『半分、青い。』第139回( 9月10日)あらすじ
晴の入院を2週間後に控えたある日、鈴愛は突然岐阜に帰省。
デパートで晴のためにパジャマを購入したが、郵送の手続きをしようというところで直接持って行ってしまおうと思い付きそのまま来てしまった。
パジャマを試着し喜ぶ晴。
鈴愛は起業を夢見る律におせっかいな説教をして怒らせてしまったと、晴に相談。
すると、晴は鈴愛がマンガ家になりたいと騒いだときに、律が全面的に応援してくれたように、今度は鈴愛が律を応援する番だとアドバイス。
東京に戻った鈴愛は、律に素直に謝罪。
しかし律は、生まれたときから横で寝転んでたような鈴愛にいつまで怒っていられるものじゃないと言う。
また、鈴愛の言うことも一理あるも律。
実のところ会社を辞めることもビビってるし、離婚したより子はあっさり再婚してしまうし、自分はダサくてカッコ悪いのだ、もはやマグマ大使なんかではないのだと自分を卑下。
しかし鈴愛は、自分を見つめることは人生の上で大切なこと、そして自分にとっては律はずっと自分のマグマ大使なのだと熱く語る。
鈴愛の言葉に勇気づけられた律は、まずは事業計画を考えねばと気を取り直す。
別れ際に鈴愛は、晴が入院する名古屋の病院は、街中で窓も空けられず風を感じられず、晴が憂鬱に思っていたと話す。そよ風を入院中の晴さんに届けられたらいいのに、そんな扇風機があればいいのに~と何の気なしに話す鈴愛のその言葉に、律はそよ風の吹く扇風機を作ろうと閃く。
『半分、青い。』第139回( 9月10日)感想
鈴愛は、晴さんの入院のためにわざわざデパートでパジャマ買って、直接持って行っちゃうなんて…
すごーい!鈴愛、なんてお母さん孝行なのかしら…♪
鈴愛と晴さんって、本当に仲良しでステキな母娘!
…と思って貰いたいんでしょうけど~そうはいかないわよっ!
鈴愛、また花野ほっぽらかしで岐阜まで行くかい!
とんでもない母親だな!!!
鈴愛、ホントーにママか!?
小1って、まだまだ親の目が離せないものよ。
結構早く帰って来るし、学童行ってたとしてもお迎えの時間気になるし…保育園時代と違って先生が全て面倒を見てくれない分、親がやきもきすることが増えるものよ。
特に小2くらいまでは、思いもよらないトラブルや怪我もあったりするし、母の気は安まらないもの。なるべく近くで待機&母は所在をはっきりさせて仕事なり行動するものよ。
ふと思いついたからって、遠出なんて、とんでもないっ!
やっぱり花野はネグレクトされてる気がするわ。
晴さんも、宇太郎さんも花野のこと心配したり、鈴愛を叱らないのにビックリだよ。
誰も、草太まで、なんの動揺もせず、嬉しそうに歓迎。ヘンなの。
ナナコロビヤオキがこんなことやったら、実家の両親は開口一番に
「○○(孫の名)はどうした?」
って聞くだろうなあ。
孫が居ればニコニコだろうけど、買い物したまま気まぐれに来た、子どもは学校に行かせたままなんて言ったら、
「ハア? おまえはそれでも母親か!帰りなさい!」
で終わりだろうなあ。家にも上げてもらえないだろうなあ。
または、子どもも置いて蒸発してきたかと愕然とされるかも。
どちらにしてもこんなことしたら、ナナコロビヤオキも親に合わせる顔が無いので、絶対にできませんーっっ!!
鈴愛、そのくらい非常識よ。
それに鈴愛、急に思いついて岐阜まで往復って…交通手段、新幹線使うしかないよね??
鈴愛、カツカツだって言ってるクセに、どんだけ優雅なんだか!
シングルマザーでカツカツなら、新幹線代で何日ご飯食べれるだろうって思っちゃうんじゃないかしら。安易に帰省できないと思う~。
鈴愛がいきなり岐阜まで帰ったのは、要は、晴さんに律のことを相談したかったからね。
律と気まずくなってしまったのが悩みで。
居ても経ってもいられなくなって。
律と仲直りできるなら、花野なんてどうでもいいって晴さんに相談。
39歳が、友だち関係の悩みを母に相談。
「ママ、どうしよう! お友だちにキツイこと言っちゃったら怒らせちゃった。どうしたら仲直りできる?」って。
ママに相談。
すごいなあ。
中高生の女の子だったら分かるけど…鈴愛、39だよ。
我が家の小6の娘、コレ見て
「この人、40になるのに、独り立ちできてないね」
と冷静に言ってましたよ。
さらに晴さん、今度は鈴愛が律を支える番だと励ます。
母として、悩める娘に、素敵な、すてき―なアドバイス。
…いやあ…ちょっと待ってよ。晴さん、あのね、
鈴愛がマンガ家になりたいってほざいて皆に迷惑かけたの、
アレ、まだ18歳だったときのことだから。
あれから20年経ってるからね。
放送としては5カ月前でしかないけどさぁ、
一応20年経ってる設定だからね。分ってるよね?
