NHK朝ドラマ『半分、青い。』第65回(第11週)あらすじ&感想 なんで『ロンバケ』?自画自賛ぶりにイラッ!

『半分、青い。』第65回(6月15日)あらすじ

秋風の指導を受ける秋風塾の3人。しかしボクテの様子がおかしい。ボクテは月刊アモーレに誘いを受けていた。ユーコだけはボクテの様子が気になる。

ボクテは鈴愛に『神様のメモ』を自分に使わせてほしいとお願いする。鈴愛は戸惑いながらも承諾。

ある朝、鈴愛は菱本に叩き起こされた。鈴愛の作品がパクられたと。

月刊アモーレにボクテの名前で『神様のメモ』が掲載されていた。

『半分、青い。』第65回(6月15日)感想

昨日のおばあちゃんの余計なナレによると、嵐なんでしょう。実際、嵐のはずなんですが何にも引きつけられませんでした。

パクられても、だって鈴愛承諾したじゃん。自業自得でしょとしか思えなかったし、知的障害な鈴愛なら丸めこまれちゃうよねくらいにしか思わなかったから。

どちらの目線にもなれず、ハラハラ感はなし。

鈴愛のマンガへの愛がそもそも感じられないので、同情心も沸かないし。ボクテにOK言った瞬間「この人、そうだろうね」くらいでした。

マンガの作業もカレンダーに丸付けて、照明効果で貫徹した様子出してマンガ描いてるだけなので、鈴愛のマンガ家での成長も見えないし、思い入れようがないです。

そもそも、ボクテが鈴愛にお願いするシーンなんて、書く必要無かったんじゃない? 鈴愛が『神様のメモ』で投稿しないと分かれば、それだけでいい。…今日はそうでもしないと鈴愛の出るシーンが無くなっちゃうからかな。

ちなみにゲイのボクテは3人の中では誰よりも自分の世界観があると思われるので、最もパクリそうもないけど。これまで頑張って演じてきたボクテのこともそこまで貶めるとはね。

そのくらい書かないとドラマじゃないかもしれないけど、そういう話を取ってつけたように強引に持ち込むから登場人物の切実さが伝わらず、ただただレベルの低い話にしか見えない。ボクテがかわいそうです。

それにしても…全く同じタイトルでボクテで出すぅ????

それと、ボクテは親から完全に勘当されてたと思ってました。家の事情が変わり帰って来いと手紙が来たとしても、お母さんはあんな穏やかな優しい口調で手紙は書かれないかと…。

そして“ゲイやら”の表現に疑問。

当時のゲイに対する理解のなさを表現したいのでしょうが、だとしたら当時は、“ゲイやら”なんて書いてる場合じゃないくらい、もっと拒絶されていたと思いますよ。

北川先生、恩着せがましくゲイについて何か語りたいのでしょうが、アナタの表現だと浅はかだったり、差別や偏見が見え隠れすると思うので辞めて欲しいです。そこは『女子的生活』、『弟の夫』などの素晴らしい作品にお任せしていればいいので。

そして…なんで『ロンバケ』!? ここで『ロンバケ』!?
脚本家の自画自賛ぶりに辟易。
こんなにドラマを私物化するなんて…!
朝から脚本家のずる賢さ、ナルシストぶりが本気で不愉快!
そこまで過去の栄光にしがみつくのかい! みっともない!

『ロンバケ』、当時大好きだったのに! 汚された気分です。

しかも、なんでブッチャーとなおがやるのか? 何を面白がってるんだか?? ぜーんぜん分からない!

こういう出し方すると、本気で興ざめするもんなんだ。出した作品にさえ憎悪を感じてしまうものなんだ…と自分の気持ちにも驚きました!

エツシ様と井川さんのセリフのかけあいだけは可愛いかったけど(ストーリーと切り離して)、このお二人はどのような気持ちで演じているのだろう…と気にもなってきました。

さすがのお二人だけあって、魅力ある登場人物、シーンに仕上がってるけどさあ~もう元がまずいわけだから。補正するにも限界があるでしょう?役者さんがどんなに素晴らしかったとしても、もうこれ以上は無理でしょう。

もう一体何やりたいんだか…めちゃめちゃ…。