NHK朝ドラ『まんぷく』感想 第135(第24週) 「見守るしかない」 鈴さん「幸ちゃんがたぶらかされる~!」恋愛経験ゼロの名木は泣き!爆

『まんぷく』第135 ( 3月12日)あらすじ

※ネタバレ含みます。

門の前でハグするレオナルドと幸。
それを目撃した鈴は大ショック。
さっそく鈴は福子に告げ口。

福子は幸に探りを入れるが、
「ただの友達」
と答えるだけ。
真相は分からず…。

 

一方まんぷくヌードルの開発は難航。
粉末のスープがダマにならないようにするのがなかなか難しい。
さらに仕上がってきた容器の試作品は強い刺激臭が。
これは食品を入れる容器にはありえない大問題。

相変わらずまんぷくヌードルの開発に否定的な世良は、ほら見たことかの態度。
萬平は日本の生活習慣を変える発明を絶対成し遂げる!と声を荒げる。

これから夏に向かいまんぷくラーメンの売上が半分に落ちる。
その時期に向けてどうにかまんぷくヌードルを商品化しないと…!!

 

鈴は香田家に行っても、幸が抱き合っていたと騒ぎ立て、
「接吻していたかも…!」
とまで妄想。
今の若者の感覚はどうか聞いてみようと名木に尋ねるが、
名木は、自分が恋愛経験がないから全く分からない、
「これじゃあ芸術家としてダメなんじゃないでしょうかー!」
と、またまた自分を悲観して泣き。

 

幸はまたまた白薔薇でデート。
マスターアキラとしのぶ夫妻も、あの二人はつきあってる!と気になって仕方がない。

 

福子は幸が抱き合っていたのは外国人にとっての挨拶だろうと言いつつもやはり不安。
萬平に幸の最近の様子を聞かれたが、萬平に心配かけまいと言わずにとどめた…。

 

 

『まんぷく』第135( 3月12日)感想

 

 

まんぷくアンチの人々は相変わらずボロクソに言ってるのかなあ?
ナナコロビヤオキは特に見に行ってないので分かりませんが。
そういう人たちにとっては、
今日あたりの回は話が進まないとか、
幸の恋愛話なんてムダ!とか思い切り言ってそうですが…。

 

しかし、ナナコロビヤオキ的には単純におかしくって大笑い。

 

とにかくストーリーの進みを見たい人にとってはつまらないのかもしれないけど。
キャラが魅力的にできていれば、
こういったサブストーリーに時間を割いてのおしゃべりは
それはそれで味わい深く楽しいと思う。
役者さん達の芝居のしどころでもあって興味深い。

 

ナナコロビヤオキはひよっこ好きだったのですが、
ひよっこでも後半の女子たちのおしゃべりシーンは結構叩かれてたみたいですね。
後で知りましたが。
でもアレも、既に登場人物全員が大好きになってたから、
皆の会話が味わい深くて、
それぞれのキャラがどんなセリフを発するかが楽しみでたまらなくなってました。
ちなみにあまちゃんの夏ばっぱの店、リアスのシーンはもちろん最高!!

 

ヌードル開発話なのに、なぜ幸ちゃんの恋愛話!?
という批判があるとしたら、
それは答えを急ぎ過ぎかなあとも。

ヌードル開発が行き詰っている、遅々として進まない…!の空き時間を
なるべくリアルに、見ている側にも進まない感を実感させる効果があるんじゃないかと。
そしてその間は幸ちゃんの恋愛疑惑話で気分転換させてるんでしょ?と思います。

また幸の件が長すぎる、15分のほとんどが幸の話!と批判する人もいるかもですが、
必ずしも15分間にメインストーリーの解決が盛り込まれる必要もないかなあと。
毎回15分間の中に必ず解決策が盛り込まれてたら、
それこそ何の苦労もない、とんとん拍子の開発になるんじゃない?

だからと言って、萬平さん達シーンが書かれていないワケでないし。
こちらでも、岡森も、世良も出てきてそれぞれのまんぷく開発についての
受けとめ方が見えて興味深かったですよー。

 

ということで、各シーンの登場人物の皆皆さまの演技に感動したところを
今日は書き留めておきたいと思います。

 

まずトップは鈴さん、
今日の鈴さんの、幸ちゃんのハグシーンを見てからの玄関での一人芝居、
すごーーい!面白―い!上手――――いっ!
もうおっかしくて大爆笑。
あの表情、動きといい…最高!!!!
松坂慶子さん、前から素敵な女優さんだとはもちろん思っていましたが、
だからってこんな演技ができるとは!!
って、偉そうだけど、
何だかがもーう、すごーく感心してしまいましたわ!
コメディエンヌとして素晴らしい!

