NHK朝ドラ『半分、青い。』第149回(第25週)感想&あらすじ 修次郎はマスクを外し、律は扇風機を盗んだ津曲にそよ風ファンの販売を依頼

『半分、青い。』第149回( 9月21日)あらすじ

 

朝、律がスパロウリズムに出勤すると、扇風機もデータも全て盗まれていた。
鈴愛は津曲の仕業とピンと来る。

案の定、津曲はそよ風ファンを売り込みに大手メーカー帝都電機を訪問していた。

津曲が担当者を待っていると、携帯に息子修次郎から電話が入る。
修次郎は学校の先生にマスクを外せと言われ皆に笑われ、体育館の倉庫に逃げ込んでそこから津曲にヘルプの電話。
津曲は、マスクは外さなくていい、後日お父さんから先生に説明するから任せろと修次郎を慰める。

修次郎と話すことで良心の呵責を覚えた津曲は、そよ風ファンに欠陥があると嘘をついてその場を退散。

 

津曲はスパロウリズムに舞い戻り、律と鈴愛に謝罪。

ところが律は、岐阜犬をヒットさせた実績のある津曲にそよ風ファンの営業&販売を依頼。手助けしないと修次郎に全てをバラすと脅す。

そこに修次郎が表れた。
津曲は始めて、自分の会社は倒産し、今はラーメン屋をしていることを正直に話す。
しかし修次郎は、それでもお父さんはカッコいいと言った。

あらためて律と鈴愛は一緒にそよ風ファンを売って欲しいと依頼し、津曲は快諾。
喜ぶ修次郎はマスクを外すことができ、全てが丸くおさまった。

 

 

『半分、青い。』第149回( 9月21日)感想

そよ風ファンが盗まれ、オープニングから緊張感あるBGMで一生懸命盛り上げてくれてますが。ご苦労様です。でも、全く緊張感を感じないの…涙。

鈴愛は盗まれたと聞いて、すぐに津曲の仕業と分かりますが、
なんでそうピンと来る?
やっぱり鈴愛は津曲さんと同類だからだな!
だって、鈴愛も「つまがりー!」って相変わらず呼び捨てだから。
どっちもどっちなのよ。
律も開発者のクセに危機管理意識ゼロで。
事務所開けっぱ、鍵閉めないまま帰っちゃうし。
だらしないったら。

だから盗まれても同情の余地なしなのよね。

 

津曲がパスワードを簡単に突破したのも、鈴愛が津曲の会社で仕事をしていたときのパスワードと同じだったから…汗。

そんなのパスワードの意味ないじゃんかっ!
鈴愛、おバカさんだから、そもそもパスワードの必要性理解してないんじゃない!?

昔から、ボクテにパクられても何とも思ってなかったし、人のパンとか平気で食べちゃうし、親や光江さん達に平気でお金たかるし…鈴愛自身、所有の概念ないんだもんねえ。

律も「変えようよ」って突っ込んでましたが、律くん、鈴愛なんかにパスワード管理任せっきりにするアンタもどうよ!
ってか、そんな開発データの入ったパソコンを鈴愛に管理させてたことにビックリ。
じゃあ律は、鈴愛が出勤してないときの開発作業はどうしてたのぉ!?

パスワードsuzumenonamidaは、先ほどあさイチでやってましたが、鈴愛がまーくんに振られて律の背中で泣いてるシーンで「いくら泣いても、雀の涙」って言ってた。
大吉さんが、「ここにパスワードが既に出てたんですね~」と一応ホメ?してたけど、
だからどうだっつーの!?
大先生が一人よがりでネタに執着してただけのことよね?

それ以降、ストーリー中のどこにも出てないし、
鈴愛がセリフで言った時でさえ、ただのオヤジギャグくらいにしか思わなかったしなあ。

 

津曲さん、帝都電機に売り込む直前、息子と電話で話し、良心の呵責を覚えて売り込みを断念。退散。
とりあえず、踏みとどまってよかったけど…。

…でもさ、津曲さんの、あの嘘の言いワケ…あれはないでしょーよっ!?
家庭用のコンセントでは電力が足りずに羽が動かないなんて。
家電製品の企画開発を行う会社が、こんな初歩的なこと気付かぬまま開発して、のこのこ売り込みに来ただあ!?って完全に笑い者よ。
スパロウリズムの信用は丸つぶれで、今後帝都電機には門前払いにされるわ…涙。
元々実績無いのに…致命的。
津曲さん、思い留まったはいいけど完全に泥を塗っちゃった。

こここそ、芸人有田さんの本領で「息子が!事故で」とか「自宅が火事だ!」とか、めちゃめちゃで大げさな、芸人らしい演技して退散した方が面白かったのに。
ぜ―んぶセリフで進めて役者さんの演じどころがゼロなので楽しみがないですよね。

まあ北川大先生の脚本は都合良く物事が進むので、これでスパロウリズムの信用がなくなることもないと安心はしてますが。

 

