NHK朝ドラ『まんぷく』感想 第86回(第16週) 「あとは登るだけです!」 梅田銀行からの融資取り付け成功。ジェットコースターの頂点はココ!?

『まんぷく』第86回( 1月14日)あらすじ

※ネタバレ含みます。

自宅の土地を担保にするという萬平に同意した福子。
鈴は渋々同意したものの、福子がOKしたからに過ぎない。
次の日もグチと嘆きが止まらない。

そんな中、克子とタカがやってきた。
タカによると相変わらず例の美人モデルは通い詰めている。
もう既に3作を完成。
しかも段々と淫らになっていると言うのだ。
しかし克子は
「そんなに美人でもないし」
と強がり気にせぬ素振り。

一方、池田信用組合には梅田銀行の融資課長喜多村が来訪。
喜多村は、新規融資のために理事長の自宅を担保にするとは経営姿勢がおかしいと批判。
そこで萬平は喜多村を伴い織田島製作所へ行き万能調理器を披露。
喜多村にリンゴジュースを作って振る舞うと、
喜多村は夢のような機械に驚き、融資を一発で快諾。

萬平は福子に融資を取り付けられたことを福子に電話で早速報告。
萬平の喜ぶ声を聞き福子も心から嬉しく思った。

 

『まんぷく』第86回( 1月14日)感想

 

 

 

やっぱり新年からは、チキラー開発ってなった方がスッキリしててよかったかなあ~。
…ってついつい思ってしまう…。
また繰り返しなんだもん…涙。
しかもマイナスの繰り返し。

しかもこれが最大級なんでしょ?
お正月休みでひと息入れたのにまたかいっ!と、
ついつい、そういう反応になる疲れ切った自分がいますー。

しかもジェットコースターの波が単純過ぎるという印象が。
必ず「何もかも思い通りに行ってよかったね」の後に必ずドカーン!と全負け行くから。
パターン見えちゃってさあ。
単純構造過ぎるわ。
しかも克子姉ちゃんちの件もダブルで同じ波で来たからね。

 

「あさがきた」などは、大きな喜び、小さな喜びがある中に、
悲しみ、怒り、ハラハラ…様々な形で差し込まれてたから、
だから飽きがなかったんだなあとも実感。

 

丸く収まる…となると梅田銀行も、案外と単純に融資OKで。
トントン拍子にお膳立て…。

ところで、この織田島製作所の案件はナナコロビヤオキ、萬平さんは腹をくくって信用組合を切り離して個人で借金することにしたと、それで自宅を担保にしたんだと思ってたんだけど、まだ信用組合の名の下にだったのね!
その辺の知識、よく分からないけど、不器用&誠実な萬平さんの最後の仁義の切り方としてここでは個人で融資にしたんだろうと思ってたから…。
「信用組合に迷惑を掛けるわけにはいかない」
って言ってたしなあ。

 

万能調理器は喜多村さんの反応によると、当時には思いもよらない発明のようですね。
だったら織田島製作所を初めて訪問した時にその状況を何らかの方法で示してほしかった。
それなら少しは萬平さんの即決100万円ポンに理解を示せたと思ったわ。

ツイッターでも現存する実物の画像見ました。
ウチにも70年代後半にあった、懐かしい~って思いました。
お家で生ジュース作れるようになったのよね。
毎朝野菜ジュースを我が家では作ってました。
でもナナコロビヤオキは音が怖くて、アレ嫌いだったわ~。
やっぱり場所も取るしお手入れも面倒だから我が家でも一時期だけのブームは終わってた…。このジューサー&ミキサー、60年代初頭に日本で開発されたものだったってことなのですね?

喜多村さんが珍しくて驚き!感動するのはもちろん分かるけど、だからと言って即OKかな?銀行さん。
もっと冷静に「売れるか?」、「ニーズがあるか?」とマーケット重視で考えないかしら??
それとも当時の日本の経済界ははこんな感じに楽観的だったのかしら?
そこら辺の感覚が分からないから喜多村さんの反応にイマイチ納得できず都合良すぎじゃないかなあと。

ちなみに、土曜日から気になってたんですが、皆万能調理器でできたリンゴジュースを飲んで「美味しい!」って一言目に言いますが、
リンゴ擦っただけなんだから、美味しいに決まってるでしょ!とつい思っちゃって…。
それよりも「ホントだ!リンゴジュースになってるぅ!」って、
ジュースになったこと自体にビックリ喜ばないか!?と思うんだけど…。
すみません、細かくて。
意地悪のつもりじゃないんだけど、でも一発目の反応がどうにも気になっちゃってね…。

 

忠彦さんの美人モデル、相変わらずどうせ克子姉ちゃんの方が美人だからということで
不思議に揺るぎない自信がある…!!爆
そんなこと差し込む時間があったら、本論チャッチャと進めて、チキラー開発してくれよ
って気分もする。

それからタカちゃん、可愛いのはいいんだけど、結婚している風に見えないですね。
そもそも結婚させる必要あったのかしら?とも。
大阪帝大卒でも就職しないお嬢様は、当時ならいたのではと思いますが、
大学に入学前と卒業後で子供っぽさに変わりないのが少々違和感。
タカちゃんに、大阪帝大卒→結婚→親と同居にさせたのは、
神部君=瀬戸康史を継続出演させるためだけ?
としか思えなくなってきちゃった…??

その辺も8年すっ飛ばしたせいで描写不足な感が否めないです。

 

鈴さんの道頓堀の母のエピソードとか、
鈴さんの源ちゃん幸ちゃん寝かしつけシーンとか、
面白かったりほっこりするシーンはあるにはあるんですがね…。

文句を少々言っても克子姉さんの反応も、タカちゃんの焦る姿も面白いし可愛いし、
鈴さんに絵本読んでもらってる様子をこっそり見守る萬平さんの姿にも、
ああやっぱり悪気はないのよね萬平さん…涙
って、心救われる思いもするにはするんですが…。
(しかし読んでる絵本が「アリとキリギリス」とは…いかにも今後を予言。苦笑)
でも…なんだろうなあ~。
本論のマイナスが重すぎて数々の小ネタもそれを一切軽減できない。
重さ、軽さの比重のバランスが上手くなってない気がする…。
しかもおかげで小ネタが付け焼刃的に見えてしまって少し残念な気もします。

明日から一気に急降下ですかねえ。
そうでしょうねえー。
そして今週いっぱいはこれで行くのでしょうかねえ…。