NHK朝ドラ『半分、青い。』第57回(第10週)感想 鈴愛のわがままぶりに怒り心頭!

今朝は見ているうちからもう、不快感! イライラが押さえきれません―(>_<)

半分、青い。第57回あらすじ

正人につきあって下さいと告白した鈴愛。しかし、正人君からあっさりと振られてしまう。

号泣する鈴愛をボクテとユーコが必死に慰めるが、鈴愛は過呼吸になる程のショック状態。律に会いたいと言い出す。

ユーコから連絡を受ける律。鈴愛と正人の意外な展開に驚き、律は正人になぜ鈴愛を振ったのか問いただす。すると、正人は「律は大切な友達だから、律の好きな人とはつきあえない」と。正人は、律と鈴愛は、お互い自分の気持ちに気付いていないだけだと言う。そんなことを唐突に言われて律は、「俺と鈴愛の歴史を語るな」と動揺を隠せない。

鈴愛が晴に電話をしているところに、鈴愛のリクエスト通り律が訪れる。律は鈴愛が放っておけなかった。鈴愛は律に「表でなくていいから、裏貸して」と、律の背中を借りる。「左耳が聞こえなくなった時も律の横で泣いた」「そんなこともあったね」と二人で子どもの頃のことを思い出しながら涙が止まらない鈴愛だった。

半分、青い。第57回感想

もう、今日の朝ドラは最悪! 一昨日の律と清の回よりヤバイ。もう私は不快感しか感じなかったぞー!

我が家では小・中・高3人の子ども達とは、BSで7:30から見ています。『あまちゃん』の時からの習慣で。朝食を食べながら朝ドラを見て、朝ドラが終ったら出かけるという流れになっているのですが…今日は子どもたちからも怒号が…!

もうしょっぱなから、家族で怒りまくりでしたーっ!

まずは、鈴愛が振られるシーン。正人くんからNOと言われると、いきなり鈴愛、演歌っぽい未練がましい女に豹変してビーックリ! 「まーくん!」「いやだよ」とか連呼してさあ!

子どもたちも「なんだあ、こいつ!」、「しつこいぞ!」とヤジ飛ばしまくり。

だってさあ、正人くんと両想いの期待は大きかったにせよ、まだ浅いつきあいじゃんねえ!好きですって告白したら必ずYESが返ってくると思ってるのかよ、鈴愛! 何様だよ! 厚かましいぞっ! と親子共に大ブーイング。そして断られた途端にストーカーか? くらいにしつこい食い下がる。突然「まーくん」と慣れ慣れしく呼びしてビックリだし。こりゃ、さすがのまーくんもビビりますわ。

押し問答の末、まーくん鈴愛を突き飛ばしてしまいますが(きっと怖かったんだろうよ、ホントに。かわいそー(T_T))、鈴愛はそのまま倒れ込みボー然。そこにピアノの暗―いドロドロ音が流れて…。唐突に民放昼ドラっぽい。この無駄に大げさなくだりは家族で爆笑してしまいあした。もうひど過ぎてコントが始まったかと。『ライフ』かと思っちゃったよ。

ショックを受けた鈴愛はその場を立ち去りますが、そこにおばーちゃんの突っ込みナレーション「いくらなんでも、これはないんじゃないの?」が入りますが、これも変だよ。だって、この段階だと鈴愛が一方的に期待膨らましてただけにしか見えないもん。完全鈴愛びいきのコメントにしか聞こえません。

次のシーンの秋風ハウスでボクテとユーコに報告して泣きわめく鈴愛は、さっきのシリアス演歌シーンとは裏腹の態度。さっきの演歌的重さならすぐには言えなかろうに、これまで通りの能天気キャラに戻ってワンワン泣いています。コレも子どもっぽ過ぎるし相当失礼だけどね。

ユーコは元々お堅い性格だったのに、こんなガキみたいな状態の鈴愛を面倒見良く慰めるしね。そして、ボクテの「ゲイだけど、男として許せない」って発言には、なんだか引っかかった。これはゲイに対する差別なんじゃないかと。ゲイに対する取り扱いが無神経な気がして不快でした。『女子的生活』でもゲイを演じていた志尊淳さんは、どう思いながらこのセリフ受けとめてたんだろ?とかチラッと思いながら見ましたよ。

そして、忙しいアシ仲間の二人を散々振りまわして、至れり尽くせりお世話させときながら、「律に会いたい」と、ポロって…汗。

鈴愛、律を都合良く使ってます! ボクテとユーコのことも。

鈴愛、相当なわがまま女王! これは清を上回る性悪女です!

