NHK朝ドラ『まんぷく』感想 第119(第21週) 「作戦を考えて下さい!」 まんぷくラーメン CM効果は絶大!

『まんぷく』第119( 2月21日)あらすじ

※ネタバレ含みます。

まんぷくラーメンのCMの放映は、
大急百貨店での販売期間終了までになんとか間に合った。

「一家に5袋まんぷくラーメン」

のキャッチフレーズの宣伝効果は大きく、
放映されると、たちまち大繁盛に!
売上はこれまでの5倍に跳ね上がった。

売上急増に歓声を上げているところに世良が来訪。
世良は、問屋からの注文が来なければまだまだ安心してはダメだと釘をさす。
そして問屋から電話がかかってきたら必ず
「現金決済を鉄則にしろ!」

商慣習としては手形で決済、
現金が入るのは2,3ケ月待ちとなるものだが、
それでは現在のまんぷく食品としては
ラーメン製造資金が間に合わない。

問屋が言ってきただけで喜ばずに強気で行けと。

確かにそうだ、必ず現金決済で交渉しようと真一も同意。
確かに真一さんが言うならと、
手柄は世良でなくすっかり真一のもの。

 

まんぷくラーメンのCMの効果は売上急増だけではなかった。
CMを見て、タカちゃん、牧さん、恵さんと懐かしい面々も駆けつけて来てくれた。

大急百貨店にはまんぷくラーメンを求める人々が殺到。
そんな中、とうとう問屋からの電話も次々と入ってくるようになった。

萬平は48歳にもなってラーメン開発をしたいなどと言った自分に
よくついてきてくれたと福子にあらためて感謝。
福子は、笑顔で、まだまだいろいろあると思うけど、
これからもずっと支え続けると笑顔で萬平に答えて
萬平と福子は夫婦の絆を確かめ合った。

 

 

『まんぷく』第119( 2月21日)感想

 

まんぷくラーメンのCM、
いかにも当時あったっぽい~って感じで趣がありますねえ!

ナレーションの感じとか、文字の入り方とか、
ナレーションの言葉遣いやトーンとか…。
どこがと具体的に言えないくらい細かいさりげないところなんだけど、
こう形になって提示されるといかにも!昭和30年代!ってなる。
そういう微細な演出、さすがNHKのノウハウ&技術力だわぁと思います。

 

福ちゃんのお湯をかけるときのお顔は、押さえ気味ではあったけど引きつったままで(笑)
でも当時こういった愛想ない表情で演じてるCMってすごくあるあるな気がするのー。
今の私たちが見るとぎこちない感じで、自然な笑顔じゃないっていうか。
演じる側の技術力も向上しているのねえ。
ちなみに「3分」の指3本の震えはしっかり映ってたよ(笑)

で、源ちゃん、幸ちゃんとのラストは、いかにもな懐かしい画で。
当時の子役さんたちって、こんな感じー。

 

そしてこのCMを白薔薇で皆で鑑賞ってシチュエーションも楽しいー!
そうよねー当時は広告出した人もリアタイで見るしかないんだねえ。
でも一緒に見るのって、その場その場のほんのちょっとした反応も
共有できるから楽しいもの。
それによって絆も深まるし。
今は便利になって自分の都合のいい時に見られるけど、
その分絆作りの機会を逃してるのかもなあ…。

初のCM放映による観賞会なら源ちゃん、幸ちゃんも入れないと…だけど、
学校だからダメだったか?
学校なら仕方ないけど、
お家にテレビないからそのままにしないで、どこかで見せてあげてねー。

そして鈴さんは、まだ出演を諦めてなかった!爆
2作目制作に意欲満々。
でも誰も聞いてないー。
撮影のときに割烹着来て、いざというときの控えも万全だったのに誰も気付かずwww

 

テレビでのコマーシャルの影響で途端にまんぷくラーメンにお客さんが殺到しますが
テレビの影響力ってすごいのね。
ここまでのパワフルに影響力を持つメディアって、
これまで無かったんでしょうから、
そりゃ人々はビックリしたでしょうー。

テレビ以前にもラジオがありますが、奇しくもテレビがあってよかったなあと。
音声だけのラジオでCM打っても、
映像なしではまんぷくラーメンの良さはイマイチ伝わらないからね。
あのお湯掛け→ラーメンの画が入らないと。
その辺りも、時代の巡り合わせ、時代に味方されたところがあったんだなあ。

 

そしてまんぷくラーメンに殺到したお客さんのワクワクした表情に、
ナナコロビヤオキ、すっかり忘れていた感覚を思い出しました!
まんぷくラーメンを買いに来たお客さん達は
便利、美味しいに引きつけられただけじゃなくて、
「どんな食べ物なんだろ?」
って興味津々なのよね!

