NHK朝ドラ『まんぷく』感想 第133(第23週) 「新商品!?」 萬平を天才だからと拗ねる源ちゃんに、福ちゃんドラマで初怒鳴り!

『まんぷく』第133 ( 3月 9日)あらすじ

※ネタバレ含みます。

まんぷくヌードルの麺に理想的な揚げ方がなかなか見つからない。

福子が普段天ぷらを揚げるときは、
温度も時間も計らず泡が小さくなって浮いてくるのを待つだけだという言葉を聞き、
萬平はなにやら閃き、金型に入れた麺を少し減らしてもう一度トライ。
するといきなり上手く行った。

麺を減らしたおかげで麺が金型の中で浮き、
それによって麺の密度が上部は蜜に下部が粗くなり、そのため火が通りやすくなった。
さらにこの上部と下部の密度の違いは、
カップでお湯を注ぐとカップの底で沸騰したお湯が
対流しやすくなり麺が均一に戻りやすくなる。

これでまんぷくヌードル開発が1歩も、2歩も進んだ。

 

萬平は、このことを開発チームに喜んで報告。
高揚した気持ちのままにメンバーに進捗状況を聞くが、
しかし開発チームは容器も、麺も、スープも全く進歩なし。
「君たちは真剣に仕事に取り組んでいるのか!」
「来週までに必ずサンプルを出すんだっ!!!!」
と、萬平はメンバーを怒鳴りつけてしまう。

 

鈴は幸がレオナルドとつきあっているのではと心配。
福子に幸のことを訴えるが、福子は取り合わず。

そこに真一が訪れる。
真一は会社の雰囲気が良くないと。
萬平が開発で張り切っているのは分かるが、おかげで皆の志気が落ちてしまっている。
福子から萬平に忠告してもらえないかとお願い。

 

夕方、源が凹んで帰って来た。
源は父はつくづく天才だとグチ。
「天才の考えることにはついて行けない。僕にはムリや」
福子は、
「父の会社に入れたのは贔屓されてラクができるかと思ってたの?」
「簡単に弱音を吐くのはやめなさい!」
「あなたの言ってることは言い訳にしか聞こえません!」
とドラマ通して初めて怒鳴って怒った。

 

その晩、福子は萬平に寝室でピロートーク。
源が天才じゃないと悩んでいたと。
その源を叱ったが、源の気持ちも分からないワケではない。
今は、ダネイホン開発に夢中になり過ぎたときのように
萬平が皆に配慮できていない状況が起こっている。

源は仕事の厳しさにやっと気付いたのだろう。
萬平の期待に応えたい、でも期待に応えられない自分がもどかしいのだろう。
「私はあなたが足を止めてあげるべきだと思いますよ」
と助言。

 

翌日、萬平は開発メンバーを集めて、あらためて説明。
まんぷくヌードルは大した開発じゃないと考えているかもしれないが、
このまんぷくヌードルのカップは3つの役割がある。

  1. 保存容器として
  2. お湯を注ぐときは調理器具
  3. さらに食べるときは食器に。

一つの容器が三役をこなすなんてこれまでにないこと。
これは日本の食習慣に革命をもたらすことになるだろう。

君たちは、このような画期的な開発ができる人間をと選ばれたメンバーなのだ。

「急がないでいい。じっくり考えてくれ。
分からないなら分からない言ってくれ。相談してくれ」
「皆でなんぷく食品を一緒に作ろう」
と萬平は熱く語った。

若手メンバーも、源も表情が変わった。

 

 

『まんぷく』第133( 3月 9日)感想

 

萬平さん、麺の揚げ方を見つけた!
福ちゃんと楽しく取り組んで、いいこと見つけられた~♪
一歩も二歩も前進!

