『まんぷく』第 14回( 10月 16日)あらすじ
※ネタバレ含みます。
逮捕された萬平のことが心配でならない福子は、寝てもうなされる始末。
鈴は咲を失った悲しみが日に日に増しているせいだと思い込んでいるが、
それにしてもうなされるとはと気がかり。
職場では、保科も福子の様子がおかしいと気になり始めていた。
保科はデートの誘いに来た牧善之助と野呂に、福子の様子を探ってほしいと依頼。
牧と野呂が福子を尾行すると、福子は親友の敏子、ハナと共に憲兵の庁舎へ。
雨の中、福子は憲兵に喰ってかかって萬平の釈放を求めるが当然ながら門前払い。
福子は突き飛ばされ泥だらけに。
見兼ねた牧と野呂が、助けに入りその場を立ち去った。
一方萬平は拷問を受け続けながら身の潔白を訴え続ける。
差し出された食事も一切手をつけずハンガーストライキ。
「やってもいないことを認めるくらいなら、僕は死んでも構いません」
と意志が固い。
夜遅くなっても帰らない福子を案ずる鈴。
やっと帰って来たと思ったら、福子は泥だらけ。
さらに保科、敏子…福子の友人らが付き添っての帰宅。
「福子さんからお母様に大事なお話があります」
「立花萬平さんのことです」
保科達の言葉に驚きで言葉が出ない鈴。
福子は泣きはらした目で鈴を見上げた。
『まんぷく』第14回( 10月16日)感想
萬平さんのシーンが怖くて辛すぎます…。
あと何日コレあるのかなあ。
耐えられるかなあ…。
こんなシーンはNG！良くないって批判しているのではなく、
おかげさまで登場人物の皆さんにすっかり感情移入しちゃってるので、
萬平さんが、福ちゃんの大切な人が殴られたり辛い思いをしているのを見るのが、
苦しくて心が痛いの…。
昔の憲兵って本当にひどい。
萬平さん、身の潔白を主張しハンガーストライキしています。
やってもないことを認めるなら死んだ方がいいと。
萬平さん、意志が強く誇り高い方です。さすが。
福ちゃんと魅かれあうのも納得です。
…でも…ナナコロビヤオキは、ハンガーストライキなんかやったら憲兵を一層刺激しちゃうよぉと心配で心配で…。
それに「死んだ方がまし」、なんて言わないで食べてよぉ！
死んじゃったら出られなくなっちゃうじゃん！
福ちゃんに会えなくなっちゃうよぉ！
そういう日本の美学やめといて！
ってハラハラしちゃってたまりません。
現代人、プライドの低いナナコロビヤオキです。
福ちゃんもうなされるほど悩んでました。
そうだよねえ、萬平さんの命が危ういかもしれないんだもんねえ。
あそこまで酷い拷問を受けているとは思いもよらないだろうけど、
冤罪を証明できなかったら牢屋から一生出られないかもしれないんだもんねえ。
萬平さんのことが気に入らない鈴さんには、こんなこと言うわけにはいかないし。
鈴さんに知れたら完全に結婚を許してもらえなくなっちゃうもん。
本来なら一番相談したい相手は家族なのに。
辛いわ。
で、そんなこと思いもよらない鈴さんは、
福ちゃんがうなされてるのは、咲さんの悲しみが日に日に増して、咲さんの夢を見てうなされてるのだと思いこんでる。
その、とんちんかんぶりが可愛い。
シーンも、鈴さんが福ちゃんのことを克子さんに相談するって形の、鈴さんと克子さんの会話劇にして、福ちゃんの様子を回想シーンで扱ってました。
おかげでワンクッション置かれて、少し気持ちがほぐれました。
鈴さんと克子さんっていうのも、こっちも慣れ親しんだお馴染みの家族として安心するし。
そして鈴さんが、福ちゃんがうなされている話をし出すと、克子さんの息子が
「僕も昨日怖い夢見たー。たぬきに追いかけられる夢」
って挟みこんできた…もーう可愛い！
ホント、なごむー。
それに対して
「まあっ！」
って、孫にあいづちをうつ鈴さんも、すごく可愛いかったです。
