーっ!