NHK朝ドラ『半分、青い。』第131回(第22週)感想&あらすじ 律はなぜアメリカ行きにクヨクヨ?より子が怖い律はやっぱりダメンズ

『半分、青い。』第131回( 8月31日)あらすじ

花野と翼は近くの川にお散歩。
花野はスケートの選手になりたい、翼はカメラマンになりたいと話しあう。

 

ともしびで話しをする鈴愛と律。
鈴愛は自分も将来お一人様メーカーを立ち上げる! と息巻く。

律は、より子がアメリカ推しとは意外だ、部長夫人以上の座を狙っていたとは思わなかったと意気消沈。未だアメリカに行くかどうかをウジウジ悩んでいる。

そんな律に、梟町唯一の常識人まさ子さんが、夫婦の問題はどちらかのせいでもない、より子さんの言い分も考えてあげるようアドバイス。
しかし、まさこさんそう言いつつ、律とより子の関係を興味津々に聞き出す(←こっちメイン)。

律とより子の出会いは、鈴愛に振られ、亀のフランソワが死んで孤独だった頃。おかげで律はより子に恩を感じ、逆らえない。
鈴愛はより子さんともう一度きちんと話すべきだと律に伝えた。

 

花野は卯太郎からスケート靴をプレゼントされ大喜び。
鈴愛は東京行きの準備は着々と進めている。

そんな中、鈴愛は和子さんから託された律の母子手帳と育児日記を律に渡す。

和子の育児日記を読んでいると、その中に和子さんから律宛の手紙があった。

 

『半分、青い。』第131回(8月31日)感想

今朝は『おはよう日本』の高瀬耕造キャスターが再び参戦。
「最終回まであと1ケ月なのに、登場人物がこの時期に続々と出てきて、まとまるのかなあ~」って。ナイス突っ込み! ありがとうございます!

クランクアップしたところで、とうとう解禁?
今朝の『あさイチ』では今日は永野芽郁さんがプレミアムトークに出演なので、ある種のサポートなのかなあとも。

 

さて、内容ですが…

昨日の鈴愛の態度に不信感&嫌悪感を抱いてしまったナナコロビヤオキは、ドラマが始まった途端、本能的に厳重警戒の姿勢を取ってました!

表情はこわばり、画面に向かって斜め越しになっちゃって。
路上で不審な人を見かけたときに、できる限り用心深く様子を見る感じで…テレビに向かってなにやってるんだ私? と自分でも驚きましたが。

一発目の花野と翼のシーンですでに。もちろん。
だって、中身は山崎莉里那ちゃんとはいえ、黒かんちゃんだもの!

腹黒鈴愛の直系の血を継ぐ花野が、いつどんな理不尽を翼にするかと思って…花野がジャンプした途端、ビクッ! プレゼントを渡す時ビクッ! と。

…わーん、相当メンタルやられてますー。

こんなに視聴者を追い込むドラマって初めてだな。そういう意味では確かに朝ドラ革命。もう二度とあって欲しくない革命ですが。…あ、そーいうのは革命とは言わないか。

 

花野、ジャンプしてコケそうになったところ、翼に支えてもらう…胸キュン強要。
律と鈴愛の昔と重なってるでしょう? キュンキュンしたでしょ?
北川大先生のドヤ顔が透けて見えるシーンでした。

しかしなんでこの脚本家、いちいちこういう身体の接触させるなあ、イヤだなと呆呆呆。

こーいうさり気ないのを装って、実はやる気満々の接触シーン、30年前の“男女席を同じうせず”の時代でしか通用しないよ。
確かに、トレンドドラマ時代は有効だったろうけどね。

当時より男女の立場がフラットな今、ただのむっつりスケベだよー。
しかも、こんな幼児の仕草に思い入れして、わざわざスローモーションで強調されてもなあ。
花野、将来これをしつこく覚えてて「責任とれ!」って脅迫する!?

 

花野が、翼に「これあげるー」と、何やら手渡した時も、ビクッとしちゃいました。
笛かと思って…怖!
花野、鈴愛に教え込まれたんだ! 翼を服従させる気だ! と硬直しましたが…
スケート靴だった!

よかった! はぁぁ~と脱力。

しかし、将来、スケート選手になった花野をカメラマンになった翼が写真を撮ってあげると翼が言うと、喜んだ花野が「ふぎょぎょーっ!」と…!
ふぎょぎょ…!!!

厳重警戒も、一発でノックダウン!!
鈴愛の会社名もそうだし、これから何日ふぎょぎょ聞かなきゃならないんだろう!?涙涙

 

しかし、翼君もまだ小1くらいでしょ? 花野は5歳。
子ども二人で勝手にチョロチョロ外歩かせない方がいいよ。そばに川も流れてるんだから。

より子さん、帰りは子ども一人で新幹線に乗せると平気で言ってたし、教育熱心な割に脇が甘過ぎ。

 

そしてテーマ曲後は、昨日の舞い上がったまま、お一人様メーカーやると騒ぎたてる鈴愛。

まあこれは覚悟済みでしたが、律がこの鈴愛の言葉を、マンガ家時代の「デジャ・ヴュだ」と呆れて言ってた。この反応に、ナナコロビヤオキは何だか深―い失望感と憤りを覚えてしまいました。

