NHK朝ドラ『半分、青い。』第89回(第15週)感想&あらすじ ロングカーティガンは今の流行っ!怒

『半分、青い。』第89回(7月13日)あらすじ

晴に結婚すると伝える鈴愛。
晴はそれを聞いて嬉しそうだが、宇太郎は驚き動揺する。

運動会シーズンが終わった100円ショップ大納言では客もまばら。若い女性と失踪していた田辺も店に戻り、店内は普段通りのヒマな状態に。

鈴愛は田辺になぜそこまで結婚を急ぐかと聞かれると、「私の気持ちが変わらないうちに」と答えた。家に風呂の無い生活がイヤになったからだと話す。

 

岐阜の楡野家では、晴と宇太郎が鈴愛の結婚をめぐって大喧嘩。

別の部屋では草太が仙吉に、自分も結婚する予定だと話す。相手が10歳年上の子持ちなので鈴愛の結婚騒動のどさくさに紛れて結婚してしまいたいと。仙吉はそれを聞いて動揺する。

 

鈴愛は風邪を引いてしまった涼次の家に初めて訪問する。お泊まりグッズもバッチリ持参で。しかし、そこには映画監督祥平も。涼次は祥平とはルームメイトだと言う。

涼次と祥平が同居していると知り驚く鈴愛は、二人がゲイの関係ではないかと問いただす。

 

『半分、青い。』第89回(7月13日)感想

すみません、『あさイチ』の松岡修三さんトークに夢中になって感想書くのが遅くなりました。

『半分、青い。』、もう私にとっては、つまらなくて、つまらなくて、不愉快でしょーがなくなっちゃってて。

見終わって「何が言いたい???」と愕然としていたところに、修造さんだったから一生懸命話を聞いて心を洗い清めてました!
松岡さん、熱いけど、熱いのはイヤってことじゃないですからー! 熱いのに比例して限りなく誠実、真摯な姿勢に感銘を受けるのです。力をもらえるのですー。今日見られてよかった!

 

まあ、頑張って『半分、青い。』に戻って感想書いてみますが…。

 

晴さん、いきなり「結婚」って聞いて、それでそんなに単純に喜ぶ?
しかもあれだけ連絡付かないって心配してたのに?

逆に結婚なんて聞いたら、その分もおおおおーーーっと心配になるよねえ、普通は。
宇太郎さんが言ってたみたいに騙されてるんじゃないかとか。あまりに急な展開なんだから。…あ、それともこのドラマ自体が急な展開過ぎるので、ドラマ内に生息している人々は急だとは一切思わない??

晴さん、鈴愛が嫁行きそびれるのではと前々から気にしていたけど…それでいいの?
晴さん、とにかく目先の案件が片付けばいいって生き方? そのばしのぎの生き方してきた?

…そういう意味では鈴愛も、風呂なし生活がイヤになったからってのが結婚の理由だっていうから、親子そっくりってことかな。

律、律って騒いだ割に、秋風ハウスで9年も頑張ったわりに、こんなショボい理由で結婚。結局、鈴愛という人は、経験が身についたり、それによって人間味が深まるとか厚みが出るとかいうことが全く無い人なのね。

 

100円ショップでの田辺さんとのやりとりも、ダラダラとバカバカしいなと。

田辺が女の人と出かけて店をサボっていたのに抗議する鈴愛の態度、いくらなんでも失礼だし。

田辺が女の人と失踪したのって、ストーリー上それなりに何か展開があるのだろう、それに向けての伏線だろうと思ってましたが、ただの当時の流行りアイテムとしての失楽園のネタ出すためだけだったか??

しかもカモとクレソンの鍋を食べてる中年男性なんて…?? 知らないー!!

