『半分、青い。』第132回( 9月 1日)あらすじ
和子さんが亡くなる1週間前に書かれたものだ。
律は、しみじみと手紙を読む。
楡野家では、皆揃ってピクニック。
健人は仙吉さんの五平餅と伝承するので安心してくれと鈴愛に宣言。
これでセンキチカフェは安泰らしい。
律はより子と仲直り。
アメリカ行きを決めた。
再び梟町を離れることになった鈴愛と律。
鈴愛は律を呼び出し、いつもの川辺にGO。
二人きりになった鈴愛と律は抱き合いお互いにエールを送る。
『半分、青い。』第132回( 9月 1日)感想
北川大先生、『愛していると言ってくれ』もそうだったけど、お手紙好きね。
トレンディドラマ当時の手法? あの頃、お手紙でまとめるの多かったよね、懐かしいなあと。
でもね、和子さん、弥一さんにもお手紙書いてあげてっ!!
そして翼君とより子さんのことも少しは書いてあげなよ…涙。
和子さんと律との関係で「ずっといます。見守っとる」って和子さんが言うと、
なんだか和子さん、背後にいそう…!!
律は勇気を出してより子さんと話し合いに行きました。
でもなぜか、喫茶店。
自宅じゃない。
お手紙に続き、こーいう場所設定もトレンディドラマっぽいね。
いやいや、そんなことじゃなくて律は自宅にも入れて貰えない状態だったの!?
この人たち、そんなに離婚寸前だった!?
ナナコロビヤオキはてっきり、律は和子さんのために実家に帰っていたんだと思ってたから、ビックリよ。
律は、翼の通う私立小は再編入可能だとか、アメリカにもいい学校があるとかってより子さんを説得してたけど、そんなのより子さん、織り込み済みだと思いますよ。
大企業なんだから、赴任が決定したら現地の学校情報すぐに手に入るし。
より子さん、婦人会会員だし(笑)。
発展途上国に行くわけじゃないんだから。
ってか、論点違う!
律、お前がクヨクヨしてただけだぞ!
そこんとこ、きちんと話せ。
まあ、とりあえず一旦二人は仲直りできたみたいでよかったけど。
律とより子のシーンがほとんどないから、二人がどんな関係かよく分からず、
せっかくの演技ももったいない!
石橋静河さん、やっぱり素敵な人だなって思ったし、いいシーンだったけど…。
こっちは、実は離婚寸前だった事実にただただ動揺して、ポッカーンでしかなかったよ。
楡野家ではめずらしく、草太家族、健人も共に皆で揃ってピクニック。
今日は休業??
そしてあれ? ぶっちゃー姉はのけもの!? あんなに健人とラブラブなのに?
ぶっちゃーママと言い、何気に西園寺家のこと、のけものにしている??
ピクニックに行った場所は仙吉さん健在の頃、廉子さんに糸電話をした場所でした。
まだ評判の良かった頃のシーンを出してきて、あざといなあ…と。
そんな気分がしてしまったのは私だけでしょーか???
シナリオ作りで回想シーンの挿入は難しく、多用したり差し込むタイミングを誤ると逆効果と言われますが、本当だなあと。
そして健人は鈴愛に
「仙吉さんの五平餅をしっかり僕が守ります!」と宣言してくれたけどー、
センキチカフェ、おかげで安心だけどー。
やっぱり、健人もじーちゃんの五平餅作れるんだなあ!
一子相伝じゃなかったのね!
その事実が認定されビックリ。
ちなみに、健人は草太のカツ丼修業したいんじゃないの??
健人、楡野家にいいように利用されまくり!?
いや…? もしや健人、いや、西園寺家か。
一見利用されてるようで、楡野家を利用してるかも。
センキチカフェの賃料タダにして気を許させて
ぶっちゃー姉が健人と結婚したらセンキチカフェ乗っ取とるという算段。
健人が草太のカツ丼とじーちゃんの五平餅、両方マスターしたら、つくし食堂をも凌駕!!!
さすが、地元で手広い商いやってる西園寺家だけある。
しかし、そんなことよりも、鈴愛はどうして謝らないか!
せっかく皆が集まってるのに。
カフェほっぽり出して東京に行くこと、きちんと謝罪しなさい。
そして晴さんからたかった金をどう返すのか、きちんと話し合わないと!
なのに誰も鈴愛に文句を言うことも無く、
晴さんに、
「今、風吹いたね。つかまえたなるような風」
ってポエミイなセリフを吐かせて、美しくまとめ。
………爆死。
でもここで、宇太郎さんが「つかまえたなるような…」って繰り返しくれた時、少し救われました。
滝藤さん、一応シナリオ通りにポエミィセリフを持ち上げつつ、ナナコロビヤオキの反応も汲み取ってくれたかのような表情で…すごいな。
そのビミョーなさじ加減の表情演技に、ブラボー!!!
弥一さんは、珍しくつくし食堂に食事に来て、律がアメリカ行きを決心したことを鈴愛に伝え礼を言ってたけど、なんで全部鈴愛の手柄!?
細かいけど、弥一さんの報告を受けたとき、鈴愛は「決めたか」とエラソーに言ってた。
てめえ、そこは「おめでとうございます」だろっっ!とパンチしたくなりました。
そして、鈴愛の背後で一部始終を聞いていた宇太郎さん、晴れさんは、ウルウル涙ぐんでて…、なんだろなーこいつらって。
晴さん、鈴愛が律に育児日記渡したって聞いた時、鈴愛と律が再び離れ離れになるって聞いてたときも、しんみり。
略奪失敗ってか? で、しんみり??
あーめんどくさい!
だったらもう、幼いときに親が決めて無理矢理結婚させればよかったじゃん! 昔みたいに。
そして今日のラストは、抱きあう鈴愛と律。
やっぱ気持ち悪い。
永野芽郁ちゃんと佐藤健さんだから、
18歳と29歳の美しい若者二人だから絵になるけど、アラフォーの男女設定でしょ??
実際見られたもんじゃないと思うー。
見苦しいから外でやらないでー。
5秒と言いつつ長過ぎだー。
で、5秒後経った後、すっと鈴愛を抱き返す律。
今日の前半でより子さんと仲直りしておきながら、
律はラストシーンで鈴愛と抱擁。
裏切り者。
サイテー。
ただの女たらしじゃん。
幼馴染み、親友の抱擁ってことだろうけど、
アラフォー、そうはいかないぞ!
この二人の関係、ただただ、すごーーーーく迷惑だな! 怒怒怒
昨日の、花野と翼でもそうだけど、いちいち身体の接触持たせるのがヘンなんだろうなあ。
北川大先生の独特な人との距離感が、まさに表われてういるような。
そして鈴愛が抱きついた瞬間、いつものBGMが流れました。
鈴愛が何かを思いついたり、何かが始まる時に鳴るヤツ。
ドラマ上は、爽やかさを表す、鈴愛の魅力を引き立てる効果音なんでしょうが、
ナナコロビヤオキには、この曲、鈴愛が不愉快事をやらかしたり、たくらんだりする曲としてすっかり刷り込まれて、この曲を聞くと嫌悪感でゾワッと鳥肌が立つようになりました。
そしてこの瞬間も、この曲が!
この二人の関係に、最終回まで不愉快な思いをさせられるってことかなあ。