そこから鈴さん引きずりまくっての、パニック語りが!!爆
妄想猛々しーい様子もおかしくてー。
よかった鈴さん長生きしてくれてー。
大好きよー。

鈴さん、
「接吻してるかも…!」
とまで、一方的に妄想膨らましまくってましたが、
それにビビットに反応する忠彦さん…爆

忠彦さん、芸術家なんだから、そのくらい理解できないか!?
でもそれとこれとは別?
幸ちゃんは姪っ子、準娘な位置付けだから動揺するってこと!?
芸術家とはいえ、かなり突出した天才肌、壊れたタイプじゃなければ、
当時の日本人としての距離感はわきまえてるってことか。
いずれにしても、克子姉さん、
旦那様が才能ある芸術家でありながら
こんなに家庭を大事にしてくれるなんて
これはサイコーに幸せじゃないかっ!
まんぷくに出てくる旦那さま方は、本当にそれぞれに素敵ねとつくづく。

 

で、若者の感覚が分からないからと、名木さんを呼んで聞きますが…。
おいおい、年齢が近いからって一番聞いちゃいけない相手な気がするよ!爆
見るからに分かるじゃんーっ!!爆爆
誰も止めないのか!?この家の人たちは!爆爆爆

で、お約束で
「僕は恋愛経験ないし、そういうのホント分からないんですー」
「芸術家としてダメですかー!?」
って、名木の泣き!
出た出た出たー!
よかった。
今日も見られた。
これで今日も一日安泰。

中学生の次男は名木の泣きを見て
「あ!また発作が出たよ!発作!」
って言ってたよ。
発作…!!爆

名木君の泣きにすっかり動揺している忠彦さんがラブリー。

 

萬平さんたちのシーンでは、萬平さんは世良と口論。
おやじたち二人の濃ーーーい口論。
世良の猛烈な批判に折れない萬平さん。
折れないどころか思いっきり言い返してー。

この二人のやりとり見ながら、
ああ、もう萬平さんにこんなこと言える人は世良しかいないんだよねえとか
しみじみ思っちゃいました。
もう60だもんね。
年齢的にもそうなるんだよね…。

世良もめちゃくちゃ批判しながらも、
ずーーーっと萬平さんの発想力、
開発センスをに感服しまくってきた人でしょ?
ってことはコレ、
ただただ批判じゃなくて、
何かを引き出そうとしるんじゃないか?
それで発破かけてるところあるんだろうなあ…とも。

長い時間かけて培ってきた萬平さんと世良だからこそのやりとり、
独特の高め合い方っていうのかね。
そういう二人の独特な絆のようなものを感じました。

 

ちなみに、世良の冷やし中華!
すみません、ナナコロビヤオキも、それいい!って思っちゃったよ(笑)
カップの冷やし中華って無かったか?なぜない?って
世良の言葉聞いて瞬時に反芻しちゃいましたー。
岡さんと思考回路一緒(笑)
そう言われても動揺せず、
ヌードルの方が現実味あるって言っちゃう真一さんはさすが大人。

 

岡と森本のエレベーター待ちの会話でも岡が
「まんぷくヌードルを作ったお人や」
「ダネイホンを作った人や」
って言うと、森本がダネイホンに反応して
「懐かしいな…」
ってニコッと。
あの鋭いお目目がニコッと優しくなるところが可愛かったな。
そして、
ああホント二人は仲良しー!
あのケンカしたことが全てがいい思い出になっているのねえ。
と、ちょっとした会話なのに、この二人のやりとりにほっこり。
いやちょっとしたことだからこそ、自然で嬉しいの。
ああ、この勢いで塩軍団一回全員揃えて欲しいー。

それと今日は吉乃ちゃんと岡さんの夫婦ぶりをシーンで見られたのもよかったですねえ。

 

幸ちゃんはねー、その気になってきちゃてるみたいだねえ。
レオナルドは多分お友だちレベルなんだろうけど…。
香田家の会話でのタカや吉乃が言う通り、
あれは外国人にとっては挨拶レベルのハグだった。
でもそんなのに慣れない日本人、し
かも20歳になるかどうかの女の子だったら
ドキッとしてその気になっちゃうよねえ。
しかも、イケメン設定のアメリカ人。

ナナコロビヤオキ、アメリカに滞在していた頃、
お友だちになったアメリカ人が必ずハグする前に
「ハグしていい?」
と聞いてくれたのを思い出しました。

その方は、幼少期日本に滞在していたということで、
あの必ず「ハグしていい?」って聞いてくれるのは
日本人がビックリしちゃうのを知ってたからなんだなあって。
その方、同じ女性だけど、それでも実際にハグされると
ナナコロビヤオキもちょっとドキッとしたからねえ。

だから、多感な時期の幸ちゃんなら恋になってしまうのも当然。

ということは、この恋は、レオナルドにとってはお友だち、誤解であっさり終わり?
それはそれで、幸ちゃんは失恋で可哀想だわ。
両思いならそれはそれで大事件だし…。
どうなるかが気になるわー。

萬平さんがこのこと知ったら、それこそ大パニックしそうで…大変!
でも萬平さんの動揺ぶりを見たいよ!楽しみー!(笑)

福ちゃんは萬平さんに幸ちゃんのこと直に言えなかった…
ってことは萬平さんがダイレクトにハグシーンを目撃してしまう!?
わわわ!
それは怖いけど、怖いもの見たさでもあるー!

 

我が家の子どもたちは、
幸ちゃんがつきあってるかもの香田家での会話を見て
「こんなの友達だろ!」
「好きになったっていいじゃんか!」
「自由にさせてやればいいじゃん!」
「なぜこんなに騒ぐ?もう大人だろ?大学生だろ?」
と大ブーイングしてました。

まだ成人しているわけじゃないから親としては心配なんでしょうっと
フォローしても
「別につきあうくらいいいじゃん」
と平然としていて…

そうだよねー今なら十代で彼氏彼女できても当たり前だけど
当時はとんでもないんだよね。

しかも子どもたちは
なぜ相手を親や周りに強制されなくてはならないのか!
とも言ってて
時代の違いを感じましたー。