NHK朝ドラ『半分、青い。』第153回(第25週)感想&あらすじ コニタンの朗読に嫌悪感。震災の扱いのペラペラ感に怒り心頭!

『半分、青い。』第152回( 9月25日)あらすじ

 

涼次は鈴愛に「やり直さないか」と再プロポーズ。
しかし鈴愛は、その場でバッサリと断った。

帰宅後、鈴愛は花野に涼次のプロポーズを断ったことを伝える。
「ママには、大事な人がいる…」
と言う鈴愛に、花野は
「うん、知っとる。律」
とあっさり。見抜かれていた。

そよ風ファンの製造は暗礁に乗り上げていた。
東北の工場が製造をストップしていて部品を調達できないからだ。

ユーコの夫ようじから鈴愛の携帯に電話が入る。
ユーコはまだ見つからないが、秋風羽織が仙台に来てくれた。
秋風は、ユーコに原画を渡した『Aガール』の続編を、ユーコのために描いて次回の月刊ガーベラに掲載すると言っていたと。
天下の秋風羽織に、自分のためだけにマンガを描かせるなんて、ユーコが帰って来ない話はないと、鈴愛はようじと共にユーコの帰りを強く願った。

グリーングリーングリーンではコニタンが、ユーコの無事を祈る言葉を壁の緑紙に書いていたが、いきなりそれを破る。
「こんなところに書くべきでない。心で祈るべきだ」
と突然言い出し、独りよがりなポエムをタラタラと朗読。

そんな中、涼次がスパロウリズムを訪れる。
プレゼン映像が素晴らしかったので、律はHP用のイメージ映像も涼次に依頼したのだ。
涼次は突然、律に「よろしく」と言い出す。
律は仕事のことかと思ったが、涼次は
「はっきりと断られました。鈴愛ちゃんをよろしく」
と、いきなり。
涼次を自ら、自動的に引き下がらせた。

スパロウリズムでは津曲が部品を中国から調達しようと提案。
大手企業が中国の工場を押さえる前に動き出そうと話していた。

そこへボクテから電話が入る。
「ユーコが見つかったって。ダメだった」
ボクテの言葉に言葉を失う鈴愛。

 

『半分、青い。』第152回( 9月25日)感想

 

今日は昼過ぎまで子どもの用事で出かけていたのと、朝見た時点で相当な嫌悪感を覚えたので、録画を再視聴することなく書きます。
細かいセリフとか間違えてるかもしれませんが、すみません。

 

*****

今日はいきなり涼次のプロポーズから。
そしてあっけなく断る鈴愛。
ならこんなの、やらなきゃいいじゃーん。

そしてテーマ曲の後は、
鈴愛と花野が布団の上で遊ぶシーン。
母と子のスキンシップらしいが、どう見ても、いとこのお姉ちゃんにしか見えない。やっぱり所詮18歳なんだから。あんなことさせると39じゃないってすぐバレるよ。
演出も投げやりかな。できるだけ永野さんの実年齢がバレない演出を工夫しなよ。

そして、しつこいけど震災後1週間も経ってないんでしょ?
余震や放射能のこととか、食料や水の確保とか、心配事が山ほどあって、あんなにキャッキャ遊ぶ気になれなかったよ。
いつ余震が来るかと用心してたから、あんな仰向けで無防備にじゃれ合うなんて、できなかったぞ。

で、二人は梟のブローチの話をし出した。
鈴愛はのんきにニコニコしながら「あれは、まだママの物だから」と言い、
かんちゃんもニコニコと
「かんちゃんも高いものとは知らなくてビビった」
って笑って終わり。
鈴愛は、勝手に人の物を持ちだしてはいけないと諭すことはなし。
まあ、鈴愛自身も盗みに罪悪感ないみたいだから、叱れないとは思うけど。
それは仕方無いとしても、花野は「梟のブローチは高い物と知らなくってビビった」そうで。鈴愛は笑顔で相槌を打ってた。

高価なものじゃなければ、人の物を盗ってもいいらしい。

ということで、梟のブローチ案件は終了。
じゃあなんで出してきた?