優しいおばあちゃんって感じで素敵。
鈴さん、忠彦さんのことをよく毒づくけど、やっぱり忌み嫌ってるワケじゃないんだろうなあともつくづく思いました。
孫をこんなに可愛がるんだもんね。
昔の人って、子どもは親の意見に従うものだと思ってるから、子どもが自分の思い通りにならないと、とにかく気に入らいなくて言いたくなっちゃうのよね。
でも、それだけ。
鈴さんの毒づきはそんな昔の親像の典型なんだろうなあと。
そして今朝は仏壇の咲さんにも「助けて」と福ちゃんが言っていたと話す鈴さんですが、
克子に、
「…でも咲姉に助けてって言うの、ちょっと変やない？」
ってあっという間に突っ込まれる…プププ。
面白い。
あー！このくらいのボケがないと、辛すぎて持たないから助かる。
絶妙です。
保科さんもさすがに福ちゃんの異変に気づきました。
さすが自分の悩み事ばかりに捉われない、頼りがいのある先輩です。
そして、しつこくアプローチしてくる牧善之助と野呂に福ちゃんの尾行を依頼。
おお！牧さんと野呂さん、ただのお笑い要員かと思ってたら、こういう形で絡んでくるんだ！
いいぞっ！
単独で十分に面白い牧さん、野呂さんなのに、この二人が張りあいながら一緒に仕事するなんて！ 面白い！
今週の深刻なくだりが、牧野呂二人に付き添って貰えると思うと、救わる!！
ありがたい！
牧野呂ペアをすっかり心の支えにしている自分にもビックリだわ！(笑)
今日のラストは、福ちゃんが帰宅するシーン。
鈴さん、あまりに帰りが遅いのでやきもきしているところへ福ちゃんが帰宅。
福ちゃんが泥まみれで鈴さんはビックリ。
しかも、保科さん、敏子ちゃん、ハナちゃん、野呂さん、牧善之助と勢ぞろい。
華丸さんがあさイチで「こうなったら大勢で行った方がいい」とうなづいてましたが。
ホントーにそう思うっ！
もう、こんな重い大変な話、鈴さんじゃなくても気が動転しちゃうもん。
福ちゃんも、どこからどう説明していいか難しいでしょう。
それにお互いが感情的にならないように、第三者が居た方がいいわ。絶対に。
泥まみれで呆然としている福ちゃんを守るように、
保科さんが「福子さんからお母様に大事なお話があります」と切り出し、
敏子ちゃんが、「とても大事な話しです」、
ハナちゃんが「「今までお母さんにはどうしても言えなかったって」とフォロー。
そして野呂さんが乗り出して「立花さんのことです」、
牧善之助が「立花萬平さん」と…。
皆、心強い仲間だなあ！
皆、福ちゃんのこと支えてあげたい一心なんだよねえ。優しい。
福ちゃんちの玄関で、こうやって福ちゃん周りの人が勢揃いした様子を見て、
もう福ちゃんのお友だち、ホント、皆いい人…！！！
と感涙。
もうこの顔ぶれを見ただけで、心が温まりました。
福ちゃんと同じ気分で不安で心細くなっちゃってるナナコロビヤオキでしたが、皆の勢ぞろいに勇気づけられる気分がしました。
別に一人一人は特別権力や力があるわけじゃないのに、
この人たちがいてくれるだけで安心。
心強い。
もしかしたら、昨日まで予想していた、誰かがキーマンとなって萬平さんを救うって構図ではなく、仲間たちの小さな力が集まって解決していくことになるのかしら。
もしそうだとしたら、このドラマのテーマにも通じるんだろうなあと。期待。
福ちゃんの泣きはらした目、鈴さんを見上げる目がまた切なくて辛くて涙がウッと出てしまいました。
福ちゃん、明日、保科さんたちにも立ち会って貰って鈴さんにきちんとお話ししなね。
鈴さんは昔堅気で口うるさいけど、毒親ではないから。
最終的には福ちゃんの気持ちに共感してくれると思うわ。
牢名主稲村、六平さんも萬平さんに興味示してました。
お願いだから、萬平さんのこと守ってあげて下さいー！