このドラマ、ナナコロビヤオキとしては当初はちゃんと楽しみに期待して見ていました。

実際に子役の頃は楽しかったし、今のキャストに変わった後も、清とぐちゃぐちゃになるとこ辺りまで嫌いではなかった。

マンガ家としての仕事ぶりが描かれてないとは思っていたし、ポエミィなセリフがところどころ入って度々「ん?」って、気になってはいたものの、許容はしていました。

だってドラマって想像の産物だし、完璧な作品なんて、なかなかできないだろうし。

整合性がないところはちょいちょいあったとしても、ストーリーの軸や、主人公のキャラにブレがなければOKと思って見ています。それより楽しまないとね。

その状態で見ていた分には、あの、鈴愛が「マンガ家になる!」 と言ったあたりはよかった。あのまっすぐさは、18歳ならではの純粋さと健気さがあって魅力的だったし、自分の高校生の頃を思い出して、懐かしくも感じた。心から応援できましたよ。

しかし、その後の鈴愛は、マンガを自己顕示欲を満たすには割が合わないと辞め、そのキャリアを活かそうと考えもせず100均でバイト。人に使われるのがイヤだと晴さんにたかってセンキチカフェ開業。オーナーの自覚も無く居場所が無くなったと、4ケ月未満でカフェを捨て、お一人様メーカー目指す…これが、鈴愛のこれまでの職歴。人に迷惑をかけても後始末は一切なしで。

だから、律の「デジャ・ヴュだ」というセリフと共に、「マンガやりたい!」 と言ってた鈴愛の姿が回想で重なった瞬間、
まだ信じてあげてた、純粋だと思ってた「マンガ家やりたい!」もウソだったかと。
あれも下心一杯の、思い付きでしかなかったのねと。

わずかに認めてあげてた、その私の気持ちも踏みにじられた!!と。憤慨。

 

しかし、その後のシーンやセリフは、鈴愛占有率が少なかった分少し楽でした。
まさこさん、ふせえりさんの演技も安定感があって楽しいし。
佐藤健さんとふせえりさん、二人のセリフのやりとりにふむふむ…っとこっちも聞き入っちゃったし。

しかし、まさこさん、バツ2か。

前にそんな話出たことある?
今さらそんなのバラす必要あるかな?
今後は登場人物投入だけでなく、登場人物の隠された過去も次々カミングアウトか?

 

昨日も書いたけど、
なんで律は、アメリカ行き渋ってるの?? もう障壁はないじゃん??
律、弱過ぎです。
そして、よりこさんが怖いと、失礼過ぎ。
アナタが一番悪いです、律くん。

律の話を聞いていて、ヨレヨレ律を、これまでまともに生活させてきたのはより子さんに他ならないのだなあと確信しました。

今朝は夫もチラ見してましたが、夫も律に
「何を迷う?」
と言ってましたよ。
うちのパパさんも、理系の似たような開発のお仕事なので、
「スタンフォードで研究なんて、ロボット工学やってるヤツは願ってもない。一つ返事で行くだろう」と。
それに、「これを断ったらキャリア形成にもマイナスだ」とも。

ほんっと、そーだよ!

日進月歩の世界なんだから最新技術に携わってなんぼだし、下手するとあっという間にリストラよ。

より子さんに強く言えないっていう、律のキャラにも疑問。

だって開発者って、自分の信念に基づいて物を作って行くとこあるから。
そう、一見物静かだけど実は自分に絶対自信がある、頑固者です。開発者。
京大大学院卒のエリート律なら、最後のとこ自分が絶対一番だと思ってるはず。
より子に多少言われたって言いくるめられやしないわよ。

だから、律は開発者にしては優柔不断過ぎ。
…あ、開発者の夢は元々鈴愛の夢だからか??

…そしたら一層困ったアラフォーだわ。

 

ちなみに田舎の梟町で、妻帯者律と出戻り鈴愛が二人きりで飲んでたら、途端に噂が広がると思います。気を付けた方がいいよ。

 

宇太郎さん、わざわざ名古屋まで行ってスケート靴買ってきてくれてました。
花野のために。ご苦労様です。
ところで、行列の店は宇太郎さんが気軽に抜けても大丈夫なのだろうか??
それにそこまで遠出するなら、せっかくだから花野も連れてってあげて。
いつも放置されてて可哀想よ。

それに宇太郎さん、スケート靴買うより、まずはスケートリンクに連れて行ってあげなよ!
真央ちゃんが通ってたスケートリンクならオールシーズンスケート滑れるでしょ?

子どもって、スケートやる気満々でも実際にスケートリンクで立ってみると怖くてガクブルってことも十分あるから。大体の子は、滑れるようになるだけでいい♪ってなるから。
莫大な費用を掛ける前に、まずはそういったことを試してみて下さい。
スケート靴買うなら、お教室のコーチのアドバイスに従った方がいいと思うしね。

和子さんの育児日記、ちゃんと渡したか気になってましたが、鈴愛、やっぱりまだ持ってた。晴さんに見つからなかったらガメるとこだったか?

律と弥一さんが二人でソファに座り育児日記を見る姿、もーう、完全に危ない親子。
しかも父と息子。
息子アラフォー。終った…。

 

今日は永野芽郁さんおプレミアムトークでしたね。
すっかり元気で、引きずってないようでよかったです。

 

永野さん、鈴愛と自分は全然似てないって言ってたし。
鈴愛の、あのタメ口、言い切りの失礼な言葉遣い、行儀の悪い振舞いは台本通りだと言い切ってました。
華丸さん、大吉さん、スタッフ丸ごと、「永野芽郁さんは鈴愛じゃない!」って猛アピール。NHK全局挙げて永野芽郁さん全面擁護。
放送しちゃったはしちゃったけど…って、NHKも火消しに回ってるとこですか。

私としては、安心しましたけどね。