それから花野のいじめ問題は4月に転校が決定し解決。
あかりちゃんとの友情の件も「あかりちゃんとは自分で会う」で解決。
簡単に丸めこまれました。
子どもって、環境変わるとあっという間に離れるし。
まだ低学年だから自由に会いに行くのも難しいだろうし。
花野は気付いてないけど、あかりちゃんとはこれきりだね。可哀想に。
鈴愛、花野が幼いからって、いいようにだまくらかしましたわ。

学校側も、あっさり転校を受け入れるなんて、やっぱり学校側も、鈴愛親子には手を焼いてたんじゃない???
ま、そいうことで、いじめの解決法は転校で解決。終了。

 

ほらね、昨日も言った通りですが、テンテー、サクサクと次案を片付け中よ!

昨日あさイチの大吉さんも、あと4日で、盛り込み過ぎじゃない!?と困惑し、
視聴者の皆さまの多くが心配していましたが、ほら御覧なさい!

  • 涼次のプロポーズ   → 鈴愛の「ごめん」であっさり終わり。
  • 梟ブローチ問題    → 高い物だと知らずにビビったと花野はすんなり返す
  • 花野のいじめ問題   → 4月に転校と、鈴愛様から言い渡しにて決定。解決。
  • あかりちゃんとの友情 → 花野が自分で会いに行くから大丈夫と納得させられ解決。

ね! あっという間に、5分もしない内に、4つも片付いちゃったわ。
さすがテンテー♪ お仕事が早いわっっ!

 

そして鈴愛は、花野に涼次から受けたプロポーズを断った話をして、「大事な人がいる」と恋バナを始める。うへえ~。
鈴愛は花野が律と認識していることに、「8歳に見抜かれとる」と言って嬉しそうにのけぞり倒れてましたー。
…バカじゃない? 何を浮かれてる?

ここの部分、朝7:30の回は、ナナコロビヤオキはキッチンの奥に居て、見ていませんでしたが、高3の長男が、さすがに呆れて報告に来ましたよ。
「ねえ、この人サイテーだよ。娘と恋バナしてる。ありえねー」
って。
いろんな思いがあって、涼次と復縁できないにしても、涼次は花野の父だからね。
それで花野が律と気付いてたって喜び浮かれて。
律と恋愛できれば、何もかもハッピーなお花畑で鈴愛(=テンテー)。

鈴愛さん、花野が気付くに決まってるじゃん。
自分はいつも放置、母はいつも律と一緒なんだから。

こんなに8歳の子どもに気遣いさせてることに、猛省もせず、
「花野にもバレてた~! キャー♪」
だよ。
40の母が。JKみたいに。うげっ。

 

で、扇風機の話は取って付けたよう。
部品が調達できないと、製造に着手できないと津曲の報告にて。

取引先の工場では、この前出て来た後継ぎドラ息子が、どうも地震を機に後継ぎとして目覚めたようで、意気消沈する社長=父に、
「こんなときだから、気持ちだけでも頑張ろう!」と心強い言葉を。
それに勇気づけられた職員達も、社長を囲み「そうだ、そうだ、頑張ろう」と沸いて、社長の父ちゃん、感動。涙。

そうだ、頑張ろう!
「頑張ろう日本!」
あのフレーズそのままに、感動の押し売りシーン…。

何コレ?
「頑張ろう日本!」を出しさえすれば
震災で感動するとでも!?
どんだけバカにしてるんかい!

工場の人たち、ハッキリ言って全くの他人だし。
この前ポット出てきて、唐突に親子ゲンカしてただけだし!
そんな親子が震災のおかげで仲直り、感動かい!?
…バカバカしい。
役者さん達エライ被害者。

 

鈴愛のところに、ユーコの夫、よーじさんから連絡が来ます。
秋風先生が訪ねに来てくれて、ユーコのために『Aガール』の続編を描くと言ってくれたと、だからユーコが帰って来ないハズはないと、感動メッセージをいきなり告げる。

よーじさん、山中崇さん、最終週にて写真以外で始めて登場です。
結婚式以外では鈴愛と会ったことないハズなのに、こんなこと急に電話で言うか?