ナナコロビヤオキの子供時代は70年代で、
既にインスタントラーメンはありましたが、
いろいろと便利で新しい食べ物や、お菓子や、生活用品が次々と出てきている頃で…。
子供のナナコロビヤオキは、CM見るたびに
どんなのか見てみたい!実物を試してみたい!
ってすごーくワクワクしておねだりしたのを覚えているわー。

たとえば、ミロもそうだったし…。
名前覚えてないけど確かグリコ?入浴剤のバブ見たいな大きさのタブレットにお水を注ぐと、溶けだしたタブレットの中からお花とか飛行機の形をしたお砂糖菓子が出てくる
お菓子があってすごーく好きだった。
あと、はみがきのホワイトアンドホワイトのCMで新素材のラミネートチューブってアピールしているのが気になって気になって。
家の歯みがきにはホワイトアンドホワイトにしてくれ!
ってお願いしたことがあるわー。

そんな感じに新しい物が次々と出てきた頃で、
実際に手に取ってみたいから買いたい!って衝動が
当時すごくあったなあって思い出しましたー。
そう考えて見ると、今はそういったものが出尽くしちゃってるんだねえ。

そして、そういった次々と生まれた新しい商品の草分けが
インスタントラーメンでもあったわけだ。
安藤百福さん、時代の先取りでもあったのね。

 

世良が「現金決済にしとけ!」というのはさすが!
交渉を巧みにしている世良らしい。
真一さんも資金状況知ってるはずなんだから、気付けばいいのに~とは思ったけど…。
でも真一さんは商品を売る仕事はしたことないから問屋との交渉ノウハウはないし、
手形で取引する慣習もピンと来てなかったってことですかね。

そして真一さんが「現金決済にしよう」と同意したら、
手柄はすっかり真一さんに。
今や鈴さんとすっかり同じ扱いの世良(爆)。

 

ハナちゃんもCMを見てやってきましたー。
CMはそういう思いもよらぬ効能もあったのね。
この人たちが何年ぶり?という話しで、普通に戦争以来って言葉が出ちゃう感じに、
やっぱり私たちが思ってるよりも戦争は身近な過去にあるのだなあと実感。

 

萬平さんがお風呂と言い出し久々に由美かおるモードが来るか?とハッと思いましたが
今回は股引の下着姿でマダム達の前に現れる!という離れワザ(笑)
福ちゃん、お風呂場までお客さんが来てること伝えにいきなさいー爆

牧さん、恵さん夫妻にも会えたのも嬉しかった~。

しかし、ハナちゃんも、牧さんもまんぷくラーメンお気に入りと言ってましたが
大急百貨店に買いに来ていないのに、しかもハナちゃんは泉大津在住なのに
どこで購入していたのか…!?

そして牧さんたちは開店前に入店していましたがなぜ?そこまでVIP?

まんぷくラーメンが爆発的に売れて、ひとまず安心ですが、
鈴さんがこれから忙しくなる…って布団の中でぼやいてましたね。
また家出しちゃわないように、気をつけてあげてー。

ってか、これ以上になったらもう高齢者鈴さんにはムリだよねえ。
鈴さんどころか今の人数でこれ以上回すのムリ。
それより人雇って、製造機械も考えないと…。
華丸さん言ってたみたいに、萬平さんがあれで揚げてるだけではとても間に合わないからー!

そして、今日の夫婦の会話は、
まだまだいろいろありますよ、でも支えて行きますよ~の会話は
明日あたりあっという間にパクリ商品の試練へのフラグですよねー。

その下り坂に転がり出す前に、
野呂缶と赤津もまんぷくラーメン買いに来たらどお?と思いますがー。