NHK朝ドラ『半分、青い。』第105回(第18週)感想&あらすじ 鈴愛の怒鳴り声、朝からうるさいっ!怒

『半分、青い。』第105回(8月 1日)あらすじ

涼次は鈴愛に離婚して欲しいと突如切り出した。

涼次は、以前佐野弓子から受けたオファーを諦めきれず、4年かけて脚本に書き起こしたところ、佐野弓子から是非監督を任せたいとオファーを受けた。
涼次はこのチャンスを逃したくない。しかし映画監督の道を取れば家族に迷惑をかけることになる。だから離婚して欲しいと言った。

鈴愛は、未だに夢を諦めていない涼次が許せない。
もう自分たちは歳を取ってしまった。そして子どもいる。もうそんな夢は諦めるべきだと主張。鈴愛は離婚するなら「死んでくれ」と言い、怒りのあまりにそばにある物を手当たり次第に涼次に投げつけた。

涼次は三叔母に映画監督への意志が固いことを告げ、大納言を辞めたいと申し出る。
光江も映画監督の夢を諦められない涼次を許せず、家を出て行けと言い放つ。

そして涼次は、鈴愛と花野を残して家を出て行った。

 

『半分、青い。』第105回(8月 1日)感想

なんで? そこまで??
なんで離婚???

いくら聞いても納得行かない。全然着いて行けませんー!

そしてヒロイン鈴愛に一切同情できず、怒りさえ覚えてしまう不思議!
鈴愛に攻撃される涼次の方に同情してしまったよ。

 

だって

  • 監督の仕事の方が大納言でフリーターより道開けそうよ。
  • 佐野弓子の信頼を受けて、満を持してのデビューよ!
  • 鈴愛、お前が大納言やればいいじゃん。

なので。

涼次は、なんで離婚するまで思い詰めるのか? と…。

やっぱり、DV鈴愛だから何も相談できなかった???

 

映画監督デビューの話を一生懸命説明する涼次に
「もう生活あるじゃん」
「花野いるじゃん! 」
と、全く聞く耳を持たない鈴愛は、“母”、“子育て”を全ての免罪符にして、
「私もマンガ家諦めたんだから、お前も映画監督諦めろ!」
って言ってるだけに聞こえた~。

あーイヤなママだねえ。子育て=自己犠牲をひけらかし。
それにしてももう5歳の花野ちゃんの子育ての大変さを、授乳の大変さや夜泣きの大変さだけで主張。…それって乳児の頃の話じゃん? そんな過去の話まで蒸し返してグチ? 5歳子育てのオンタイムの大変さは一切語られず。じゃあ今はラクなんじゃん?

この二人のやりとりに、8:02から8:10まで8分も時間費やしてたけど、数々のセリフは一切心に響かず。響くどころか怒りを誘うだけだったよ。朝から迷惑でした。

ポロポロ涙流して主張する鈴愛には、泣けば泣くだけ、
「ホンっとにコイツ、自分さえ良きゃいいんだなっ!」
と確信するだけだったし。

永野さんに対しても、
「泣きゃ名演技と思ってるー!?」
と、イライラ。
ゴメン…今日は鈴愛だけでなく永野さんの演技自体も不愉快だったわ。
ボロボロ無駄に泣いて、やたらにキイキイ怒鳴り散らして。
ヒロイン続けるには辛すぎるシナリオだろうけど、永野さん自身の演技力にも疑問。

 

涼次に現在の大納言でのフリーター&ビンボー生活を続けろ、三叔母へのパラサイト生活をキープしろっていうのも常識的にはおかしいので。

だから、鈴愛の主張は、どんなにビンボーでもいいから、自分が働かなくて済む状況をキープしたいってことなのか? と。だとしたら相当なさげまんだ、鈴愛。さげまんどころか、人の足引っ張るパラサイトだよ、こりゃ。

その上、離婚するなら「死んでくれ」とまで言うもんねえ!
朝からいきなり「死んでくれ」なんて言葉を聞くとはね、しかもNHKで。

 

仮にも、鈴愛はマンガ家だったのに、涼次の気持ちに共感できないなんてビックリ。

涼次に、「監督になれたら、自分の人生を越える」って言わせてました。
それは、かつて鈴愛がユーコに言った「人を感動させられたら自分の人生を越える」というのと重ねてました。回想シーンで「これ重なってるよ!」 って主張して。
こういうセリフ、本来ドラマが上手く書けてると、そのときのシーンやセリフが既に視聴者の心の奥にきちんと残っていて、回想シーンで出されると「そうそう、あのシーン」と説得力を増して胸キュンするはずなんだけど…「あー? そんなことあったっけ?」としか思えなかった。そして回想シーンも、「復習しますよっ」「覚えてますか?」って押し付けられた感ハンパなかったです。すみませんねえ、すっかり覚えて無かったよぉ。

で、回想シーンの後、自分が同じことを言っていたことを思い出した鈴愛はハッとして
「自分に返ってきた」
「バチがあたった」
って言ってたけど…
バチか!?
お前がマンガ家に夢中だったときの、あの気持ちは悪か!?
ってビックリ!

鈴愛のことを、DVや自己中でない普通の人として描くなら、鈴愛のマンガ家時代に意味を持たせるなら、ここで元クリエイターとして涼ちゃんの気持ちも痛いほど分かるってなるんじゃない? 鈴愛の封印していた気持ちが溢れ出てきて涙ってなるんじゃない!?

子どもの親として常識的に許せない気持ちと、元クリエイターとして涼次に共感してしまう気持ちで鈴愛自身も激しく揺れるんじゃない!?

おかげで、涼ちゃんをこれ以上責められないってなると思うんだが。その様子に視聴者はウルっと来ちゃうんじゃないかと思ったけど…その逆!
鈴愛ったら、この回想シーンをきっかけに、完全にブチ切れて、ザル投げたりめちゃくちゃ暴力ふるってたよ。

おかげで、鈴愛は相手を思いやらず、ただただ怒り狂う暴君にしか見せませんでした。

 

光江さんの「出ていけー」も、よく分からない。

光江さんのお父さん、帽子デザイナーだったでしょ? あなたも帽子デザイナーだし。 そしてフランチャイズの大納言はクリエイティブじゃなくてイヤだったんでしょ?
涼次が芸術の世界、映画監督の夢を捨てられない思いに共感できるんじゃないかなあ?

 

今朝久々に朝ドラチラ見したパパさんが、
「なんで? 別れないでただ監督やりゃいいじゃん?」
って一言。

ホンっと、ただそれだけー。

 

今朝のあさイチは、いきなり今日の特集のラム肉映して朝ドラ受けボイコット。残念。

しかし、『おはよう日本』の高瀬耕造アナウンサーが突っ込み参戦!
一回見逃すと家族構成まで変わっちゃう、みたいなこと言ってて! 受けた!
これまで高瀬アナ、ニュースだし、朝ドラ前だし、当たり障りない言い方しかしてこなかったので、今日の大胆発言にはビックリ!

今週から華丸さんも激しく突っ込み出したしなあ…。

NHKから突っ込みのゴーサイン出たのかしら?

NHKも、さすがに視聴者のイライラを察し始めた? そしてこれからは提灯記事書いたり、作品擁護するよりも視聴者のストレスに寄り添った方がいいと作戦変更?
残り2カ月切ったわけだしねえ。

NHKさん、その方が賢明だと思いますよー。