NHK朝ドラ『まんぷく』感想 第110(第20週) 「できたぞ!福子!」 「ラーメン完成!」福ちゃん喜ぶも萬平さんは「まだまだこれから!」

『まんぷく』第110( 2月11日)あらすじ

※ネタバレ含みます。

福子が天ぷらを揚げているのを見て、萬平は麺を揚げてみようと閃く。

揚げてみると、麺はカリカリ。
そのまま食べると美味しい。
お菓子みたい。

お湯をかけてみると…
麺がほぐれて…戻った!
食べて見ると…
美味しい!!!
源、幸にも食べさせてみると
「美味しい!!!!」
と大興奮!!!

しかし萬平は冷静。
「どうして油で揚げるとお湯をかけただけで麺が戻る…!?」
萬平はダネイホン開発のときにアドバイスをお願いした近江谷教授に連絡。

近江谷教授によると、麺は揚げることによって多孔質化したとのこと。
揚げると麺の水分が細かい泡となって抜け、おかげで麺がスポンジ状に。
お湯をかけるとその穴に水分が入り再生するのだ。
高野豆腐と同じ原理!

大宮教授は
「素晴らしい発明です!」
と大絶賛。

「とうとう完成ですねえ!!!」
と喜ぶ福子だが、
「何を言ってるんだ福子!これからだよ!」
と萬平は完璧主義。

 

萬平さんの完璧主義は分かるけど…。
福子の収入だけでは生活費が底を尽きつつある。
福子は一人頭を抱えた。

 

 

『まんぷく』第110( 2月11日)感想

 

麺を揚げて、とうとうできたー!
できましたっ!!!

フライしてみたらポリポリスナック菓子みたいに美味しくて
お湯をかけたら…
アレ?麺がほぐれて戻ってる。

うん、うん!って実感しながら
食い入るように画面を見てしまいましたー!

 

そして福ちゃんが
「美味しい!美味しい!」
って腰を抜かすほど驚いて、
飛び跳ねるようにして叫んで
「源、幸おいでー!」
って叫んで二人にも食べさせて…!!!
これ見てもーう、
ナナコロビヤオキは朝から号泣!

これだけ時間かけて、
あらゆる試行錯誤を根気よく見せてくれたおかげ!
おかげでナナコロビヤオキも
初めてできたときの喜びを
福ちゃんと共に共有できた…!!!

 

福ちゃんにとって
麺を揚げるなんて考えてみたこともない。
ましてやそれにまたお湯をかけるなんて…。
でもやってみたら不思議に麺がほぐれて元に戻るなんて…!
これぞ魔法だよねえ。
不思議な現象を目の当たりにしたんだよねー。

歴史的瞬間に立ち会ったのよね、福ちゃん。

麺を揚げるって言われて福ちゃんが「はあ?」ってなったのも
揚がったのを食べてみろって言われて、「え?」ってなったのも
そりゃそうだよねー
わけわからなかっただろうねえと思ったし、
食べたらパリポリで「お菓子みたい」ってなるのもね!
ビックリだよねえ。
初体験なんだもの。
そしてお湯をかけて麺が戻るのを見たときは…!
ビックリビックリ大興奮!
福ちゃんの一つ一つの反応も
すごくビビッドで面白くて!

 

そして喜ぶ福ちゃんの姿に涙したけど…。

しかし、萬平さんは完璧主義。
やっぱりマッド(笑)
まだまだこれじゃ満足しなかったー。

すごいな、ここまで苦しんできたら
これができたら「上がり―♪」
ってなっちゃうのが普通なんだろうけど。

萬平さんはさらに次の高みへ…。

 

確かに、商品化のためには
この状態の麺に合わせてスープの味も追究しなくちゃならないだろうし、
麺ももっと良い状態にしなくちゃならないだろうし、
製造工程も効率化しなくちゃいけないだろうし…。

ここで満足しない人だったから成功したんだろうけどさあ…

でも、福ちゃん大変!

