NHK朝ドラ『半分、青い。』第146回(第25週)感想&あらすじ 鈴愛とまーくんのそらぞらしい会話、恥ずかし過ぎ!

『半分、青い。』第146回( 9月18日)あらすじ

律は二重構造の羽の扇風機の試作品を完成させ、正人、津曲、コニタンに風を体験してもらうが評判はイマイチ。
そよ風には少し風が強いようだった。
律は、繰り返し試作品を作るが、思うようには行かなかった。

開発に没頭する律。
律を見守るしかない鈴愛はまーくんとカフェで食事。

 

ある日、津曲の息子、しゅうじろうがシェアオフィスに再びやってきた。

しゅうじろうにラーメン店をやっていることがバレたくない津曲は、ついスパロウリズムは自分の新しい会社で、そよ風の扇風機を開発したと自慢。

しかし、その様子を鈴愛に目撃されてしまう。

 

 

『半分、青い。』第146回( 9月18日)感想

開発者系のお仕事の我が家のパパ、「まった、いきなり他人に見せて! ありえねーっ!」
っと言い、その後はテレビを無視。

「まあどうせドラマはプレゼンという形で画にして見せたがるんだろうし、それで誰かが盗んだ盗まないって話しにしたがるのかもしれないし、まーいいんじゃない?」
と、一応応許容はしていましたが…。
それ以降は見てませんでした。

 

しっかし、そよ風が再現できてるかどうかなんて、わざわざまーくんや津曲を日曜に呼び出さなくても、二人で代わる代わる風に当たってみれば分かるじゃん???

ナナコロビヤオキは、昨日の「完成!」で終ったところで、そよ風の再現には成功したのかと思ってました。それで今朝、正人、津曲、コニタンにプレゼンしているのかと。
…そういうことじゃなかったのね。
まったくノロくさいなあ。

…って、それじゃあ、それこそ、こんな段階で見せちゃダメでしょっっ!!!

 

 

律は開発に没頭させることにして、鈴愛とまーくん二人にカフェでサシの会話。
トレンディドラマにありがちな、本音まんま吐露のシーンを作ってました。

中2の次男はこのシーンになった途端、
「なんだかあの人たち、またヘンなこと喋り出しそうだよ」
と言い捨てて、ササッと食事を終えて席を立ち、リビングを立ち去りましたー。

確かに、まーくんと鈴愛の会話、本音バンバン&脈絡一切なしで恥ずかしい!
それに、結局は二人共中身が空っぽだからさあ!
セリフだけであることないこと都合良く言われても、そらぞらしいったらっ!! 怒
片腹痛いわ! 失笑失笑…てなわけで。

この二人の嘘まみれの会話の内容をいくつかピックアップしてみますが…

◆一応応鈴愛が銀行への融資を依頼に奔走してるらしい
明るい時間ずーっと、律と屋上にいたり、律が計算している横でボーっと椅子に座ってるだけなのにい!?
私、何もかも背負ってるんだけど「律はスパロウリズムの頭脳だから」って律を褒めそやし、健気な自分アピール。
ホントォ!って首かしげちゃったし。

◆花野を涼次に取られてしまいそうだと、せつないシンブルマザーアピール。
昨日も書いたけど、散々三叔母にお金たかったり花野の面倒を丸投げしてるくせに、それで涼ちゃん取られるかもって都合良すぎだろ。被害妄想過ぎ。
まーくんが、かんちゃんを律と預かった夜「ママ」って泣いてたから、ママが大好きなんだよって慰めてたけど、それもなんだかな。
さすがのかんちゃんも男2人に預けられてイヤだったんだろうとしか。

◆まーくんが俺は「羽より軽い口」だと言うと、鈴愛は「懐かしいそのフレーズ」と笑う。
いや~あ! よくまあ、そこまで自分のこと棚に上げられるねーー!

◆まーくんはなぜか鈴愛に、「俺とやり直す気ない?」っていきなり告る。
まーくん、アキコは? アキコ、どこへ行った? 別れたんかい?
なんで、まーくんが再び鈴愛に告るか自体、とんちんかんで意味不明。

それに鈴愛が「悪い男だね、相変わらず、フフ…」ってかわすと、
まーくん、「あー鈴愛ちゃん大人になったね。大人の女の発言」と答えて
それに対して鈴愛はしたり顔で「あの頃の私とは違うよ」

…なんだこいつら!?
ん…大人の会話ごっこ??

で、鈴愛のどこが大人!?
あの頃っていつ!?
どこがどういつからと違う!?

…もう、動揺、動揺、大混乱っす。

 

そして、北川大先生は男と女を1対1にすると、そんなことばっかしか考えないもんでしょーかっ!? と呆呆呆

40になろうとしている男女で昔馴染みでしょ?
もうちょーーーっと人間的なつながりが持てるものじゃないか?…ねえ!?

 

そしてとどめに鈴愛が
「一番大事な人が分っちゃたんだ」
「律の前ではずっと変わらないでいられる」
と律が好きだと本音暴露。

こんなこと、今さらかって力抜けちゃったし。

ちなみに鈴愛が「律の前ではずっと変わらないでいられる」って言うと、
「律だと必ず私の言いなりになるから、気兼ねしなくて、やりたい放題できてラク」
と自動翻訳してしまう今日この頃です。

そして、鈴愛さん、ふられるのが怖いから、恋になるのを遠ざけるらしいでっすー。
40になる人が、そうらしいですー。
高校生のお話みたいですー。

40歳になって、母になってもそういうのってあるのかなあ?
あるのかもしれないけど…ヒロイン鈴愛も、律も結局空っぽだから、そこまで執着するのかと…説得力なし。

鈴愛と律って、なんだかんだ言って大人になってから関わってるようで関わってないし。
大人になってからも継続的に、お互いを刺激し合ったり、励まし合う姿が描かれていたわけじゃないから、ただの幼馴染みにそこまで気持ちを持続できるかと…。

北川大先生は、このシーン自慢なんだろうけど、空振りだと思いますー。

 

 

津曲さんは、息子にスパロウリズムが自分の会社だ、扇風機も自分だと自慢。
ほーら言ったこっちゃない中途半端に言いふらしちゃうから。

ってか、なんでこう盗んだとか、人を欺くとかいう形で話しを動かそうとするのかなあ!
いちいち悪人作ったり、人を貶めたりしなくてもいいのに。
なんでいちいちレベルの低い話しに持って行くのかなあと。
…脚本家の発想の貧困さを感じるわ。

 

津曲さん、うさんくさいけど、思いの外いい人って感じ、良かったのに。
津曲キャラ、脚本でなく有田さんの演技力から生み出されたものかもしれないけど。

津曲さん、倒産したけど企画会社やってたんだし、電博堂出身だし、それなりに人脈あるでしょ? 会社経営のノウハウもあるでしょ?

意外といい人だった津曲さんが、律のことが心配でつい起業のアドバイスやお手伝いをしちゃって、いつのまにか津曲さんが営業や銀行の交渉を担当してくれちゃってるにすればよかったんじゃない?
津曲さん、エリート競争から挫折したけど、人がいいから電博堂の同僚と細々つながってて、その人が時折ラーメン食べに来たりすることでコネクションが開けたり…。

鈴愛、律、津曲のデコボコメンバーで会社を起こす!って流れになった方がワクワクして面白かったんじゃないかなあ。

ほんと、キャストの活かし方が分ってないよ、この作品。