『まんぷく』第 30回( 11月 3日)あらすじ
※ネタバレ含みます。
同業者が増えるに従い福子達の売上も徐々に減少。
収入が減少する中、福子はこのまま香田家にお世話になり続けるわけにはいかないのではと考え始めていた。
そこでそろそろ香田家を出て独立せねばと…。
忠彦は、アトリエでカンヴァスに向かった。
色が分からないなら分からないなりの絵が、今までとは違う絵が描けるかもしれない。
「許してくれ」
という忠彦に
「許すも何も、あなたは画家じゃないですか」
と克子は言った。
萬平は世良に相談。
すると世良は泉大津にいい物件があると。
ただ、その物件は元々は軍の倉庫で軍の物品らしきものがあると言うが、中身は購入を決めないと見せられない。中には鉄くずしかないかもしれないと。
泉大津はハナちゃんの嫁いだ場所だ。
福子は萬平さんならたとえ鉄くずでも何かにできるはずと、泉大津に行くことを薦める。
そこに真一さんが帰って来た。
北支の部隊にいて大変だったと言う。
しかし真一は、皆が戸惑うほどに明るかった。
真一は今後は会社に戻ると言う。
忠彦は、真一から預かっていた咲のお気に入りの桜の絵を返した。
その絵を見て初めて涙を流す真一。
忠彦は、やはり「あなたも地獄を見たんですね」と。
真一は、もう皆に挨拶ができないと、もう笑顔を作れないと忠彦のアトリエから、そのまま帰った。
福子と萬平は泉大津に行くことを決心。
鈴も、自分がいない方が克彦の実家からの援助も再開するだろうと着いていくことにした。
皆で助け合い終戦直後の辛い時期を乗り越えた福子達。
ここからは、それぞれが未来に向けて歩み始めようとしていた。
『まんぷく』第30回( 11月 3日)感想
よかった！真一さんも帰って来る！よかった！生きてたぁぁ！！！
…今朝学校があり忙しく朝食を食べていた次男には、「はあ？何この人」と冷めた目で見られていましたが…。
このドラマ、戦死→哀しいと、死によって戦争の悲劇を表すのではなく、
戦後も“生きて行く”ことをテーマに、そう戦後の哀しさ、苦しみを経験した人々が、その後どう生きて行くかを丁寧に描いていくつもりなのかなあと感じてきていたので、
昨日あたりから真一さんも絶対に生きてるな！と期待していましたが…
本当によかった！
実際に、死んでいい人なんて、このドラマ一人もいなかったしさあ！
ドラマ都合で戦死者作るのことが必然だとしたら、
真一さんはやもめだし一番可能性が高いわけだけど、
それこそ狙い通りだなあとも思うし。
…その狙い通り、戦争だと必ず人は死ぬというパターンに挑戦中ですね。
ドラマでついつい陥ってしまう“ご都合主義”、見る側も無意識に諦めて自然に受け入れてしまっているレベルについても、このドラマは果敢に挑んでいるなあと思います。
そして真一さんは妙に元気。
でもその心理を敏感に感じ取っていたのは忠彦さんでした。
真一さん、咲さんのお気に入りの桜の絵を見てやっと自分を、人の心を思い出した。
そして涙が溢れだした。
真一さん、身近に忠彦さんという存在がいてよかったですね。
そのまま挨拶もせずに帰ってしまったことを聞いた萬平さんも、
「言えない思いがあるんだなあ」と。
昨日に引き続き、戦争に行って地獄を見た苦しみ、行かなかった人の罪悪感、
戦争をめぐり当時の男性たちが感じた様々な思いを
一度だけでなく折に触れ、様々な形で、その人その人の反応を示す…
それぞれの思いが伺えるリアル。
神部くん、野良ネコちゃんじゃなくて、やっぱり捨て犬ちゃんか。
捨て犬ちゃんが保護されて忠犬になったというところですかねえ。
忠彦さんは、カンヴァスに向かってました。
よかった！
忠彦さん、色が分からないなら分からないなりの絵が、
今までと違う絵が描けるかもしれないと言っていました。
そうだよ、忠彦さん！
ちゃんとすぐにそれに気付いてくれて…よかった！
これで新境地を開けば、新ジャンルを開拓すれば巨匠！？
それで大成功すれば、鈴さんも黙るわよ、きっと。
しかし、そうは単純に描かないのがこのドラマのいいところですからねえ！
どう描くか楽しみにしてます。
そして福ちゃん達は泉大津に行くことを決心。
昨日は戦争を終えての人々を描き、
今日は、
絵を描きだした忠彦さん
自分を取り戻し涙を流すことができた真一さん、
そして泉大津に行くことを決めた福ちゃんと萬平さん
希望の光が見えてきた
清々しい気持ちで週末を迎えられます。
ありがとー！
チコちゃんで真一さんが出てましたが、まんぷくの撮影の合間にVTR撮ってくれたんだそうで！
ということは、まだまだ出て来るんだ真一さん！と楽しみになりました！
しかし、真っ白なカンヴァスに線を走らせる忠彦さん、これまでの闇市のどす黒い混沌とした画面とは対照的に、清々しく爽やか。
真っ白なカンヴァスが一条の光に見えました。
で、鈴さんは私も行きます！
って福ちゃんたちと泉大津に行くと宣言！
…結局萬平さんと仲良しじゃんー。
しかし、二人は夫婦水入らずになりたかったんじゃあ？
せめて子どもの催促はもう言わないであげてよー。