『まんぷく』第97回( 1月26日)あらすじ
※ネタバレ含みます。
源と幸がいじめられていると聞いた萬平は、
「美味しく手軽に食べられるラーメン」
の開発を必ず実現しようと邁進。
役に立ちそうな本を図書館から次々と借りてきて読み込んだり、
毎日ラーメン屋や屋台に通いラーメンを食べては研究。
外食費は立花家にとって痛い出費だったが、
福子が白薔薇で働き、家計を切り詰めることでどうにかやりくり。
萬平はスープのだしは何にしようかと思案。
いろいろな店を周ると、店によってだしはそれぞれ。
九州出身の店主の屋台では、とんこつを使っていた！
福子は鳥ガラを使うのはどうかと提案。
源は鶏を絞めているところを見て以来、
鶏肉が食べられなくなってしまったが、
鶏だしなら美味しく食べられると。
さっそく萬平は鶏がらを入手。
しかしラーメンのだしにするにはイマイチ物足りない。
ごま油を入れてみる？
そして麺は乾麵にしてみる。
麺の太さがラーメンに近いスパゲティの麺を使って実験してみることに。
白薔薇のマスターアキラさんにゴマ油やら、
スパゲティやらを分けてもらって萬平は思考錯誤を重ねた。
しかし出来上がった試作品は…まずくてどうにも食べられない。
変わりのご飯を作ろうと台所に立った福子が
とろろ昆布にお湯を注いでいるのを見て
萬平はあることを閃く。
作りたいのはコレだ！
「お湯をかけてできるラーメンだ！」
麺にあらかじめ味をつけて湯を注ぐだけででき上がるラーメンを作ればいい！
と萬平は言うが
福子にはさっぱり理解ができない。
そこで、萬平は香田家に出向きプレゼン。
しかし、やはり香田家も全員意味が分からずぽかーん。
しかし、福子はこれだけ皆が分からないってことは
「世の中の誰もまだできていないこと！」
と萬平を励ます。
忠彦がまずは、名前をつけて欲しいと言い出した。
中身は具体的に理解できないが、名前がつけばイメージしやすいし会話もしやすいと。
皆、アイデアを出し合うが…
鈴の「即席ラーメン」が採用。
萬平が開発するのは「即席ラーメン！」
白薔薇で世良にも今に見ていろと啖呵を切った福子は、
意気揚々と帰宅すると、萬平は裏庭に。
萬平は裏庭に研究所を作ると材木を買い込んでいた！
『まんぷく』第97回( 1月26日)感想
それは、今日の内容以前に
昨日の源ちゃん幸ちゃんのいじめの件が引っかかっちゃって…。
やっぱりあれだけで簡単に済まされて終わりなのかなあ？
あれでは福ちゃんが正論言って、二人を黙らせただけなんだけどな…。
源ちゃん、幸ちゃん、ラーメンの試作品を食べさせられて
笑顔で批評していましたが、
…その影で、学校ではいじめられ続けてるんでしょ？
福ちゃんにあんなこと言われちゃったから
もう何も言えなくなっちゃって頑張って笑顔…！？
と、そっちの方が気がかりで気がかりで…涙。
福ちゃんは萬平さんのサポートに夢中でラーメン、ラーメンって楽しそうだし。
源ちゃん、幸ちゃんの悩みなんてそっちのけ、
臭いものには蓋？
親として何にも傷ついたり悩んだりもしないの！？
と、ただただ萬平さんチヤホヤの福ちゃんに共感できず…。
ナレーションでは
萬平さんが研究に没頭しているのは、
源ちゃん幸ちゃんががいじめられていることを聞いて
絶対に成功させると誓ったからみたいなことを
暗示的に言われてましたが…
それであとは視聴者の脳内補完に頼るだけというのも…ねえ。
まっすぐでマッドな萬平さん、
研究第一ではあるけど、
愛する者が傷つけられた時は激昂するタイプだと思うけどね。
まっすぐな性格だからこそ！
福ちゃんラブで夢中になってた頃ってまさにそうだったじゃん。
それと同じように源ちゃん幸ちゃんのことを第一に考えると思うし、
川に電気流したときみたいに、
何があっても曲げない！謝らない！って頑固さで
こういったトラブルのときは、常軌を逸するほど怒るのではないかと…。
この源ちゃん幸さんのいじめ方問題、
ツイッターでも賛否両論すごいですね～。
ナナコロビヤオキも納得できなかった一人ですが、
ツイッターでの議論の争点は、
「あの時代でいじめはどう扱われていたか」
ということになっちゃってるみたいですが…。
でもこれ、ただの見せ方の問題かと思います～。
シーンチェンジもなしに、
福ちゃんにセリフだけで即行言わせて終わらせただけだから。
源ちゃんと幸ちゃんの涙ながらの訴えを
正論で封じ込めたって状態になっちゃって
子供の気持ちを受けとめない、
冷たいお母さんになっちゃった…。
「気にするな」
と言葉では言っても、
