NHK朝ドラ『半分、青い。』第101回(第17週)感想&あらすじ 30年も糸電話をしまいこんでた晴は毒親!?

『半分、青い。』第101回(7月27日)あらすじ

鈴愛は確かに妊娠したようだ。妊娠検査薬で陽性が出た。

 

『翼のない鳥』の映画製作に携わることができなかった涼次は絶望のどん底。やる気を失くしすさんだ日々を過ごしている。鈴愛は、涼次をどうにかしたいと思いつつ、涼次を思うと強く言えないでいた。

 

涼次の留守中、鈴愛は腹痛を訴え、三叔母に連れられて病院へ。

鈴愛の体調は大したことはなかった。三叔母に支えられながら家に帰宅すると、鈴愛がいなくなり動揺している涼次が。涼次は鈴愛に離婚を言い渡されると思い必死に謝罪。

すると涼次の予想に反し、鈴愛は妊娠したことを報告。思いがけない言葉に涼次は大感激。

子どもができたことに大喜びの涼次は、生まれてくる子どもと鈴愛のために、もう映画監督の夢は捨てる。堅気の職業に就くと宣言した。

 

岐阜の楡野家でも鈴愛の妊娠の報告を受けて大喜び。

鈴愛は晴に、晴が鈴愛を妊娠中、お腹の鈴愛と会話した糸電話を送ってほしいと電話で話す。晴は、鈴愛がお腹にいた頃に使った糸電話で、今度は鈴愛がお腹の子どもと会話すると思うと感激で涙が溢れた。

 

『半分、青い。』第101回(7月27日)感想

101回のラストシーンで、鈴愛がケーキ見てトイレに駆け込み「妊娠してるかも!」と言って終りました。

唐突にぶっ込んでくる展開に驚きつつ、つわりで気分悪くなってトイレに行き、もしかして…って気が付いたってことかな?くらいに思ってましたが…

 

ええ---っっ!? 鈴愛、おもかげで妊娠検査薬を使ったっっ!?!?

友人と久々に会ってお茶して話してる最中に、いきなりトイレにこもってそれかよ! どういう神経の持ち主だ、鈴愛!

 

そして、仲良しと言っても、いきなりユーコとボクテに、そしておもかげの客全員にこんなに大事でデリケートな話しをダダ漏らし。大声で。そこで片耳聞こえない話も思い出したように盛りこんで言い訳しながら。

涼次と家族をさしおいて、いきなりパブリックに宣言だもんね。病院で確認のしてない状態で。

鈴愛、無神経すぎる…怒怒。
鈴愛の無神経は今に始まったことじゃないけど、不道徳過ぎる。

 

そして、更にユーコは「クロだよ」って…!!!
“クロ”って言う!
妊娠は事件ですか!? 犯罪ですかい!? 怒怒怒

ユーコ、ママなんでしょ!? セレブ奥様なんでしょ!?
なんでこう、デリカシーないかなあ??
セレブとはとても思えない下品な人になり下がってしまってるよね、ユーコ。

ところでユーコは2002年だと幼稚園か小学校低学年のママよね?
毎度毎度、年単位で時間すっ飛ばしてくれるからよく分からなくなっちゃってるけど、2000年の頃だか? 確かおもかげに子どもを連れてきてそのときは3歳とかそんな感じだったよね??

ユーコ、セレブを気取ってるなら子どものお稽古やお受験で大変な頃よ。ママ友づきあいも忙しいハズよ。鈴愛につきあってる場合じゃないよ!

 

そして、家に帰っての鈴愛と涼次のやりとりは、とてもアラサー夫婦とは見えない、40-50代の中年夫婦の疲れ切った関係のそれだった。昭和演歌ノリの。

涼次は「はしたがね!」って言って千円札投げ捨てるし。ダメンズでもそういったDV夫じゃなかったよね? そこで旧札アピール。取って付けた時代アピール。

鈴愛も鈴愛で、涼次の夢を支えるって言っておきながら、涼次にいきなり「お金入れてよ」だし。

どーしょもない二人だな。

  • 喫茶店のトイレで妊娠検査薬
  • 妊娠をクロと言う。
  • ふてくさった涼次との冷めきったやりとり

今回は始まった途端この不愉快3連発で、しかも朝からこんな爽やかさゼロの映像見せられて、どんよりー。思いっきりパワー吸い取られたわ。

 

鈴愛がお腹が痛くなったから流産しかかったかと思った。大したことなかったのね。大したことなかったから、ムダなシーンな気がしましたが。これは鈴愛を留守にさせるためだけのことかな?

妊娠初期だから貧血とか気分が悪くなったとか、そういった状況にした方がいい気がしたけどね。なんか中途半端だった。

ちなみに、涼次帰宅した時に鈴愛にごめんねのプレゼントみたいなの買ってたけど…涼次、そんなお金あったの??

鈴愛と涼次、ビンボービンボーと言う割に、鈴愛は妊娠検査薬を常時持ち歩いてるらしいし(安いもんじゃないです、コレ)、涼次は仲直りのプレゼント買って来れるし、この人たちの経済観念つくづく分かりません。

 

妊娠の事実を知り、涼次いきなり大喜びするのシーン。このときの間宮さん、テンション上げるの苦しそうだったわ―。

後で三叔母が「あれはヤバイ」って言ってたから、恐らくこれは涼次が、熱しやすく冷めやすいダメンズであることを表現している、父になることさえ飽きるのではということへの伏線なんでしょうけど…。でも、このドラマが普段から涼次の人間性を表すアイテムがなく、ドラマ全体が全ての事柄をセリフでしゃべっちゃってるだけなので、涼次のその大喜びの意味が見えなさ過ぎ。ただの躁うつ体質にしか見えません。

 

そして鈴愛は涼次の夢を支えるんだったら、涼次が監督の夢は捨てるって言ったら、「いいの?」じゃないでしょ!?

普通まずは拒絶するもんじゃない?と思うけど。鈴愛が大納言で頑張ってきた意味がなくなるって思わないのかい? やっぱり自己中鈴愛でしたー。三つ子の魂百まででした。

 

そんなに簡単に涼次が映画監督やめちゃうのOKされちゃうと、こっちも困っちゃうんだけどねえ。本当に何を軸にこのドラマを見れば分からなくなっちゃって…。

大納言で働く二人の人生を見ろ…??? それこそ時間のムダな気が。

涼次、せめて外に仕事しに行きなさいよ!
大納言どうせ赤字って言ってたし。三叔母とともにわずかな利益を食い合うだけで何のプラスにもならないから。外に行ってくれた方がこっちも少しは応援する気になるしねえ。

 

で岐阜の楡野家も能天気に鈴愛の妊娠を喜んでるよ。ビックリ。

映画監督崩れで、赤字の大納言に夫婦で勤めるっていう、不安定極まりない状態の二人を心配もグチも一切言わずに大喜び。

 

そして晴さん、なんと鈴愛がお腹にいたときに使った糸電話をしまい込んでたよ!

もう30年前でしょ! ホコリまるけじゃない? 紙コップなんて、黄ばんでるよぉ! そんなの妊婦さんが使うなんて不潔だよぉ。やめな。

 

鈴愛と晴さんの密着ぶりも相当なもんだなあ、やっぱり晴さん実は毒親だったのか!と怖くなりました。