山中さん、テンテーの酔いしれエピを朗読する役回りだってことですか。もったいない。
秋風先生は、最後だから話題にぶっ込んで来たんだろうな。ネタで。
でももうスケジュール調整不能だから、出ては貰えず。軽く拒否かもしれないし。
自分のマンガのシーンは、言うだけ言って被害を最小限にとどめるけど、出番終ったらそれきりねって。

ちなみに、ナナコロビヤオキ、秋風先生、『Aガール』の言葉が出たときに、
秋風先生、自分の生原稿が水浸しになってやしないか確かめに来たのかと思ったわ!
大事な分身、財産だからね。
あれないと秋風羽織展できないしってね…汗。

ちなみに、仙台、震災後一週間、家族が見つからない中で、まだこんなこと話す余裕はないでしょ!
それによーじのお家、電気も煌々とついている様子で、落ち着き払ったきれいなお部屋だった。家に被害なくても、あんなにきちんとお掃除してる余裕ないんじゃない?気持ちの余裕なくて雑然としてるでしょう。

 

そして今日ナナコロビヤオキが激怒したのは、コニタンの朗読。
「ユーコ無事」の願いを書いていた緑紙をいきなり破り、
「やっぱりここに書くようなことではないわ。心で祈るのだ。心でじっと祈ることだ」
と鈴愛調ブツ切りで言い出しました。
「なんか、できることないのかな」
とつぶやく津曲に、
「日本では、多くの人が大変な目に遭ってる。亡くなった人もいる。行方不明の人もいる。不便な生活をしている人もいる」

「でも…」
と言いかける津曲をさえぎり、
コニタンは窓のそばに行き、外を見つめる
(まるで中学演劇部!(笑))
「私たちにできることは、昨日と同じように今日を生きることだ。
私、そう思ったの。あの大変なテレビの映像を見てて、私にできることは、
昨日とおなじように、もう昨日と違ってしまった今日を生きることだ。
私たちは立ち止まっちゃいけない。前に進まないと」
と棒読み。
そして、
「仕事をするよ。グリーングリーングリーンは人を幸せにするよ」と。

これ、テンテー渾身のセリフなんでしょう。

なんて他人事、なにも分かってねークセに! と。
弁当支度しながらナナコロビヤオキは怒りでワナワナ、涙まで出てきちゃいましたよ!
侮辱するにも程があるって!

震災一週間後にこんなこと悟ってる余裕ないから。
こんなこと思ってたとしても、まだ生死が分からない人が一杯いたり、仕事も全然、工場なんか途方に暮れてる、唖然呆然の真っ最中だったでしょう。
とにかく少しでも、できるものがあればする。それで精一杯。
それに仕事よりまだ、自分たちの安全確保に必死だった頃ですよ。
そんな人が日本中に一杯いる中で、こんな呑気な言葉が言えるかっ!!

コニタン、あの緑姿を徹底して棒読みセリフですが、こうやって心を消して朗読するしかなかったんだろうな。
降ってきたお仕事、そうやって全うするしかなかったんだと思う。

こういう言葉って、災害がある度によく言われますよ、確かに。
テンテーポエムに酔いしれてるだろうけど。
ここに、あなたオリジナルの斬新な言葉なんか一言もないから!

どこかで聞いたことのある言葉の数々なのに、こんなに、はらわた煮えくり返るなんて!不思議!
ナナコロビヤオキも初体験ですよ。

シチュエーション、シーン、タイミング、あらゆる全てが絶妙に重なって、最高に嫌悪感あるシーンセリフとなりました!
北川テンテー人を傷つける天才です!

「私たちにできることは、今日を生きること。立ち止まっちゃいけない」
って、そうやって、テンテーは震災直後も平気でパスタ食べたり、水をジャージャー使って、電気を煌々とつけていつも通りの生活をしてたってことですか?

ツイッターなどで知りましたが、当時テンテーはサッサと沖縄に逃げていたそうですが、いつも通りに生きるために沖縄に逃げたってことですかい?

さすがに精神構造が普通じゃないんじゃと真剣に思います。
そういう人に平気でドラマを描かせたNHKは責任重大だな。

 

で、最後は涼次が一方的に引き下がり、律に「鈴愛をよろしく」と。
律がくっつくのをお膳立て。
あと3回でくっつけるために効率の良いお仕事ぶりのテンテーです。

「鈴愛をよろしく」ってことは、花野は引き取るのかな?
涼次さん、花野のためにも、引き取ってあげて下さい。

さらにユーコはダメだったようです。
明日はユーコの件でさらにワナワナしそうです…汗。