今日は昨日より少し穏やかな気持ちで見られた『半分、青い。』でした。相変わらずところどころ違和感はありますが…。
『半分、青い。』第58回あらすじ
律の背中を借りて思いきり泣いたおかげで、ひとまず気持ちが落ち着く鈴愛。
律の手を見ると薬指の爪にはスミレ色のマニキュアが。律は清が塗ったものだと答えた。鈴愛は、律が自分以外の女の子の名前を呼び捨てにするのを聞いて、何やら心がざわつく。
正人の引越しの日。律は正人に鈴愛がひどく泣いていたことを告げると、正人は好きな相手を一人に決めて振られたら怖いのだと本音を吐露。そして律に、律が本当に好きなのは鈴愛ではないのかと問いただす。しかし律は、鈴愛は自分にとってのドラえもん、しずかちゃんではないのだと答える。鈴愛と一緒にいると元気が出るが、恋愛感情は沸かないのだと。
一方オフィス・ティンカーベルで、鈴愛は涙が落ちて原稿を汚さないよう自ら考案・製作した“涙止めマスク”を着けて、泣きながら仕事をしている。鈴愛が失恋したと聞いて興味津々の秋風。
律は、鈴愛のが心配で仕方がない。大学からもオフィス・ティンカーベルに電話を入れて鈴愛の様子を伺う。落ち着かない律の様子に心穏やかでない清。
仕事が終わり1人になると、鈴愛は再び正人を思い出しては泣いていた。そこにタイミング良く律が登場する。鈴愛を元気づけようと和子さん特製スープを作りに来てくれたのだ。薬指のマニキュアも、鈴愛に気を使いバンドエイドを貼って自粛。そんな律に少し満足げな鈴愛だった。
ボクテとユーコも鈴愛を遊びに誘い鈴愛をなぐさめてくれる。おかげで鈴愛は徐々に元気を取り戻して行った。
一週間後、すっかり元気を取り戻した鈴愛は、ボクテとユーコに、慰めてくれたお礼にお昼をごちそうしようと二人を連れておもかげで食事をしていた。そこに律と清が現れる。鈴愛と律、清の間に張りつめた空気が流れる。
『半分、青い。』第58回感想
律の背中を借りて鈴愛の気持ちが段々と安定して行く感じは少女マンガっぽくて、ほっこり&せつなくていい感じでした。律の薬指のマニキュアを見てモヤモヤする鈴愛の気持ちも分かります。しっかし清、マーキング大成功だな。ガッツポーズだろ。
正人と律のセリフのやりとりも、恋愛手前の男の子たちの会話って感じで微笑ましかったです。男子も女子と同じように、誰が好きなんだろ? 本当の相手って誰なんだろ?とか話しながら、自分の将来のこと、結婚のことを淡い気持ちでフワフワと考えて夢を語り合うんだろうな。大学生の頃、こんな感じで私も友達と話してたなあ~と思い出しました。
ただ、ドラえもんって、ちょっと受けを狙い?なたとえが結局ははずし気味でビミョーでしたが…。
それにドラえもんは、鈴愛じゃなくて律じゃない? とテレビに向かってつい突っ込んでしまいましたが。鈴愛の願いを何でもかなえてくれる役だったでしょ、律くん。
でも正人くんの、「ドラえもんは、ドラえもんがいないと成り立たないよ~」という突っ込みはいいなあと思いました。中村倫也さんの演技は素敵ですね。ドラえもん談義が始まったときは、唐突で「え?」と思ったけど、俳優さん二人の力量できちんと、ほっこり共感できるシーンになれたと思います。ホント、この脚本は俳優さん達の力に救われてるところ、すごく多いと思うわー。役者さん達、大変だろうなあとも思いながら見ています。
オフィス・ティンカーベルのシーン、久しぶりに出てきました。ナナコロビヤオキは秋風先生のシーンが楽しみだし。個人的にもエツシ様は昔から大好き! ナイト・ヘッドから大好きで、厳密には劇団さんじゅうまるのときから気になってました―。
しかし、今日の秋風先生のセリフには、ちょっとショック。だって泣いてる鈴愛を見て「五平餅のじーさん、死んだか?」はないでしょ!? あんなにお世話になったんでしょ? この前は仙吉さんってちゃんと言ってたじゃん!? 秋風先生が変人だったとしても、そういった礼儀を欠いた言動はしないハズ! 秋風先生、エキセントリックだけど可愛いはずよ! そんなモラルのないこと言う人魅力ナシよ! そんな非常識なセリフ、エツシ様に言わせないで―! このセリフ、脚本家としては受け狙いで入れてるんだろうけど、センスゼロ。全く笑えないです。このドラマ、ところどころになんかこう、デリカシーのないセリフが見られて不快に感じます。北川悦吏子、冗談と失礼の境目が分からない人なんじゃない?と、気になってしまいます。
そして清は、今回はホットパンツとニーハイじゃなかったねえ。やっと家に帰ったんだな。スカートにハイソックス合わせてるけど、これもやっぱり、当時はなかったよ。この頃大人はハイソックスはかなかった。スカートにはストッキングがテッパン。パンプスにソックス合わせるの、あり得ないと思ってたから。
それとロボット研究室には、まだ律も所属していないよね? そこに我が物顔で、律よりもっと部外者の清を連れてくるかな? まだ大学一年生、研究室に行くの敷居高いと思うし、先生に対しても失礼よ、律くんー。
清は、鈴愛のことが気になる律に「どこかに早く行きたくてたまらないって感じ」と突っ込みますが…やっぱり怖いよ、清。
「マニキュア塗ってあるだろっ!? お前、意味分かってるだろうなぁ~! 」って律を脅してるみたいで怖かった。 すでに夫の浮気を勘ぐる古女房? 捕まえた男は何もかも束縛しないと許せないモラハラ女?…うーん、陰険そのもの。律、恋したいだのほざいてたけど、顔だけで決めるん? こんな酷いのにとっつかまっちゃって…。ドラえもんの方がまだマシよ! 律って結局頭の悪い田舎もんにしか見えなくなってきたわ…。
正人くんに振られたシーン、今日も回想で繰り返されていました。鈴愛は、正人くんをいきなり“まーくん”呼ばわりして「好きだよ」「いやだよ」とすがりつく。…今朝コレを見た息子たち、「こわいよーー!! こいつストーカーだろ! 」、「正人くん、まじ怖かったんだろうね」、「突き飛ばして逃げるしかないだろ」としみじみ言っていました。
その一方で、ボクテとユーコはすごく可愛らしくて魅力的ですよね。でも軽く取り扱われてるのが少し残念。もっと二人のシーン、アシスタント生活を見たいです。鈴愛と清のバトル、猛獣の縄張り争の代わりにそっち増やしてほしいと思うのは私だけでしょうか…?
もっとマンガ日常をきちんと描いてー!
明日は露骨に鈴愛と清のドロドロバトルの幕開けでしょうねー。肉食獣の縄張り争いとして、割り切って見るわー。