『半分、青い。』第128回(8月28日)あらすじ
うさんくさい男、津曲がセンキチカフェに再来店。
津曲は東京で企画会社を経営している。
「姫っち」というゲームを当てた実績があるが、要は「たまごっち」のパクリ。
その津曲は岐阜犬に興味を示し、有名玩具メーカーに企画を持ち込みたいと言う。岐阜犬を通してお母さんと子どもが会話するおもちゃを開発する考えだ。
鈴愛は企画を津曲に任せたものの、和子さんを思い出すので岐阜犬をこれ以上見たくなかった。
萩尾家では、弥一が和子を失った哀しみを静かにに耐えつつ、日々きちんと過ごそうと努力。
律は会社からアメリカ赴任の打診を受けた。しかし翼の学校のことを考えアメリカ行きは辞退しようと考えている。
次の朝、律はマグマ大使の笛で目覚める。(←またっ!怒)
窓を開けると外には花野がいた。
『半分、青い。』第128回(8月28日)感想
津曲さん、梟町では、よそ者は目立つだろうに、バブルな出で立ちの有田なのに、鈴愛は一切覚えちゃいない。
鈴愛は律以外の男は興味なしだから?
カフェやってるなら、客の顔は記憶するように!
“津曲”を“つきょく”とか、どーでもいいことくどくどやっては、
鈴愛に「ヘンな名前」とか言わせるし。
どうせ尺稼ぎなんだろうけど。
このシナリオ、鈴愛に失礼な言動をさせることだけは怠りませんね、いつもいつも。こんなしょーもない細部までこだわって。
永野さんが、うつ状態に追い込まれるのも分かるわ。
暴言言わされても、回収されずほっぽらかしだし。
ブラックジョークでもないし。
悪人として描かれているわけでもない。
これじゃ、中の人の良識や道徳観を脅かしてしまい、精神が蝕まれてしまうのも当然。
永野さんのインタビュー記事、先日拝見しました。
彼女自身も鈴愛を理解できなくて苦悩、情緒不安定になり、片耳の聴力を失いかけ…その大変な状況を精神安定剤を処方されながらどうにか乗り越えたと。
ナナコロビヤオキの長男は、永野さんより一つ年下なだけなので、そんな子どもにそんな薬を飲ませてたなんて…! と、心が痛くなりました。
まだ未成年よ。
お顔がむくんできたと気になってましたが…。
永野さん、まだ若いし経験も浅いから、大人の言われるまま頑張って自分を追い詰めちゃったんじゃないかと。
そしてきっと、これが理不尽な要求だったと認識できず、未だ苦しい思いをしているのではないかと、本当に心配。
アメリカなどは役者さんの心のケアのプログラムもあると聞きます。永野さんもカウンセリング受けさせてあげて!
で、有田さんも、きっと使い捨て。
有田さん、頑張ってるみたいだったけど~だただたしゃべりっぱなしだったわ。
お笑い芸人さんだから、演技つけたら面白いことをしてくれるだろうにねえ。
長いセリフで事情説明ばっかしている有田さんの表情に戸惑いを感じ取ってしまったのは私だけだろうか?
有田さんの、このバブルおやじキャラも別に面白くないー。
もっとオーバーにくどくやって失笑っていうのが目的なんじゃないの?
その方がチャーミングじゃない?
そういう目的でバブルオヤジにしたわけじゃないのか?
鈴愛、和子さんの思い出があるから、岐阜犬見たくないって言ってましたが、
それを聞いて我が家の次男が、イラッ!
「じゃあ、店に置いとくなよ! しまえよっ!」
って朝ご飯食べながら怒鳴ってましたー。
鈴愛のセリフの後、いつものオルゴールみたいなBGMで、和子さんを偲ぶ鈴愛を美化。
鈴愛は優しい子イメージをアピールしてましたが、
そうは誤魔化せないからっっ!!
鈴愛の本性みーんな知ってるから!
鈴愛が岐阜犬を見たくない理由は、これで和子さんを殺しちゃったからでしょう!
誰かに糾弾されないうちに、証拠隠滅したいからでしょ!
それにしても、鈴愛だけが和子さんを思ってるみたいな描写で鈴愛アゲですが、コレ自体もおかしい。
ドラマ内で和子さんは岐阜犬で殺されたのではないにしても、岐阜犬は和子さんの最期の思い出でしょ。
そして梟会のメンバーにとって和子さんは幼馴染みのママ。皆すごく可愛がってもらったはずよ。
普通、よそから来た人が岐阜犬のことを持ちだしたら、皆、ハッとしてシーン…ってなっちゃうんじゃないかなあ…? あらためて涙を誘うシチュエーションよ。
なお、ぶっちゃー、トイギャラクシーって浮かれる場合じゃないよ。
マザコン律なら、ママ、ママーーッ! て泣き崩れちゃうだろうし。
なのに律はいきなり冷静に「そこ、俺に気を使うこと? 」だし。
晴さんにとっても、和子さんは一番仲良しだったママ友。
「そりゃ楽しそうや~」で済ます話しではないんではないか??
