『半分、青い。』第150回( 9月22日)あらすじ
さすが元電博堂出身だけあって人脈富かな津曲は、そよ風ファンのお披露目パーティをしようと提案。
コニタン=加藤恵子の提案で、お披露目会はシェアオフィスで開くことに。
そして扇風機のプロモーションビデオを作ろうとという話になり、鈴愛が涼次に依頼しようと切り出した。
三叔母の家で鈴愛は涼次と再会。
涼次は鈴愛にこれまでのことを謝罪、それに対し鈴愛は「売れてよかったね」と返す。
あっという間に涼次が撮影してくれる運びになり、素敵な映像が完成。
「有名監督にほぼ実費のみで撮影して貰えてよかった」
「使えるものは私を捨てた旦那も使う」
と話す鈴愛に、
律はかんちゃんを再び引き会わせるために、涼次と会うきっかけが欲しかったのではと言い、「鈴愛は哀しい。どんどん哀しい」
と、ポエム。
それに対して鈴愛は、
「自分にはマグマ大使の律がいるから大丈夫」
と涙。
そして扇風機お披露目会当日、大勢の招待客が来訪し会場は賑わう。
扇風機のそよ風に誘われ、蝶々も会場に迷い込む始末。
プレゼンが始まり、涼次の製作した短編映画のような美しい映像が流れ始めたとき、突如地面が揺れだした。
蝶々は窓の外、青空に向かって出て行った。
2011年3月11日14時46分、東日本大震災が発生した。
『半分、青い。』第150回( 9月22日)感想
人脈が命だと言う津曲さーん!
実際に人脈バリバリ持っているらしい津曲さーんっ!
そんなにとんとん拍子で話が進むなら、ヒットエンドラン倒産しないで済んだんじゃない?
夜逃げまでしなくてもどうにかできたんじゃないかーーーいっ??
そして津曲さん夜逃げしてまだ2年も経ってないよね?
そんな黒歴史のある人に、しかも日が浅い状態で
そんなに大ぜい笑顔で集まってくれるかな???
…ま、いいや。
都合の良く、量産に向けての様々な段取りはできたみたいだからね。
ほらね鈴愛さん、「つまがり」なんて呼び捨てにしてないで、素直に頭下げればよかったのよ。そしたら今週のごちゃごちゃ一切なくスムースに行ったんだから。
そうすると放送する内容がなくなっちゃうから、まあよかったのか。
ある意味、鈴愛さんたちも被害者なのね。
で、プロモーションビデオの製作は涼次にお願いしようということに。
鈴愛は涼次と再会。
涼次は鈴愛に会うなり、深々と礼をし謝罪。
しかし…涼ちゃん「鈴愛ちゃん」ってちゃん付けは辞めようよ。
もう40だし。
7年も会ってないワケだし。
謝罪だしね。
それが二人の関係かもしれないけど、個人的には気になったよ。
細かくてすみませんが。
まーくんといい北川大先生のは“ちゃん付け”して欲しい人なのでしょうけど。
それに対して鈴愛は、
「売れてよかったね」と優しい言葉を掛けてました。
しかしそれだけで、鈴愛から謝罪なり謙虚な言葉を発することはなくシーンは終わり。
ばーちゃんナレで映画を撮ってもらうことになったと告げられ終了。
…何としても鈴愛に頭を下げさせないつもりかね?
何か意固地なものを感じるわ。
鈴愛も涼次を支えてあげられなかったんだし、あのとき「死ね」なんてひどいこと言ったんだから言葉だけでも謝罪を。
あのときの態度からしたら、「よかったね」って言われても恨まれてるんじゃないかと怖いもんなあ。
そしてばーちゃんナレで済んじゃったので、
やっぱり鈴愛の「よかったね」という温情の言葉も真実ではなく
ただただ、安く映像作らせようとしてるんだろう、そのためだろうなと。
涼次と律を引きあわせた時の鈴愛の顔も、なんか、両手にイケメンって喜んでるのかなあ~って。下心丸見えな、いやな表情だったなあ。キライ。
涼次はキリットした表情で次々と撮影を進めていきます。
それを見て、鈴愛はやっぱり男を見る目がなかったんだなあと。
律なんかより、活き活きと仕事してて素敵よー。
…いや、もしかしたら鈴愛と一緒にいる間までヘタレだったから、鈴愛が涼次の運とパワーを吸い取ってたのかと。
そんなこと言ったら律も、鈴愛と居るときは冴えない。
やっぱり、鈴愛はさげまん?