しかし、津曲さん、修次郎がが絡むとエライいいパパ!
マスクを取れず皆に責められて動揺する息子に
「お父さんから説明してあげるから、今日はそのまま帰りなさい」
とちゃんと受けとめてあげるし。
修次郎が、
「こういうの、親に頼っちゃいけないんじゃないの? 自分でどうにかしなきゃいけないんじゃないの?」
と、不安そうに問いかければ
「いや、違う。修次郎、お前はまだ子どもだ。相手は頭でっかちの大人だ。お前が到底太刀打ちできる相手じゃないし、そんなのに太刀打ちする必要もない。お父さんに任せておきなさい」
ってガッチリ息子をガード。

この考えには、すごーーーく同意。

いじめられても頑張って学校に行こう、行かせようとする親子がいますが、それは違う!と前々から思ってました。
無理矢理一緒にいようとするから、かえっていじめが起こると思いますし。
いじめになてしまったら、本人が解決できるわけない。自体が悪くなるだけ。大人の権威で守らないと止まらないと思うから。

さらに津曲さん、
「友達なんかいらない。媚びるな。自分でいろ。ムリして皆に合わせるな」
と毅然とした態度。

津曲さん、カッコイイー! 男前! リスペクトぉ!

…でもさあ、
こんな毅然とした人が、コソコソと物盗みに来るぅ!?
倒産は仕方ないとしても、夜逃げした後、しれっと同じ場所でラーメン屋やる!?
そして、こんな素敵なパパ、離婚されるか!?
さらにこんな気概のある男、電博堂でそれなりの地位にいるんでない????

…キャラぶれぶれで、つながりなし。
せっかくの言葉も、上っ面だけで魅力半減。
キャラとセリフがマッチしてれば心に刺さったよ、私だって感動したかったよ。泣泣

 

律はそよ風ファンの開発に退職金をつぎ込んでました。
それだけでなくカードローンにも手を出してた!
足りないからって、カードローンに手を出すってどうかなあ、律くん。
ちっと無計画すぎやしないか?
翼君の養育費もあるんだから…。

律の借金の事実を、ここで始めて知る鈴愛もなあ!
二人の会社なのに知らないの!?
鈴愛、技術面全く分からないんだから、せめてお金の管理ぐらいしなさい。

律の借金の事実を知った、“堅実で借金しない岐阜県民”鈴愛は、
パニックで叫び声を上げて部屋を飛び出しますが、
なぜ今さら鈴愛がパニック!? とナナコロビヤオキは呆然。

だって鈴愛、親や三叔母に散々お金たかりまくってるでしょ。
全く返さないままで。
それ、借金より酷いことじゃない?

なのに、借金の方が怖い?
借金は返さなくちゃならないから???

もしや鈴愛、とにかく“負債”=返す義務が生じるのが恐怖で、だからいつも返さずにスルー? ガメちゃうの!? それが解決法?

 

律は津曲を責めるよりも、大手メーカー帝都電機がどう反応したがが気になった。
コストパフォーマンスが悪く高価で、ざっと見積もって単価3万円、4,000台売らないとペイできないそよ風ファンを、岐阜犬をヒットさせた実績を持つ津曲に営業&販売を担当して欲しいと依頼。

たった今、盗みを働いた人に仕事の依頼をするなんて、律って慈愛の人なのねえ…いや、ただのお人よし? 世間知らず?
と、どっち?とグルグル考えてると、
…律ってば、やってくれないと修次郎にチクるよって、津曲を脅したぁっ!!!

怖い怖い怖―いっ!

やっぱり梟町の人って怖いわー。

なんだかんだ言って律も津曲、そして鈴愛と同レベル。
だから鈴愛と長年つきあえるのよ。
結局、鈴愛と律はお似合いなんだな。

 

訪れた息子に津曲さんは自分ことを正直に話しますが、
またその内容がねえ~またまた職業へのディスリ。
お父さんはもう社長じゃない、ラーメン作っててカッコ悪いって。

いかにも名誉欲の強い北川大先生。
社長、トップじゃないと偉くないという価値観をお持ちだと手に取るように分かり不愉快!怒

あのラーメン屋さん、恐らく交通の便が良くないシェアハウスで、あれだけ常に客がいるって、結構人気店よね。
ヒットエンドランよりカッコいいけどねえ。

でも、修次郎君は「お父さんはカッコいいよ」って言ってくれました。
修次郎君はいきなりマスクも取っちゃうしっ!
おいおい、この件は今日でもう完結かい!

そして津曲もそよ風ファンを一緒に販売するってことで全て丸く収まり解決。
今日はハッピーエンド。
よかった、よかった。

 

ところで…
こんなこと言っちゃなんですが、
そもそも津曲と修次郎君の話って…必要だったか!?

律がスパロウリズム立ち上げるとき、ただシンプルに津曲をスカウトすればよかっただけなんじゃん?営業ノウハウのある津曲に営業担当を是非って言えば。
って思っちゃうのは私だけ??
そんなことしたら尺余りまくりだから絶対だめか…。