母も傷ついて動揺してたり、
二人を心配している様子があれがよかったんだけど…。
昔の親はいじめに取り合わなかったとしても
陰ながら心配して見守ってたと思うよ。
なのに今日になったら
あんなに深刻なことすっかり忘れて楽しくラーメンだったから…。
人のシナリオをいじって意見するのはやるべきことではないと思ってるので
あまりやりたくないのですが…、
これ、やるなら子供のいじめ問題というよりも、
萬平と福子が世間の冷たい視線を自覚したというエピソードに持って行けばよかったのにねと思います。
萬平さんが、激昂して相手の家に談判しに行くと
逆に相手の親に、信用組合の取りつけ騒ぎのときに迷惑掛けられたとかって
散々嫌味言われちゃって
萬平さんもさすがに言い返せなくなっちゃうとか。
それで萬平さんも福ちゃんも、
世間が自分たちのことを冷ややかな目で見ていることを実感するとか…。
福ちゃんは、悔しい気持ちを抱えながらも
源ちゃん、幸ちゃんを再度抱きしめて慰めて、
源ちゃん、幸ちゃんにお父さんは実はすごい人なんだってことを説明して、
一緒に「今に見ていろ！」って思って毅然としていよう
親子で頑張ろうと励ませばよかったんじゃないかなあ。
親子で一緒に頑張るって姿を見せればよかったかな…。
これを丁寧に描く描く時間も手間もかけられないなら、
こんな案件にやたらに手を出さなければいいのに…と思います。
尺が足りないと言うなら、
それこそ史実通りに源ちゃんをぶっ飛んだキャラにしちゃったらよかったとも。
引っ越ししてから、福ちゃんは子供がいじめられないか常に心配しているけど、
源ちゃんが豪快過ぎて、いじめっこがいじめようもない
って状況をコミカルに描けばよかった。
そしたら福ちゃんと共にこっちもホッとして見られたわ。
まあ、この件は時間を置いて回収されるのかもしれませんが。
まだその希望は残しておきたいですが…。
それにしても、
親として動揺する福ちゃんと萬平さんをきちんと描いてほしかったなあとは思いましたね。
あれだけひどい怪我させられて帰って来たんだから。
事情が事情だし、昔はあるある～で済まされるレベルを越えてると思いますから。
萬平さんが、スープのだしと麺を考える図も…
福ちゃんと萬平さんの二人で完結し過ぎなためか？
テンポがあまり感じられずにダラダラしちゃった感も…。
でもこのいじめ件が気になってるせいもありますね、やっぱり。
アレが無かったら、もっと素直に楽しんで見てたかも。
萬平さんの研究、
お料理なんだから、福ちゃんだけでなく、
鈴さんとか克子さんとか身近な主婦のご意見をもっと聞けばいいのに。
そして白薔薇マスターを巻き込めばいいのにとも。
そう！前々から気になってたんだけど、なんで萬平さんは白薔薇には現れない？
今日ごま油とか分けてもらう時に萬平さんが直接来てもいいのにと思っちゃいまいした。
萬平さんがアキラさんと絡めば、
面白いお芝居が見られると思うんだけどー。
あと、気になるのは福ちゃんが盲信的に萬平さん擁護派であること。
最初にできた試作品、子どもたちがまずいって言うのをたしなめたり。
最終的には福ちゃんもまずい、食べられないってなるけど、
福ちゃんギリギリまで美味しいと言おうとしてたよねえ？
あれは、一緒に開発しているつもりなら、そうじゃないんじゃない？
前にダネイホンを試食していたときも違和感でしたが…。
成功させるために試作して味見してるんだから感想は正直に言わないと！
商品として成立するか、
より良くするためには何が必要かを冷静に分析しようして
臨むと思うので、
まずいものはまずいと敢えて言うと思うけどなあ…。
むしろ、美味しくてももっと良くならないかと真剣に考えるから
なかなか褒めて終わりにはできないものよ～。
即席ラーメンの命名は…鈴さんでした。
「即席ラーメン」
ナナコロビヤオキも、幼少期の頃は即席ラーメンって言ってたあ！
懐かしい！
鈴さんが、美味しい役を持って言ったわね(笑)
鈴さん、このくらい手柄がないとただのブーたれ役で報われないからよかったです。
史実では鈴さんも開発のお手伝いしたと見受けましたが、
どこから参戦するのでしょうか？
是非参加して欲しいなあと思います。
来週の予告では塩メン！岡さん森本さんが！背広姿の二人が…！
ラーメン開発がいよいよ佳境い入って行くのかな？
そして忠彦さんネタは…壇密か！
ラーメン開発はこれからが佳境。
どう広がって行くのは楽しみに見たいと思いますが、
いじめも収集つけて欲しいわー！
頼みます…(;_:)