『半分、青い。』第113回(8月10日)あらすじ
酔っぱらったボクテ、以前夏虫駅で鈴愛が律のプロポーズを断った真相を暴露。
慌てて取り繕う鈴愛に、律は、その話はなおからとっくに聞いていたとあっさりと答えた。
そしてこの前、「律を支えたい」と言われたが、自分は既婚者だからそれには応じられないと断わる。
鈴愛も、支えたいのは和子さんのことで、幼馴染みとして、親友として律を支えたいと言ったまでだと説明。二人の誤解は解けた。
皆が寝静まった頃に鈴愛とユーコは二人で語り合う。
ユーコは看護師の実習が大変で鈴愛に会いたくなって来たと本音を明かす。
秋風塾でどんなに原稿をボツにされてもくじけなかった鈴愛に会いたくなったのだと言う。それに対し鈴愛は、ユーコが晴れて看護師になれたら今度は自分がユーコに会いに行くと伝えた。
鈴愛の就職先を調べてくれていたぶっちゃー。
ぶっちゃーが自分の店で雇ってあげると言うと、鈴愛は、
「ぶっちゃーに雇われるなら物乞いをしたほうがまし」
と即答。
そして、
「私は社長になる」
「人に使われたくない」
と、宣言した。
『半分、青い。』第113回(8月10日)感想
今さらの夏虫駅の話。昨日に引き続き。
しかも家族の前で話すし。
律もそのまま続けるし。
皆の前で断るし。
ま、これは律としては鈴愛を撃退したかったんだろうから、鈴愛に恥かかせてくれたから、まあいいけどね。
草太も「俺も聞きたい」とか言っていつまでもいるしさあ。
妻子が家で待ってるのに。
仙吉さんも、宇太郎さんも、遠慮してるフリして聞き続けるし。
晴さんも、聞きたくてしょーがないし！
この家、そんな昔のことを聞き入って何なんだ？
「くどいっ！」ってたしなめたり、「今さらっ」て笑い飛ばす人が誰ひとりいないのがキモイ。
そして、鈴愛も、いつもの後出しジャンケン風に、「支えたい」って言ったのは、律を親友として、幼馴染みとして支えたいと言ったまでだと言い訳。誤解だと。
うそだーーーーー！
夏虫駅の件、律が、なおから結婚した後に聞いたと言ったら、鈴愛は「なんで、そんなときに？」と言ってたけど、
これは善意的に取れば、「律が結婚したのに失礼じゃないか！」と思った「なんで？」なんだろうけど、
鈴愛だから、「なお！ 言うの遅すぎじゃねーかっ！ チッ！」
という意味に聞こえたよ…。
しかし鈴愛、そこまで引っかかってたならさあ、
夏虫駅のプロポーズの後、アンタが電話や手紙でフォローすりゃよかっただけの話よ。
それしなかったんだから、そこまで好きじゃなかったんだよ。やっぱり。
律も再プッシュしなかったわけだし。
あのプロポーズ自体も、その場の気分で言っただけっぽかったんだからねえ。
鈴愛も律と結婚しなかったおかげで、
涼次に出会えて、花野を授かってよかったんだって。
ええっ！？ ホント！？ ビックリ！
鈴愛、花野のお世話を全然してないから、涼次との日々を思い出すのもイヤでイヤでたまらなくて、花野にネグレクトしてるんだと思ってた！
そして梟町に帰るなり、律に猛攻アタックだし。
言ってることとやってることが全然違うよ。
本来の、この鈴愛と律とのやりとり、
「あの時、あんなこともあったよねえ～」
と、ほんわかエピソードにまとめたいんだろうけど、そうはいかないわよね。
前提が違い過ぎだからね。
だって、これまでの鈴愛は、涼次と結婚しようが子ども生まれようが、ベースはいつもいつも「律ぅ～」だったから。
あれだけの執着ぶりと、そして執着してきた15年の時間の長さは、こんな軽い言葉のやりとりで片づけらるものじゃないでしょ。
それを簡単に処理できると思っている安易さ。
さすが、神様は何でもやれるのね！
シナリオに書いちゃえば何でもありだもんね。
昨日から反芻していて…
このドラマ、朝ドラと思って見てたけど、やっぱりコントやりたいのかな？
っと思ってきました。
ドリフとか、寺内貫太郎一家みたいなのやりたい？
それと鈴愛はバカボンパパみたいな路線で行きたいのかな？
と…。
でも、やっぱりテーマがベタベタ恋愛。全然ライトじゃないからね。
それに会話も面白くないし…。
コントにしても笑えないんだよねえと。
人間ドラマとしては心理描写が全く描かれてないし、
バブル時のジェットコースタードラマにしても畳みかけ方が甘いし。
