NHK朝ドラ『半分、青い。』第59回感想(第10週)清の汚れっぷりに朝から嫌悪感

とうとうハブとマングース? 肉食恐竜ティラノサウルスVS野生のさる? いや、鈴愛と清のガチバトルの始まり始まり~…あーやだやだ。

半分、青い。第59話あらすじ

ボクテとユーコと一緒におもかげで食事をしている鈴愛。そこに律が清を連れて入ってくる。

鈴愛にバチバチ闘争心あらわの清。いきなり上から目線で失礼な態度。清にプチ切れたユーコは、律が鈴愛のためにスープを作ってくれたことを話し参戦。イラッとした清は、律に今度は自分にスープを作ってくれとリクエストする。

場面は変わり、秋風塾では秋風のマンガ指導が。リアルな体験をマンガに活かすことを課題に最近心に刺さったことを話し合う。鈴愛は、正人くんにに失恋した話ではなく、律の左手の薬指にネイル(ネイルってまだ言わない)が塗られていたこと、後日会ったとき律は鈴愛に気遣い、薬指に絆創膏を貼っていたのが印象的だったと話す。そしてこの先、自分がマニキュアを塗るときスミレ色は選ばないだろうと。

レンタルビデオ屋に行っている律を部屋で待っている清。梟会4人の写真の鈴愛の顔に清は爪で傷をつける。そして戻ってきた律の薬指に絆創膏が貼られているのに気付いてイラつく。律は、マニキュアが取れないようにしたととっさに言い訳をした。

オフィス・ティンカーベルでは七夕のバーベキューパーティー。同時に鈴愛の誕生日も祝ってくれるという。律も呼ぶよう秋風に言われ、ユーコと共に鈴愛は律のマンションへ。マグマ大使の笛で律を呼ぶが律は出て来ず、律の代わりに清が現れた。

半分、青い。第59回感想

もう清、最悪キャラです。最低女。律は、なんであの子を好きになったのかしら? こんなにひどい性格なのに、こうまであからさまなのに見抜けないの?

普通自分の友人にあんなギラギラな態度をしたら、普通はギョッとしない? 弓を引く清に一目惚れしたけど、アレは見かけだけだったか…って一気に冷めると思うけど。そのくらいひどい態度だったよ、清。 律、実はバカ?

オフィス・ティンカーベルにメシアシで入ったあの双子は何のためでしょう? 何でいるのかよく分からないし、全然可愛くないし。事務所のゴリ押しで入ったのかしら?

秋風先生の最も大事としているところは、オリジナリティとリアリティだって、おばーちゃんのナレでわざわざ言わせてますが、マンガやドラマって当然それじゃないでしょうか!? とも思ってしまいました。ってか、この作品自体、最もそこから遠いところにあるので自虐を感じましたが~。

鈴愛は、正人君に振られたってあんなに泣きわめいて、ボクテとユーコを散々振り回しておきながら、最近心に刺さったことは「律の薬指」って……なんだお、それ~~!! ボクテとユーコの前で、失礼過ぎるなあと。

そして「それってアンタ、正人君じゃなくて律じゃん!」って、もう火を見るより明らかだよって、誰かバッサリ言ってちょうだいよ、と思ってしまった。秋風先生も、ボクテもその辺敏感なんじゃないの? そしてさっさとこの恋バナはめんどくさいから終わって欲しいです。

ちなみに、秋風メソッドって…ただの恋バナ??

ただ、「自分の心のリアルを見つめるのがマンガの仕事ならこの仕事は苦しくないか? 」という鈴愛の問いかけに、秋風先生が「見つめているときは辛いが、それが昇華され作品になり、多くの読者の手に渡ったときに心が癒される」と答えますが、確かにクリエイティブな職業は本当にそうだよね~とは思いました。エツシ様の語り、味わい深かった。奥深いセリフですが…この作品自体が昇華されてないよーー! 将来鈴愛はマンガ家の道は途中で辞めてしまうようですが。これはその伏線なのかもしれませんね。

そして清は人としてサイテー! 不愉快極まりないです。もう見たくないよぉ(/_;)

鈴愛に嫉妬しているといっても、いきなり写真に爪立てて鈴愛の顔をギリギリなんて。もう犯罪よ! そのうちナイフで刺しに行きそうだよね。第一その写真、律くんの所有物なんだし。そのうち律君の家の物も盗み出すんじゃないかくらいの危険を感じます。

ビデオを借りるのに律を使いっ走りにしてるし。若い恋人同士、ビデオ選びは一緒に行くと思いますが。清に写真に爪立てさせるには、脚本家は律を追っ払いたかったんでしょうけど、そういう小さい一つ一つが大学生カップルらしい爽やかさを奪ってる。そうまでして爪立てシーンやるべき? そこまで清を貶める必然性は?

後で写真の鈴愛の傷を見たら普通はゾーーーーッとするんじゃないかと思いますが、律はジメジメが好きだから大丈夫なのかしらー?

「私の11本目の指」なんて言いながら、律の薬指の絆創膏をはがす清のドロドロに吐き気。そして「湿度高い系、結構好きかも」、「恋愛の醍醐味」なんて言っちゃってる律にも超不快感(細かいけど、まだ“○○系”って言い方しなかったと思うよ)。

律、こいつ恋愛=ドロドロ奪い合いだと思ってるん?

それにさあ、まだ大学1年生の初夏だよねえ?

大学入ったばっかりで男の部屋に上がり込んで、男の家着を着てしなだれかかっている清。こりゃもう素人じゃないでしょう! さらに律の淡々とした演技が、世の中に希望も何も失ったた中年男みたい。場末の飲み屋で出会った八方塞がりな二人が傷をなめ合うようにズルズルつきあって落ちて行く…という設定の方が似合う。

あの頃の大学生、恋愛に興味津々だといっても、いくらなんでもこんなに慣れてる感はないよー。正人くんよりすごいレベル行っちゃってるよ、律。清はマハジャロ女よりあばずれよ。

よく世間知らずで純粋だった子が、一旦たががはずれると落ちるところまで落ちてっちゃうパターン、律はそのパターンの典型ということ…?

どーするのよ、和子さん! あなたの大事な息子がめちゃめちゃにされてるよ!

同じペットボトルの水を飲むのも、いかにも何やら言いたげで気持ち悪いし、いやらしいっす。清は本当に恥じらいも何もないんだねー。

そして「律くん、大人になりました」というおばあちゃんのナレーション。一体どういうことが大人になったって言うのーー!? 私には、わかりません…。

あー…もう、やだやだ。朝なのにR指定じゃん? NHKなんでこんな放送流す?

そして、鈴愛はマンションの前でピーピー笛吹くし。デリカシーゼロの無神経としか言いようが無い。これはすでに岐阜のときから思っていたけど…。

エツシ様の、つい「正人くんも呼ぼう」って言っちゃったところだけ少しほっこり笑えました。秋風先生、最初の頃とは別人で優しくラブリーだけど。そんなところまで言い出しちゃうと楽しさゼロになってしまうので片目つぶっときます。あーあと菱本さんのピンクハウス、相変わらず素敵でした。純粋に楽しかったのはそこだけ。あとは不快感満載の第59回でした。