昨日の暴言の不快感を引きずり、もう見たくなーい! と思いましたが…ブログ書き始まっちゃったから頑張って見ました。
『半分、青い。』第64回(6月14日)あらすじ
月刊ガーベラでデビューしたユーコの作品は好評。連載が決まり担当編集もつくことに。ボクテは、そんなユーコに対して嫉妬を感じる。
鈴愛はボクテとは違い、羨ましくはあるけど嫉妬はしないと言う。鈴愛は明るくユーコを祝福する。
ある日、ボクテは一人でおもかげに行く。ボクテを待っていたのは、月刊アモーレの編集者だった。
…こんな程度の内容しかなかった…。5分で十分だった気がしました…。
『半分、、青い。』第64回(6月14日)感想
これまでの、
- 高校生の時から律を便利に使う鈴愛
- 正人くんに振られると、「なぜ!?」、「まーくん」って、急にストーカーになる鈴愛
- 律のマンション前でピーピー笛を吹く近所迷惑な鈴愛
- 清に、「律は私のものだ、返せ!」と怒鳴った鈴愛
- 律を恋しがって「律を触った記憶がない。触りたかった」という鈴愛
- 何かある事にボクテとユーコを振り回してはお礼も謝罪もしない鈴愛
………
挙げても挙げてもキリの無い、鈴愛の理不尽な言動。
そして昨日、師匠である秋風先生に逆切れの挙句、人格否定の暴言を吐く鈴愛。
これまでの鈴愛の常軌を逸した行動から、鈴愛は知的障害があるか、コミュ障の女の子だとナナコロビヤオキは断定しました。
ボクテのユーコへの嫉妬に対し、鈴愛は自分は嫉妬しない、むしろ喜ぶと朗らか言っていました。しかしそれは、アンタが鈍感だからだよ! としか思えなかった。
ユーコのデビューに対しても、そしてボクテのモヤモヤを逆なでるという意味でも鈍感。
あんなに平気で人を振り回し、人を傷つけ、誰かれ構わず暴言を吐く人は、なるほど、普通の人が感じる、不快な思いもしなくて済むんだと、妙に納得。鈍感な人って、だからメンタル強いんですね。
その一方で、「われらがユーコ」とユーコのことを言う…なんで「われら」!?
散々迷惑かけて、いきなり「われら」だって。イラッ! お前、そもそも仲間入ってないからって殴り飛ばしなよ、ボクテ!
そして“けなるい”って、羨まし過ぎで嫉妬という感情を表す岐阜弁を、押しつけがましくアピールしていた。ボクテに教えて、二人で叫んで。
“けなるい”を流行らせようと思ってるんでしょうが…岐阜弁広めたいからってわざわざネガティブワードを選ばなくても! 岐阜県民の方々はどう思ってるでしょうか。きっと脚本家が大好きなワードが“けなるい”なんでしょうけれど。
一方で鈴愛は、ユーコに「先越されたとは、思ってる」と言ってました。何だよ、エラソーに!
ユーコは、アンタがGペンも、かけあみも知らないでオフィス・ティンカーベルに乗り込んできた時に、既に秋風先生のアシスタントやってたのよ! マンガコンテストで入賞経験すでにありだったの! とっくにあるのー!
同い年で友達だけど、技術的には先輩。当然と思って祝福するんじゃないの? 先輩ユーコのデビューが励みになる! 私も頑張る!の反応が普通ですー。“けなるい”とか騒ぐ前に、自分の至らないところを見つめ直したら?自分を顧みずに、“けなるい”なんて言っちゃう人、いつ何されるか分からない。怖くてそばにおけません。
そう、だからやっぱりコミュ障なんだわ。
そして鈴愛は、「嫉妬すると人生は半分になるけど、友だちの喜びを祝福すれば人生は2倍になる」と、取ってつけたように言っていました。
これまでの鈴愛の悪事を、脚本家はこのセリフで帳消しにして鈴愛はいい子にしたいんだろうけどさ、これまでの度重なる鈴愛の悪事を見てきたら、口だけ言っても信用できるはずがないでしょう。何か裏があると思ってしまう。
または、本当に、心の底から何とも思わない。平気。
だとしたら、それはやはり何らかの情緒的欠陥があるからで、だから本当に心が動かないんだと思う。
- 純朴表現としても20歳になってもダサイを越えて年齢不詳のファッション。
- 敬語もろくに使えない
- ところ構わず岐阜弁を使う
- ポンポン思いつきの散文的なしゃべり方
人の気持ちが分からない衝撃行動の上に、これらの鈴愛の特徴。
…鈴愛は何かしら情緒に障害のある人としか見られなくなってしまいました。
これは差別と言う意味ではなく! いっそのことその設定で鈴愛を描いた方がこっちは素直に応援できるなあとも思ってしまいます。
- 発達障害で人の気持ちを察することが難しい女の子。
- そういった子は感性が鋭く、何かしらの突出した才能があるように、鈴愛は絵のセンスが天才的。
- 秋風は鈴愛の類稀なるセンスを評価している。
- 鈴愛はボクテとユーコの気持ちを逆なでするような言動をついしてしまい二人を起こらせる。しかし様々なぶつかり合い、互いに切磋琢磨していく中で3人は互いを認め合い絆が深まっていく。
- 律は小さい頃から鈴愛の一番の理解者。しかし、大人になってお互いの距離の取り方が難しくなってきた。律は鈴愛に対する気持ちは恋愛感情はないと思っている。一方鈴愛は幼い心のままで律が大好き。
- いつも気兼ねなくくったくなく律を慕う鈴愛に清は彼女として嫉妬する。
- でもラストに向かって律は鈴愛への思いは愛情とわかる。
そしてハッピーエンド。
こーんな設定であればかえって発達障害などに対する理解を深められるし、鈴愛の思いに共感して見られるなあと。清にも共感できる。だから3人の関係が辛く悩ましいものになる。
こんな鈴愛だったら、律に振られて、夜中に笛をピーピー吹くシーンも切なく涙が出てしまうと思うんだけど…どうでしょう??