その後の店長田辺とのやりとりでも、鈴愛は相変わらずのしゃべり方で態度も偉そうだし、まあそんなもんだろと思いつつ、何もかもが不愉快極まりない。

鈴愛と田辺のやりとり、テンポ良くコミカルにやって笑いを取ろうという魂胆なんでしょうけど、テンポ良くのために鈴愛のあの口調させてるのでしょうけど…ゴメン、全然笑えない。

若い鈴愛が、すごく年上の田辺さんに、しかも上司にそういった言い方すること自体が非常識過ぎるので、面白いと思う前にこちらは心を閉ざしてしまいます。そして不快感ばかりが目につく。

 

しかも内容も可愛らしいとか面白いものでもない。やたらに何でも「古い」と年上をディスるし、「通りすがりの人」と、仕事で関わった人へをディスるし。

…あ~あ…。朝から何見せられてるんだろ??

NHKさんは、朝の貴重な時間、こんなもの流していることに何も感じないの?

 

そして晴さんと宇太郎さんのくだらない夫婦喧嘩。
鈴愛が、わがままおバカ自己中は、晴さんにありだってことを見せたかったということ!? さすが親子だけど、二人のキャラの魅力が見えたどころでなく、魅力撃沈です。

お守り買いまくって、はしゃいじゃって…さすがバカ親。モンペ。

年収がどれくらいかって、父としては聞くでしょうね。離れて暮らしている娘が結婚するって突然言ったら、心配だもの。娘経由だったら別に失礼じゃないだろうし。何より鈴愛フリーターで収入不安定なんだから。

それなのに能天気に子どもの結婚を疑いなく喜べる晴さん…ここまでくると虐待かも?

宇太郎さんの言うことだけが100%正しいので晴さんがただただバカ親に見える…。

 

草太の結婚もぶつけるみたいだけどさあ。
急に年上の子持ちとか、いちいち、いわくつきにするのねー。

北川大先生、ここから最終回までどう埋めてくかって四苦八苦しながら描いてるでしょ? だから、いちいち大事件に仕立て上げないと原稿埋まらないからって感じがよく出てます。北川大先生の苦し紛れぶりが良く見える。

しかし、物語の主流がボロボロだから、いろいろなことをてんこ盛りにして、とにかく時間を埋めようといても逆効果。逆にボロが見えるだけよ。内容が一層とっちらかって、内容がどんどんダメになってっちゃうよぉ…。

でも北川大先生は全然気付かず、「私っていろいろ面白いこと思いつくでしょ? 引き出し多いでしょ?」と悦に入ってるんだろうなあ…。

悪いけど、こういう上っ面のネタが多いことが“引き出し多い”ってことではないからねー。

 

で、鈴愛は風邪を引いた涼次のお見舞いとはいえ、いきなり涼次の家に訪問。…その厚かましさ、清を思い出すわ。

家に上がっていきなり奥の襖を自分から開けるしね。まるで不動産物件見に来たって感じに。日本のお作法ではそれは絶対NGなはずよ! 晴さん、そんなことも教えてないのか!?

 

そして鈴愛は祥平に、年上でしかも涼次の師匠である祥平にいつもの調子で失礼なこと連発!

「元住吉? 変な名前」っていきなり言うしなあ。
鈴愛、二人で住んでいたことがビックリだったとしても、あんなイライラな態度はないでしょー!?

そして、いきなり「ゲイですか!?」って聞くし。結婚は「目くらましか?」って聞くし。

おばあちゃんも無駄に期待させよう、次回に引っ張ろうと盛ったナレでしたが…うざいだけ。

あ、ちなみにロングカーディガン、おしゃれの代表?(とまで言うか?)というロングカーディガンは今の流行りで、2000年当時はなかったから!!

ナナコロビヤオキ、今まさにロングカーディガン便利に使ってるから「これは今の流行りだよっっ!」て、ついテレビに向かって声を荒げて言ってました!

でもさらに突っ込むと、そんなロングカーディガン買う余裕、今の鈴愛にはないはずじゃあ???

斎藤工、上手いけど、やっぱり朝には濃いね…。