予告によれば、土曜までに清との壮絶バトルがあるようです。これまでは清がただただひどい女だと思ってて、こんな女に横取りされるなんて怖い~と、鈴愛に同情し、その回を見るのに不安を覚えていましたが、今日の回を見て、まあ、お互い獣同士だからしようがないか、と妙に安堵してしまいました。

律が正人になぜ鈴愛を振ったのか問いただすシーンでもいろいろあるある。

正人くん、これまでの恋愛では次々と好きになって1人を選べなかった。きっとまた鈴愛の他にも好きな人ができる。その一人に鈴愛を巻き込むのがイヤだと言っていましたが…これ律への言い訳かもしれないけどさあ~、ここでプレイボーイエピソード蒸し返さなくてもいいんでない?

正人くんこそ、これまで本当の意味で恋したことなかったんだと思って見てました。それで初めて好きになった子が鈴愛なんじゃないかと思った。これまでの正人くんの鈴愛へのジェントルマンぶりから、ただのチャラ男でないことは明らかだし。そんなプレイボーイ話は無しにして、「律の好きな子を好きになれない」と一言の方がグッサリ来たと思うんだけどな…。

そして、律が正人に対して鈴愛のことを「マハジャロとかゴールドのお立ち台に乗ってる女と一緒にすんなよ!」と言うのにも違和感。そんな感じでしか正人くんのこと思ってなかったんだったら、真面目な律ならつきあえないでしょ。そして鈴愛がデートするのが心配で口うるさく言ってたでしょ。

それにさあ! お前こそ、いかにもマハジャロ行ってそうな清とつきあってるじゃんか、律!

そして律は、正人くんにさらに「お前がオレ鈴愛の歴史を語るな」と言います。

なーんか思い入れたセリフなんでしょうけど…ちょっと思い入れ過ぎな言葉選びで恥ずかしかった…。言いたいことはそれなんでしょうが。でも急にこのセリフが出るんだもん。

…あーそうか! この脚本、作家都合でストーリーありきで登場人物を動かすし、全部セリフで言っちゃうから何にも心に響かないんだ。

私が大人になったってことかしら? 時代が違っちゃってるってことかな? もはや北川ワールドが受け入れられない私がいます。

そして、鈴愛をなぐさめに駆けつけてきた律に、鈴愛はぶしつけに「ティッシュなくなった。部屋で泣いとる」なんて言って、晴からの電話を律に押し付けます。この態度、なんなんだ!?そして「泣いとる」だ!? それって泣いてるから慰めろってこと!? 泣こうとしてないてる!? わがまま最低女にしか見えないよぉ―!

そして鈴愛はずいぶん態度がでかい割に、律の背中貸してもらって泣くなんてところだけは、断片的に乙女チック。…イラッ! 鈴愛も清に負けずと劣らずの、男に媚びるタイプの腹黒女にしか見えませんでしたー。

こんな女はサイテー! とうとうヒロインに不快感を感じてしまった―。

『ちりとてちん』から朝ドラはほぼ全て見てきていますが、ここまでヒロインに不快感を覚えたのは初めて! ナナコロビヤオキの中では史上最低の朝ドラになりそうです…。

さらには、過去に自分が大好きだった『ロンバケ』、『愛していると言ってくれ』、『素顔のままで』など数々の北川作品も、私の勘違いだった?と疑問に思ってしまう。これまでのキレイな思い出を汚されてしまうような哀しさが…。

感想書き始めちゃったので続けて見ますが…平常心で最後まで見られるか心配(;_:)