もう、どこに照準合わせて見ていいやら分からないわ…。
ユーコも唐突に看護師とか急だし。
行き詰ったら鈴愛に会いたくなったと、相変わらず鈴愛アゲアゲ要員には変わりないけど。
マンガ家→インテリアコーディネーター目指す→看護師って、
看護師、全然関連性ないじゃん？
何がきっかけで、どういう経緯でここまで畑違いの職業が出て来る！？
アラフォーでいきなりだし、そりゃ馴染めないのも当然でしょう。
無謀だもん。
それにユーコ、本来お嬢様で学歴はそれなりに高いんでしょ？
それなら医者目指さない？
子どももまだ中学生になるかどうかの頃に、そこまで自分のこと中心にできないと思うし。
看護師の実習なんて拘束時間長すぎでしょう。
そもそも仙台で看護師の実習してる合い間に岐阜まで来る余裕無いんじゃない？
空いた時間はくうちゃんのために取っておいてあげて下さい！
ホンっと、この人も育児放棄だからなあ！
ここまでダンナ出さないのも不自然だよぉ。何のつもり？ 予算オーバー？
ユーコも鈴愛と律の関係を、「ナチュラルでオープン」だ？ 「小さい頃から家族に見守られてきてジンときた」だ？ なんだかエライ弁護してたなあ…。
こーんな鈴愛と鈴愛の家族が、“ナチュラル＆オープン”掲げて、何歳になっても律にまとわりついてるなんて…。より子、苦労だわね。だからより子は岐阜に寄りつかないんじゃない？
鈴愛と律との関係をナチュラルでオープン、ソウルメイトアピールするなら、より子さんをもっと出すべきなんじゃないの？ そしてより子も含めて仲良しになった方がいい気がするー。
その方が、あの頃確かに恋心はあったけど、今はいい思い出と、区切りをつけた二人が見られていいんじゃないかな。
見ているこっちも、その方が二人のこれからを素直に受け入れられるし、本当にソウルメイトになるであろう未来を感じて爽やかな気分になるだろうけど。 鈴愛の魅力も少しは挽回できるだろうし。
しかし、
- 仙台
- 看護師
- 2007年くらい？
となると…震災ぶつける気？ 北川大先生。
ユーコに苦労させるか？ わざとらしいなあ…。
そうよね、前々から仙台、仙台ってやたら強調してるし。
こういうことネタに使う？
こういった大きなトピックをブチ込んでも、このドラマだとろくに描ききれず
ディスるだけで終わるだろうからイヤだ。
特に描かず、ただただカレンダーめくりめくり、朗読劇で進めて、コントもどきで強引にまとめ上げちゃうんだろうからね。
悪いけど、震災きちんと描ける力ないでしょ、この脚本家。
だから、やるかもと思うだけでゲンナリ。
本当にやったら怒り心頭だわ―。
そして、雇ってあげようかと言ってくれたブッチャーに
「ブッチャーに雇われるなら、物乞いした方がまし」
とかまたまた暴言。
身の程知らずな鈴愛。
なら、ぶっちゃーに相談するな！
そして、社長になるだぁ！？
どの口が言う？？
これまでの鈴愛のキャリアと言うと、
- マンガ家も数年やっただけ。秋風先生の庇護の元で。しかも原稿落して終了した
- 大納言ではくっちゃべってるだけ。ろくに仕事をしなかった
- 花野が生まれた後は、一切働かず涼次に寄生
- そして出戻った後は、実家に寄生する気満々
要するに仕事が何たるかも全然分かってない鈴愛が、いきなりこんなこと言うとはね！
鈴愛が社長になりたいのは、何かやりたい、自分の足で立ちたいとか、そういった切実なものがあるわけではなく、
「人に頭下げたくない！」
それだけなんだろうなあ～。
個人経営の社長なんて、頭下げてばっかりよ。
人に使われることも沢山よ。
ちなみに、会社の立ち上げ資金はどうするつもりなのかしら？
やっぱりつくし食堂、草太のカツ丼のアテがあるから？
誰か鈴愛を張り倒して！
晴さん全然叱れないバカ親だから！
今朝、朝一で原田知世さんのプレミアムトーク再放送を見ました。
原田知世さん、実はトークする姿を初めて見た気がする。
凛として芯のある方だなあと初めて認識。
ナナコロビヤオキ、原田知世、キレイで演技も素敵だけど何となく苦手と言っていましたが、前言撤回！ もっとナルシストなタイプかと思ってたのでね。実は素敵な方でした。
現在の『時をかける少女』も素敵でした。
彼女の活動、もっとよく知ってみたいな～と思いました。