いいアイデアかもしれないね…と言いつつ、寂しそうな表情するとかね。
和子さんの死を大切に思うなら、岐阜犬企画に対するそれぞれの反応をきちんと書いた方がいい。ドラマとは、それを見るものよ。
でも、そもそも岐阜犬は、鈴愛にセンキチカフぇを辞めさせるためだけの存在だから、そんなの無駄か。
ところで、岐阜犬で親子でおしゃべりってアイデア、結局ココンタと同じネタ…。
そして、
全国の親に、子どもを騙せと!?
前にスマホで子どもの躾をする鬼のアプリ(名前は忘れました)というのがあって賛否両論という記事を見たことがありました。それと同じよね。
ナナコロビヤオキは良いとは思わないなあ。
きちんと褒めるにしても、叱るにしてもきちんと目を見て話すべきと思うし、
そんなのにいちいちお金かけるか???。
話は変わり萩尾家ですが、
弥一さん、和子さんの淋しさを必死で耐えてるらしいけど、その割に鼻歌歌ってたな! まだ四十九日過ぎたばかりなのに。
どーいう演出よ!?
そしてばーちゃんナレが優し~い声で、
「しんどいね。大変だね…でも、日にち薬だよ。絶対、段々、楽になります…」
と、弥一さんを慰めてました。
“日にち薬”、その言葉は確かに優しいものではあったけどさぁ~。
でも廉子さん、一番最初に逝っちゃったのはアンタよっ!
残された者の哀しみが最も分からない人が言っても意味ないよぉ。
仙吉じいちゃんが言った方がまだ共感できたかも。ネタっぽくはなるけど。
で、律はやっと出勤したと思ったら明るいうちに帰ってきた。
名古屋まで2時間半かかるんだよね?
そして確か、季節は秋。
ってことは2時過ぎに退社?
なんだかすごい待遇だわ。
そして律は弥一さんを連れてともしびに。
二人は夕食前、律は仕事帰り。
なのに、オーダーはビールのみ。
なんで食事頼まない? 悪酔いするよ。
まさこさん、客がいないっていつもぼやいてるんだから、ちゃんと食事も頼んであげて!少なくともお好み焼きはあるでしょー!
そんな細かい突っ込みはいいとして、
律は「アメリカ赴任」の打診を受けた。「スタンフォード大学」と共同研究…”アメリカ”、“一流大学”トレンドドラマやー!!
トレンディドラマのドンピシャ世代のナナコロビヤオキは、朝ご飯食べてる子どもたちに、一生懸命補足説明しましたよ!
「昔のトレンドドラマってのはねえ、ヒロインの好きな人が必ず海外に転勤するんだよ。エリート=海外で。で、最終回は旅立つ彼を空港に追っかけてハッピーエンドとかね。場合によっては、ウェディングドレス着たまま成田に行くんだ~」
って。…説明しながら、段々恥ずかしくなったわ…。
それに対して子どもらは
「なんだそれ」
「ドレスだぁ?」
「時間めちゃくちゃ?」
「都合良すぎ」
淡々&ボロクソ。時代が違うのね。
これはトレンディドラマと多目に見るとしても、律がいきなりアメリカって都合良すぎ。
律、言うほど優秀じゃさそうだし。
妻子よりママを取る男だって会社にバレたわけだし。
ナナコロビヤオキはこの件を聞いて、体の良い肩たたき? と疑いましたよ。
でも仮にこれが本当に“栄転”なら、
より子さんなら、翼を連れてホイホイ行くでしょう――――!!
教育熱心なより子さん、翼くんをバイリンガルに仕立て上げる絶好のチャンスよっ!
ママカーストで、ごぼう抜きでボスの座に君臨する絶好のチャンスだし!
せっかく入った私立小を辞めるのはもったいないって言ってるけど、
全っ然、大丈夫でしょ!
私立小学校、パパの転勤がらみは、戻ってきた時にまた入れてもらえるから。
特に律みたいなエリート父を持つ、クラスでトップの翼君なら大歓迎でしょう。
それなのに“家族”を言い訳に辞退とはね。
優柔不断、マザコン、メソメソ律は、どうせ新天地に行くのが怖いだけでしょうとナナコロビヤオキは読みましたよ! 律、モラトリアムだからね!
和子さんの葬儀の最中に妻子をほっぽらかしにするようなヤツ、鈴愛と遭い引きするようなヤツに「家族は一緒にいないと」って言われても、もう裏があるとしか思えないーー!
律ったら、より子と翼のこと「家族は一緒にいないと」って言いながらも、
和子さんが亡くなるときに大阪を離れたのは「最後は家族で過ごしたかったから」と、より子と翼を家族から完全排除だし。ボロ出てるし。うん、やっぱり信用ならない。
普通の感覚なら、和子さんと翼を少しでも一緒にいさせてあげようと思うよね。
そして律は、ママが死んじゃった後は、弥一さんに「パパが必要」って。
まったく親離れできてない、アラフォーおやじ。すごいーー。
和子さん、見事に飼い殺したもんだわ。
そして弥一さんも弥一さん、「翼にはまだパパが必要」って、「まだ」って…!?
弥一さん、将来的に律だけを連れ戻す気満々!?
最後の笛ピーピーも、迷惑。もうやめてー!
明日のピーピーからの続き、怖いー。