『半分、青い。』第110回(8月 7日)あらすじ
岐阜の入れ野家に戻った鈴愛。茶の間で寝ていたら、見知らぬ若いイケメンが朝食を食べていた。イケメンの名前は健人。草太のカツ丼レシピを修業するために楡野家に住み込みで働いている。
鈴愛は律の母、和子が心臓の病気を患っていることを貴美香先生と晴から教えられる。
そのことを聞いてショックを受けた鈴愛。
ともしびで哀しんでいるところにぶっちゃーが来た。ブッチャーも和子のことを知っていた。
ぶっちゃーは律が戻ってきたことから事情を察し、律から話しを聞いていた。
自分だけは何も知らなかったことにショックを受ける鈴愛。
そこに律が来店。
ほどなくして二人になった鈴愛と律。
律はあらためて鈴愛に事情を説明し、
「和子さんとは普通に接してほしい。和子さんもそれを望んでいる」
と話した。
それに対し、鈴愛は
「律を支えたい」
と、涙を浮かべて訴えた。
『半分、青い。』第110回(8月 7日)感想
今朝もまたまた不愉快ワード満載。
いきなり最初のシーンから「ドロボー!」だもんね。
ヒロインの口から。まず最初のセリフが「ドロボー!」だもん!
それと今日もしつこく“死”の言葉が。
和子さんの病気を心配する鈴愛が、「死んでまうのか」、「死ぬのか」…等々、あらゆる活用で“死”の言葉が何度も出てきた…!
心配しているにしても、死ぬ、死ぬって!怒
本当に、語彙の乏しいヤツだなと!
和子さんが重い病気だからって、安易にそんな言葉使うな!
言葉に対するセンスというか、言葉に対するデリカシーがないのがこの脚本のイヤなところ!
深みのないセリフ、思いやりのない言葉選びに本当に朝から不愉快です。
前半の健人くん登場のシーンも、あんなシチュエーションで健人の存在を初めて知るってヘンだし、わざわざこーいうことを大事件にして取り扱わなくてもいいのに。
こんなこと入れても一層話しがとっ散らかるだけだし、よりドタバタになってドラマの品位を落とす一方よ。
そしてこんなタイミングで新キャラ登場させなくても。ストーリーで惹きつけられないから、目新しさで気を引くしかないんだろうけど…。
健人君も、どうせ使い捨てキャラなんでしょうね。
俳優イメージ、ダウンさせないうちにパッと出てサッと終れるといいね。切に願うわ。
和子さんの病気のこと、羽より軽い鈴愛になんか話しちゃダメでしょ!
貴美香先生、医師として守秘義務があるんじゃないでしょーか!
もう2007年だっけ? 一般的にも個人情報への意識も高まってきてるでしょう。医師である貴美香さんはそれ以前から守秘義務は業務の一環。誰よりも細心の注意を払うものなんでは。
鈴愛も言うな、言葉に気をつけろって言われてるのに、ブッチャーに、かまかけるし。
「律は話してくれない」なんて、言いかけて、飽くまでも私が言いふらしたわけじゃないと言うでしょうが…。いきなりあんな聞き方して、もしブッチャーが知らなかったら、ブッチャーが「何の話?」って聞いたら、平気でペロッと喋っちゃうだろうねえー! 泣きながらさあ。
そして案の定、ふせえりさんに丸聞こえだったし!
内緒、内緒って言いながら、どんどん、どんどん広がっちゃうのね、梟町。さすが田舎。
プライバシーも何も無い、田舎のイヤな面を見せつけられました。
これは、北川さんの狙い通りの田舎描写かもしれないけど、ドラマ的になーんも面白くない。ただの不愉快でしかないから。
北川大先生、ご自分の故郷、岐阜がキライ?
そんな状態で、鈴愛は自分だけが全然知らなかった事実を知り、
「卑怯やな…」
「私だけ何にも知らなんだ。私だけいつまでも子どもやった」
って言ってたけど、
これって、ただスネてるだけじゃん!
鈴愛、アンタは和子さんが心配じゃなくて、自分だけ知らなかったことが気に入らないだけでしょっ!
皆、鈴愛がそんなヤツだってお見通しだから、鈴愛にだけは話してなかったんじゃない??
ちなみにブッチャー、取って付けたように鈴愛を「素直」ってフォローしてた。劇中で鈴愛キャラをかばっていた、一応。でももう今さら、焼け石に水ですがねえ。
で、合い間に和子さん、原田知世リサイタルが入りました。
これもまたドラマに突然ぶっ込んできた感満載ですが、原田さんと、谷原さんの夫婦の芝居は上品でキレイなので、とりあえず深く考えずに美しいシーンとして見ました。
個人的には、原田知世さん、キレイだとは思うけど、いかにもな感じでちょっと苦手なんですが、でもキレイなのと演技に惹きつけられるものがあるのは認めます。今日のシーンも素敵でした。和子さんと弥一さんが出てくるシーンはホッとするし、たとえ鈴愛と絡んでも見ていて楽しい気がしますから。
で、で、で、和子さんのことを律からあらためて聞いた鈴愛は、いきなり
「律を支えたい」
だとぉーーー!? 怒怒
アンタ、律支えることよりも、花野をちゃんの面倒見なさいよ!
ともしびなんかで、コーヒー飲んで油売ってないで、まずは仕事見つけろ!
このコーヒーだって、一体誰のお金で飲んでるんだか!?
昨日も、いきなり律の手を握って口説き始めてたしなあ!
「律を支えたい」
なんて、エラソーな言い方してたけど、律を落すには格好なネタだと思ったんだね! 和子さんの病気のこと。
和子さんの病気話は、涙流して泣き落し作戦もダブルで使えるし、理想的だもんね。
ちなみに涙を武器にするの古いから。いやらしいだけだから。
鈴愛の頭の中は律をゲットすることだけ。律を落とすために、どんなことにも食い下がろうというあさましさだけを感じました。
律くん、
「妻がいるから大丈夫!」
って断るのよっ!
ここでハッキリ言わないと、後が怖いよー。