『半分、青い。』第97回(7月23日)あらすじ
光江はフランチャイズの大納言をやめ、もっと自由な店やる。そしてその店の店長に鈴愛を指名すると宣言。
しかし鈴愛は、自分は涼次の映画監督になるという夢を支えたい。これまでは自分のために生きてきたが、これからは涼次を応援していくことに専念したい店長の話を辞退。
祥平は涼次の監督デビューをバックアップすると言う。涼次も監督としての一人立ちを具体的に試みるべきだ、まずはシナリオを書いて自分に見せるように祥平が言うと、涼次は自分は物語を終えることが哀しくて脚本を終われないのだと本音を吐露。
すると祥平は、それなら原作物を脚本に起こしてみればいいとアドバイス。
祥平のアドバイスに勇気づけられた涼次。帰宅すると、鈴愛が涼次の夢を支えるために生きていくつもりだと三叔母に話しているのを立ち聞きしてしまう。鈴愛の言葉に大感激した涼次は自分は佐野弓子の『名前のない鳥』をシナリオに起こす、そして映画監督になると宣言した。
『半分、青い。』第97回(7月23日)感想
月曜日に録画しそびれてたので、7月28日土曜日のBS再放送で見ました。
オープニングから三叔母のドタバタ。
三叔母、なんでこんなに素敵な女優さんたちを3人も駆り出しておきながらドタバタ!?
ナナコロビヤオキ、今回のオープニングを見てかなりショックでした。
哀しい気分になりました。
これ、女優さん達に対してもディスリよ。
ドタバタが終わったら、また食べてるし。それだけ。もったいなさすぎ。
鈴愛は涼次の夢を支えることに専念する。そのために店長は重荷だと言うけれど…。
鈴愛、アンタ、涼ちゃんを支えるならまずは経済的に支えないとっ!
光江がやりたい店の店長ってのもビミョーはビミョーだけど、フリーターよりいいんじゃないかと。その方が真剣に仕事して涼次を支えるって鈴愛の決意のような物も見えるけど…。
成功するかどうか分からない店の店長をするのは経済的に不安というのなら、大納言なんかじゃなくてもっと時給の高いバイトを探した方がいいと思うし…。
鈴愛はなんだかとってもいい嫁アピールで「働くのが好き」とか言ってますけど…なーんか、鈴愛の口からそんな言葉が出ようとは! ケッ! と思っちゃったわ。
だって鈴愛には「今さらバーガーショップ」とか、様々な職業ディスってた前科があるし。それに実際大納言でも精力的に働いてるとこ見たことないよ。口から出まかせで無責任にアイデア言ってるとこだけは見たけど。
ところで涼次は、オリジナルがダメなら原作物で書け言われてました。そして新たに脚本を書く気満々、監督になる気満々になってましたが…実は、オリジナルより原作物の方が難しいよ。
ナナコロビヤオキ、シナリオ勉強してたときに、オリジナルがまともに書けないヤツに原作物が書けるはずないと言われてたし。実際に、原作物の方が難しいと思ってましたしね。
原作物はオリジナルと別ジャンルと思った方がいいくらいだよ。
原作の魅力を損なわないようにしながら、映画やテレビなど制限時間がある中で表現しきるって、単純にシーンを少なくすればどうにかなるものじゃないからね。だから自由に書けるオリジナルより、様々な制約があって、それでも映像ならではの良さを引きださなければならないし、相当難しいものです。
なので、ハッキリ言っちゃうと涼次には書けないと思う。
結局一つも書き上げたことのない涼次には。
しかもオリジナルを話しを閉じるのが哀しいから仕上げられないって…。素晴らしいシナリオ書いてるのかもしれないけど、それじゃ子どもの書き散らかしと同じな気がするわ~。
話し閉じちゃうのが哀しいくらい構想がしっかりしていて登場人物が活き活きしている話なら、続編をどんどん書いて行けばいいわけだし。そんなのお子ちゃまの言い訳にしか聞こえないです。映画監督として、映像的にどう見せるかって視点で考えてたら、恐らく終わりでない話しではなくラストシーンでどんな印象付けたいかって意識の方が高いだろうからさあ…。映画はど素人なのでこの意見間違いかもしれないけど…ちょっとそう思いますよ。
で、そんな涼次が『名前のない鳥』を脚本に起こして監督デビューする! といきなり宣言だけど、軽いなあ。
祥平が言ってた通り、普通の神経だったらまずは習作として書くでしょ?
で、書いたらいきなり監督デビューできると思ってるって…理解不能です。
これがダメンズ涼次たるゆえんだろうけど、平気でそれを聞いてあげちゃう鈴愛はアラサーだというのに全く地に足がついてない。そして、小さい頃から涼次を知っている三叔母が涼次を全くつっこまないのが不思議過ぎですー。
三叔母、涼次がが愛し殺されるって怖くなるくらい溺愛してたんでしょ?
だったらもっとおせっかいに説教してもいいのになあ、3人それぞれの意見で説教してそれぞれが涼次が従わないと気に入らなくって大変って状態なんじゃないのかな?? …と三叔母が登場した当初、涼次との関係性はそんな感じなんだろうと思っていましたが。
そんなこと言っちゃったら、三叔母に溺愛されてる涼次は、もっと違うタイプのダメンズなんじゃないだろーか??とも思ってしまいます…。
さらにそんなこと言っちゃったら、三叔母は鈴愛と対立する役じゃないのねー。中途半端にいい人たちだよね、。
さらにさらに、そんなこと言っちゃったら、三叔母ってそもそも必要!?
…いやいやいや、そんなこと言い始まっちゃったらキリが無いので黙って見ます。