…しかし、開発メンバーは全然進んでないー。
受身―。
やる気なしー。

 

確かに源ちゃんが言う通り、萬平さんは天才。
萬平さんは他の人と脳の回転数が全然違うのでしょう。
豊富な経験からくる実行力も全然違うでしょう。

萬平さんがいろいろなことに辿りつくまでの時間は、
普通の人にとってはきっと信じられないほど短時間なのでしょう。
特に若手にとっては。
しかも彼ら、一からの商品開発に携わるの、ほとんど初めてだもんね。

ドラマの時系列で見ているだけなので、
萬平さんに対して、このメンバーただただへたれ、やる気なしに見えますが、
きっと、そういうことなんだと思う。
萬平さんの速度が異常なの。

 

…にしても、皆メンタル弱過ぎな気も。
もっと神部にも相談すればいいのに。
で、神部も、もういい年なんだからもうちょっとしっかりしたら?
きちんと仕切りなさい、
萬平さんに自分から相談しに行きなー!
とも思ってしまう…。

 

そして萬平さんも若手に仕事ぶりを見せてないからな…。
麺の揚げ方を研究するのは、
ドラマ的には確かにヒロイン福ちゃんとやらせたいんだろうけど、
これを開発メンバーの前でやれば
彼らも、もうちっとやる気が出るんじゃないかと…。

そして萬平さん、スープや麺も、任せきりじゃなくて、
順番に一緒に作ってみたら~?
きっと萬平さんが突出しているのよ。
萬平さん自身、それに気付いた方がいいよ~。
若い彼らには丸投げでなく、
萬平さんの研究のサポートをさせる形で学ばせるべきなんだよね。

「一緒にまんぷくラーメンを作ろう!」
と萬平さんも言ってたから、
来週からはそういった方法にシフトしていくってことなのかな~。

久坂さんも、
「医薬品の開発したいのにラーメンなんてやだ!」
って拗ねてたけど、萬
平さんと一緒に開発する姿を見て考えが変わるのでしょうかね。
将来医薬品の開発をやるにしても、
開発というお仕事の取り組み方のすごーいお手本が萬平さんなんだから!
その取り組む姿勢を見せてもらえるなんて貴重過ぎるのよ。
その価値を思い知るんだろうなあ。
その気付きを来週あたり見れるのだろうと楽しみ。

 

福ちゃん、ドラマ通して初の怒鳴りでしたね!
母としての強さ、愛だねえ。
でも萬平さんへの忠告も忘れず。
福ちゃんが、萬平さんに源ちゃんや若手社員のことを思いやるよう言った福ちゃんのセリフ、さすが福ちゃんだなあ、思いやりあるセリフだなあと思いました。

福ちゃん、源ちゃんのことを叱りつつも、
源ちゃんがやっと仕事の厳しさに気付いたとも言って源ちゃんの様子を冷静に見ていた。
そして、突き離すばっかじゃダメよと萬平さんにも優しくダメ出し。

さすが!
トラブルがあっても慈愛の心で皆を包み込むようにして解決に結びつける。
そこが福ちゃんの魅力的なところよね…。

この萬平さんと福ちゃんのピロートーク、素敵だったけど、
ナナコロビヤオキ、会話を終えて、おやすみと電気を消したときに
ああ、きっとこの人たちは、
こんなトラブル、あんなトラブルが次々あって
おやすみと言いながらも、
眠れない夜がいくつもあったんだろうなあ…なんて思いを馳せてしまった。
大成功の裏には、こういったいろんな悩み事があったんだろうなあと。

 

幸ちゃんとレオナルドは、またまた白薔薇でデートしてましたが、これはどうなるんだろ?
来週の予告で抱き合ってたって波紋を呼んでるみたいでしたが。
幸ちゃんの件だけは、さすがの福ちゃんも感情的になったりして。

で、今日は名木さんのシーンがなかったなあ。
来週の予告ではまた泣いて家を出て行くらしい名木さんがあったから、また泣いてくれるんだろうけど…。
なんだか名木さんが出て来ないと物足りなくなってるわ…(笑)

あ!今気付いた!
名木=なぎという名前は「なき=泣き」だからか!爆