NHK朝ドラ『まんぷく』感想 第73回(第13週)「生きてさえいれば」 三田村会長、逝く。

『まんぷく』第73回( 12月24日)あらすじ

※ネタバレ含みます。

昭和24年1月。
福子と鈴は泉大津の家を引き払い、克子姉の家に身を寄せていた。

福子は臨月の体で東京に向かい東と共に萬平の元へ。
どうにか会社を畳み追徴課税を回避、
従業員たちも無事に再就職させたことを萬平に報告。

 

福子は予定日通りなら予定日は一週間後。
萬平は子どもの名前を決めてあると話した。

男の子だったら太(ふとし)。
男ならやはり力強く生きて欲しい。
それとお世話になった東太一先生から一文字貰いたい。
もし女の子だったら幸(さち)。
福子と合わせて「幸福」。
二人一緒に幸福になって欲しい。

金網の格子を挟みながらも
ひとときの和やかな時間。

 

福子と東は大阪に戻り三田村会長にお礼と挨拶に病院へ。
「生きてさえいれば希望はある」
「負けるなよ」
「最後まで萬平を支えられるのは福ちゃんだけだ」
「どんなことがあっても笑ろうてなさいよ」
と三田村会長は笑顔で福子を励ました。

三田村さんが息を引き取ったのはその三日後だった

 

『まんぷく』第73回( 12月24日)感想

今日はクリスマスイブですね~。

我が家では子どもらが徐々に冬休み。
でも部活がある日があったり、クリスマス会やら冬期講習やら
それぞれバラバラのイレギュラーな予定でバタバタ、把握するのも大変!

ナナコロビヤオキも実は新しいお仕事を一つ始めようというところで、不安や緊張も錯綜。
ありがたくはあるけど、よりによってそんな落ち着かない時期が年末…トホホ。
今日はお料理頑張んなきゃだし。
その一方でパパさんはすでに休みに入り、のんびり…。

そんな落ち着かない毎日なので、朝ドラくらいは楽しく…と行きたいところですが、
こっちも年末ギリギリまで辛そうですねえー!
しかも年明けまで引きずりそう…涙。

やっぱり、年末は穏やかで楽しい気分で終わりたかったかも…。
最後の日に少しは救われるんでしょうけど(これだけはよろしくお願いしたいわ!)
最後の日にやっとハッピーエンドじゃなくて、
この一週間楽しいモードにしてほしかったなあ。

 

今日は週の冒頭ということもあり、ストーリーに特別な起伏はなく、
会社を無事に畳んだってことを諸氏に報告で終わり。
しかたないかもしれないけど、ちょっとのっぺりーとした印象も。

萬平さんとのシーンも網格子を挟んでだから動きが無い会話シーンになっちゃうし、
三田村会長も病床に伏しているわけだし…。
仕方ないとは言っても少々退屈してしまいました。

 

東京財務局の局長ってどこかで見たことある…と思ってたら
ブティック今野だったのね!?
しかもピンクの電話のぽっちゃりのみやちゃん、竹内郁子さんの旦那様だそうですね。
そう、疎開先で世話になった萬平さんの従姉の旦那様!

ってことは、萬平さんとは親戚になるんじゃない!
だったら、ちょっとは大目に見てあげてよ…(リアルとドラマ混ぜ混ぜ…)

京財務局、日本人なのにGHQに加担するようなことするっ!?
少しは守ろうとしてよと思ってましたが、
GHQからそんなノルマが課せられていたのですか…。

 

これまでナナコロビヤオキが学校で歴史を勉強した認識では、
GHQは日本に対して良心的だったというイメージでした。
それは戦後の学校教育の賜物ですかね。

GHQのおかげで天皇は象徴という形で失脚させられずに済み、
日本の独立国家として守られたと単純に思っていました…
財閥解体も、農地改革も今後の日本を思ってという意味合いが強いと思っていましたが…
それだけじゃなかったのね。
日本が経済力をつけないように出る杭は打つということもしていたのか。
日本再生をサポートする名目で、実はこっちの意味合い方が強かったりして。

 

福ちゃんは、萬平さんに会社を畳んだこと、塩軍団も無事に見送ったことを報告。
泉大津の皆さんにもきちんと挨拶してましたね。
ハナちゃん夫妻にもきちんと挨拶。
そこは礼儀正しくてよかった。

…しかし、先週三田村会長に萬平さんの逮捕や会社を畳むことを何の報告もしていなかったことは、やっぱり福ちゃんのキャラからはやはり矛盾ねえ。
三田村会長の会社が代替わりをしたことも知らなかったということは…盆暮れの付け届けもしてなかったってことかい?と、これについては未だにちょっと疑問―。

 

そして三田村会長は今日で終わり。
年内で橋爪功さんの出番終わり。
さみしー。
これまで、とても太刀打ちできない権威と戦う時も、お金の問題も、
三田村会長が出てくれば一発OKで水戸黄門みたいに全て解決だったのに。

そんな存在がいなくなっちゃうのに、これからの方がもーーーっと大変なんだよね…。
最後の週なのに大きな不安が…。

 

世良はやはり三田村会長のところに足しげく通っている様子。
やっぱり福ちゃんより全然義理堅いなあ!

その世良は、
「東京財務局が素直に引き下がるとは思わない」
と言ってました。
東弁護士は
「なくなってしまった会社からお金は取れない」
と、この件はキレイに解決したと警戒していない様子でしたが。
世良は
「決まりなんてあってないようなもんや」
と気を許してはいなかった…。
さすが世良さん。

東弁護士も超優秀なエリートだけど、
エリートだからこそこういった泥臭いことまで頭が回らないのよね。
三田村会長が、東弁護士も一生懸命やってくれてると思うけど…
って言ってたのはそこら辺の不安よね。

それに対してこういうとこ、ホント世良がいてくれると心強い!
東弁護士は机上の人、それに対して世良様は現実に生きる人なのよね。
現実に生きると言ってもそれで諦めるのではなく力強く現実を乗り越えて行く人…。
「世良さん」じゃなくて「世良様」と呼ばせて頂きたくなってきました!(笑)

そして今週は世良様の予感的中で、東京財務局は克子姉さんちにまで来るのか。

リアルでも今週はバタバタ落ち着きませんが、
ドラマでも本気で大変なんだぁ…辛っ!

 

ところで、真一さんはどこに行ったのでしょう?
真一さんは無事に再就職できてる!?
それがすごーーーく心配!
福ちゃん、
真一さんにはすごく支えてもらってるんだから
福ちゃんも真一さんのフォローをきちんとしてあげてっ!