晴さん自身だって、律も鈴愛も、ちょっとメイク変えて頑張って老け作りしてるでしょ?
そうやっても、どうしても鈴愛も律も若いままだけど
いろいろと何度も強引にワープして最初の放映時期より20年経ってるから。
さすが鈴愛の母だけあるわ、晴さん。
理解のある母の雰囲気で、松雪さんの美しい笑顔で、キレイな音楽でまとめちゃったりするけど…
ホンット、なんつートンチンカンッッ! 怒怒怒
夢を応援するって言っても、
18歳と39歳だと事情が違うと思うわよ~。
39歳の律の夢と、18歳の鈴愛の夢と重ねて「今度はアンタの番」って言ってもなぁ…なんだか無責任としか。
律もコレ聞いてたら「一緒にしないでくれる?」と言いたくなるだろうなあ。
律さん、39歳の夢はそれなりに切実だろうからね。
こっちの脳内補完ではありますけどね。
律はより子に再婚祝いに花を贈ります。
情けなーい、ダサーイとか言いながら花束配送オーダーしてたけど…そんなのやるか!?
ワンオペ育児させてたくせに、こんなことだけきめ細やかな対応で、いきなり自己主張!
…より子さん、こんなの贈られたら気味悪くないかな?
より子さん、再婚したこと律に恨まれてると思ってゾーーーーッとしちゃうと思う。
北川大先生、こういったストーカーっぽい行為、何の気なしに登場人物にやらせるのが気になります。
鈴愛のストーカー行為といい、清のオウンゴールにまつわる言動と言い…人に対する距離感や執着心が普通の人とは違う。
これが北川大先生の人との距離感…???
律、より子さんに悪いことした…って思っているなら、黙って養育費だけきっちり払い続ければいいのよ。花贈ったり、マグマ大使じゃないとか、ダサイとかとクヨクヨ語ってないでさあ。するべき勤めを毅然と、そして淡々と全うすればいい。それがアラフォー男子の誠意の見せ方よ。
しかも翼のこと、すっかりどっか行っちゃってるからなー困った父だよ、律も。
そして岐阜から日帰りで帰ってきた鈴愛は、花野に40分のテストやらせてる間に、律の家に訪問し、謝罪。
鈴愛さん、夜に小学生の女の子を一人家に残さないで!
こういうの、本当に無神経だし虐待だと思う。
NHKさんは、これにOK出すべきじゃなかったと思いますよ。
日本ではまだ罪に問われないけど良識ある親は絶対やらないし、アメリカでは逮捕もんです。
それに鈴愛、岐阜からとんぼ返りで急いで東京に帰ってきても暗くなってからでしょ?
花野にとっては、ママがやっと帰って来たと思ったら、また自分を置いてどこかに出かけちゃうんだよ。
鈴愛、どういう母だよ!
それに鈴愛、いくら律が幼馴染みだとしても、夜に男性の家を訪ねるのは失礼よ。しかもいきなり。年齢相応のわきまえも、たしなみもゼロか。
普段はムダに電話の会話にしちゃって全てを端折ってるくせに、今日はミョーに鈴愛に出歩かせて…おかげで鈴愛はネグレクト母に確定ね。
岐阜の晴さんとのやりとりなんて、それこそ電話で十分だったと思うわ!
律も、生まれたときから一緒だった鈴愛とは、縁を切れるものじゃない、怒れないって言ってたけど、清でもめたとき縁切ってたクセに。調子いい事ばっか。視聴者忘れてないからね!
二人は、川辺で二人は抱き合ってたくせに、
律は、「どんなに淋しくても鈴愛は襲う気にならない」と言い、
鈴愛は飽くまでも「律を応援する」と言い、
…ウソ臭いとしか。
あの、二人の抱擁も飽くまでソウルメイトと言い張るつもりだろうけど、
誰の目から見ても二人は下心満々、未練たらたらでしかなかったし。
そしてどういうつもりだか、鈴愛は急に
「この先誰と出会おうとも、マグマ大使は律だけだ」と語るし。
プッシュプッシュか!?
ねえねえ、北川大先生、どっちやりたいのぉー??
好きなのに、好きと言えずに意地張り合っちゃう二人??
どうにか距離を縮めたいのに噛み合わない二人?
それとも、飽くまでもどこまで下心一切なしの二人?
ピュアなソウルメイトの二人…????
あまりにも鈴愛と律の会話が長々と続いたので、これは何を見せられているのか?
恋愛感情のある二人が、どうにか距離を縮めたいけど縮められないもどかしさ?
それとも、どこまで行ってもピュアな二人のソウルメイトぶり?
それにしても、含みのないセリフの数々だな?
まんまだな??
面白みゼロだな…うーん要するにつまらない、
ホントーにつまらなーい…と、
反芻しながら見ていましたが…
要するに、ただ律に扇風機を閃かせるだけのために設けられた長々会話だったか!
律の扇風機に鈴愛を関わらせるために鈴愛と会話させたってことかい…。
最後のクライマックス、扇風機も言葉の掛けあいだけで出してきましたね。ガックリ。