ラーメン完成とお金が尽きるのと、どっちが先かのせめぎあい…。
あー怖い!
源ちゃん、幸ちゃんもいるわけだし。

 

…福ちゃんに気持ちを寄せたのはもちろんですが
その一方で、
こうやって資金が尽きてしまって、
やりきれずに埋もれてしまった開発も
世の中には沢山あるのかもしれないなあ…とも
思いを馳せてしまいました。

開発ってやっぱり大変なんだわ。
実現された開発って偉大だし運にも恵まれたってことなのね…。

実は、ここからが妻としての福ちゃんの力の見せどころなのね!
福ちゃんどうにか頑張ってー!

 

一方香田家では
吉乃ちゃんが岡森コンビとの映画デートをすっぽかした件についての話題。

吉乃ちゃん、デートより萬平おじちゃんのラーメンの方が面白かったって。
そうだよねえ。
ひどいって思う人もいるだろうけど、
ナナコロビヤオキもラーメンの方が興味津々で、そうすると思うー(笑)
即席ラーメン誕生の瞬間に立ち会えるかもしれないんだし。

デート延期されてガックリしながらも、
岡森も神部も結局皆で萬平さんにつきあうし。
要は皆も同じ気持ちでしょ。
皆どんだけ萬平さん好きなんだか…(笑)。

 

土曜日の吉乃ちゃんの萬平さん好きな様子に
ナナコロビヤオキは吉乃ちゃんの子供の頃のことを思い出しました。
終戦直後、香田家に萬平さんと福ちゃんが一緒に住んでいた頃のこと。
生活が困窮してたところ、萬平さんが
「判子を作ろう!」
と閃いたおかげで生活が安定してきたんだもんね。

判子屋さんが上手くいって家族皆で夜なべしてた。
福ちゃんの提案で作業しながら言葉遊びして…。
あのときの楽しかった思い出が吉乃ちゃんの中に色濃く残ってるんだろうなあ。
萬平さんに
「吉乃ちゃんは、おっとり」
だっけ?そんな風に言われて答える順番振られてた。
おっとりって言われて、吉野ちゃんすごーく嬉しそうにしてました。
その笑顔がたまらなく愛らしくて、ナナコロビヤオキは印象深かった…。

素晴らしいアイデアで家族を救ってくれて、
姪っ子甥っ子をたくさん可愛がってくれる萬平さん。
だから、吉乃ちゃんは萬平おじちゃんのことだーい好きなんだわ…。

さりげないけど、こういった子役との絡み、
ただのその場だけの絡みのようでありながら、
その後のその人の人間形成に影響するように
きちんと作り込んでるんだなあって感心。

しかし吉乃ちゃん、
お父さんみたいな人が好きで
萬平さんみたいに自分のやりたいことを一生懸命やってる人がいいなって言う。
…ということは、吉乃ちゃん、
岡森コンビはビミョーに違うんではない?とも。
武骨な人が好きとは言ってたけど…。
今後も吉乃ちゃん案件は、目が離せないですねー。

 

タカちゃんも、今は妊婦だからダメだけど
状況が許されるなら私だって萬平おじちゃんのお手伝いしたい!って言ってたね。

晴れて即席ラーメン開発できて会社設立…となるときには
タカちゃんもお手伝いするかもね。
大阪帝大出てるし。

 

鈴さんが久々に鈴さん節で
「ぶしむす」
も久々に炸裂してました。
忠彦さんの目の前で
「あんな絵が売れるとは思えない!」
とまで言い…さすが。

ただ頑なに忠彦さんや萬平さんを否定する鈴さんに対して、
他の皆は忠彦さんの絵を理解し始めていて、
萬平さんを手伝いたいと言い…。
このやりとりに
時代の波を乗り越えられる人と乗り越えられない人がいること、
世代の差というものも痛感しました。

 

明日はどうなるんだろー?
今週はどんな展開になるのか楽しみですね。
世良も土下座だし。