涼ちゃんの仕事ぶりを見て、鈴愛から逃げられてよかったねえと、ジーンとしてしまったナナコロビヤオキでした。
なんか、見てる側としても、鈴愛と関わりなくなると好きになって行くなあ。
そして鈴愛に絡むとキライになって行く法則があるなあ、このドラマは。
で、仕上がった涼ちゃんの映像を見た後、
鈴愛は、涼ちゃんのことを
「才能はあったんだよなあと思って、羨ましいような、ちょっと悔しいような」
って言ってました。自分もマンガ家だったから悔しいようにも思うって。
…相変わらずの鈴愛さんですが、
ほんっとお前、どの口が言うっ!
鈴愛さん、涼ちゃんの才能、ろくに見てなかったし!
涼ちゃん応援してるどころか、慰めの言葉も無しに「お金入れてよ」だったし。
そして、「悔しいような」、「私もマンガ家のはしくれだったから」って、
アンタは一番に慣れないからって辞めただけだから。
悔しいとは思うだろうけど、アンタはそれだけの器だったってこと。
当然の報いよ。
そして、
「持つべきものは才能のある若い亭主」
「使えるものは私を捨てた旦那でも使う」
と、強がり風に言って、健気な元妻アピール。
でもこっちはまんまそう思ってるとしか聞こえないー!
それに対して律が、
「許してあげるきっかけ欲しかったように思うけど」
「かんちゃんを涼次さんに会わせてあげるきっかけ作らなきゃって思ってる」
って言って…
美化!!
なんでそこまで鈴愛礼賛!?
そして「鈴愛は哀しい。どんどん哀しい」
ってポエム。
貴美香先生が
「律くんは哀しい」
って言ってたのに重ねて。
そして鈴愛は
「私は哀しくない。マグマ大使の笛があるから。律がいつも来てくれる」
と涙。
…ハァ~(疲)
結局おまいら、いちゃいちゃじゃん。
鈴愛がそんな、しおらしい性格じゃないって周知の事実だし!
律の気を引こうとしてるとしか見えないし。
そして、やっぱりお前ら、チューしてからただの恋愛関係なんじゃん!っと。
何が大事に至ってないだぁ!?怒怒
だから、鈴愛が涼次に花野との再会を許そうと思い始めたのは、律とくっつくための下準備。律とうまいこと行ったら、花野を涼次に押し付けちゃおうと思ってるからなんだろうなと。
そして扇風機のお披露目会当日。
沢山のクライアントさんがプレゼン会場に来てくれましたねー。
すごいねー。
津曲さん、こんなに人集められるなら、ヒットエンドランもっと成功してたんじゃないか?
やっぱり。最初にも言ったけど。くどいけど。
グリーングリーングリーンも、シェアオフィスも丸ごと盛り上げなよ!
…で、とうとう震災が来てしまいました。
涼次のプレゼンの真っ最中に。
やっぱり、あと一週間しかないのに、このドラマで震災扱う必要があるでしょうか?
あと一週間、6回のみ。
これまでも、
律がより子と仲直りしたと思ったら、週またぎ1日空いただけで即離婚。しかもナレ離婚。
花野が生まれて5歳までの間、次々と字幕ワープで面倒なことは全スルー。
こんな脚本で、東日本大震災をきちんと描き切れるのか。
ポエムセリフを吐かせるだけに利用され、涙の押し売りをされ、自己満足、自己顕示欲の道具にされるだけなのがオチじゃないかと。
私は当時は首都圏でにいましたが、幼い子どもを抱えて放射能には毎日不安で怯えていたし、今でも気になってますし。
緊急地震震速報の音を聞くといつも全身鳥肌が立って身が硬くなります。
何かの拍子にポポポポーンが流れると、胸が苦しくなる。
今、こう書いていても、ほら、涙が出てきたわ。
直接被災していないナナコロビヤオキでさえそうなんだから、東北の方々はどう感じるかと思うとモヤモヤ怖いし不安です。
しかもあの日の東京は、どんより曇りで時折雨が降る、寒―い一日だったよ。
蝶々がふんわりとやってくるような気温や天気じゃとてもなかった。
あの日のことは鮮明に覚えてるよ皆。
なのに、すでにこれだけでも、実際に合った事とは違う、都合の良い演出じゃない。
これまで季節感が全然なかったから気にしてなかったけど、
あのまだ寒い時期に扇風機のお披露目会ってのもどうなのよ?
とも思ってしまいます。