NHK朝ドラ『半分、青い。』第80回(第14週)感想&あらすじ そしてまたまた中村雅俊コンサート

『半分、青い。』第80回(7月 3日)あらすじ

 

秋風が用意していた代原は見事な出来だった。菱本はリスク管理として秋風が用意していたと鈴愛に説明する。

鈴愛は秋風の原稿を見て「これがプロだ」と放心。鈴愛はユーコに支えられながら部屋に戻ってベッドに倒れ込む。

鈴愛は、秋風先生の原稿はすごかったとユーコにしみじみと語る。先生は本物の刀で人の心を切る。それに対して私は偽物の刀しか持っていないと自分の限界をかみしめていた。

ボクテは「鈴愛をマンガから解放させてください」と秋風に提言。

ボクテは、自分とユーコが秋風ハウスを離れてしまったおかげで、残った鈴愛は先生の期待を一人で背負おうとしたのではないのか、秋風塾の最後の弟子として先生に答えようとしていたのではないかと言う。

菱本も、そればかりではないだろうが、そのような思いは確かに大きかったのではと同意。

2週間後、鈴愛と秋風のマンガ『月が屋根に隠れる』は無事に掲載され好評を博した。そして鈴愛は途中までしか描けていなかった『いつか、君に会える』を最後まで仕上げた。

 

鈴愛は、晴と卯太郎がいないタイミングを見計らって。仙吉に電話をする。

鈴愛は、仙吉に「思ったほど才能なかった」「もうあかんかもしれん」と本音を話す。

鈴愛の言葉に仙吉は、あっさりと「まあそういうこともあるやろ」と答えた。9年やって、本も何冊か出したんだから恩の字だと。マンガ辞めても何とかなる。このご時世どうやったって生きていけると話す。

仙吉は戦争中、兵隊にとられて戦地にいた。敗戦後しばらく現地に潜伏。その間は穴ぐらの中で隠れていた。穴ぐらの中は真っ暗で孤独だったが、1日のうちほんの15分だけ太陽の光が射した。そのわずかな時間が心からありがたく、人間はわずかなことにも喜びを感じるものだと話す。だからどうとでもなる。人間は強い。大丈夫だと鈴愛を勇気付けるのだった。

『半分、青い。』第80回(7月 3日)感想

仙吉さん、「日本が負けてビックリした」と言ってたけど…今朝のワールドカップベルギー戦の結果、知ってたの!? 予知してた…!?!?

ナナコロビヤオキは朝4時に起きて後半から見たけど、それでも寝不足だわあ…と、ボーっとテレビ見てたら、「日本負けてビックリした」っつうから、こっちがビーーーックリしたよぉ!!

そして今日は、またまたまた…中村雅俊コンサート…汗
後半の8分間どっぷり中村雅俊のトーク&弾き語り。

北川大先生がファンなんでしょうか??

仙吉さん、もう80過ぎだよね?大吉さんも朝ドラ受けで言ってたけど。

確か、インパール作戦に行ったとか言ってたもんねえ…そのおじいちゃんが、中村雅俊か。ギターの弦張り換えたりまめにメンテしてフォーク歌うかあ…??

ナナコロビヤオキの父は、仙吉さんより恐らく10歳以上は下です。でもフォークやったりしないよ。ギターも興味なし。世代が違うよ。あの時代の人々は、よーっぽどハイカラじゃないとギターとかやらないんじゃないかなあ? 相当やんごとない身分の趣味人でないと。それにハイカラだとしてもあの世代はフォークは違うでしょうね、きっと。クラシックやジャズだよねえ恐らく。頑張って若づくりでクレイジーキャッツくらいじゃない?そっちの方がカッコいいし。

特に、梟町で五平餅作ってるおじいちゃんではムリ過ぎるかと…。

フォークソングが流行った当時の60-70年代って、世代間で趣味嗜好の隔たりが大きかった気がします。音楽ジャンルは特に。あの時代の仙吉さん世代には、フォークは若者の音楽でしかなかったんじゃないかな。むしろ不良の子たちの音楽くらいに思ってたんじゃないかなあと。フォークは学生運動とも重なるからね。

五平餅のおじいちゃんにフォーク歌わせるなら、もっとぶっ飛んだキャラ作ってないと見ている側はしっくりきません。

中村雅俊、岐阜弁しゃべってやさしいおじいちゃん演じてるけど、歌い始まるとやっぱりすごーく中村雅俊になっちゃうし。

設定自体ムリだから、歌に集中するしかなくて中村雅俊になるしかない…???

あさイチでも大吉さんが、「おじいちゃん、80歳過ぎてますよね? 若くない?」と突っ込んでくれて、日本中の視聴者のモヤモヤを代弁してくれた気がしてホント、嬉しかった!

華丸さんも、大吉さんも、朝ドラ受け、気を遣ってホメホメするよりは、視聴者を代表して思いのままに言おう! と心に決めたのかなあ? そっちにシフトしてくれて、こちらとしては少しストレスが軽減されて嬉しいです。

それと朝ドラって、絶対に戦争の話しを盛り込まなきゃいけないの? マスト? …そのくらい、仙吉さんは毎度毎度、こじつけては戦争話を語りますねえ。それがまた不自然で。

実際に戦地に赴いた世代と、ギター弾いてフォーク歌っちゃえる世代とは、さすがにどうしても交わらない。現実にはその世代間、20歳くらいは隔たりがあるのでは? だから整合性が取れなくなるのよ。

おかげでこっちは、若づくりのおじいちゃんとして見てあげようにも、その人の中の時代感がめちゃくちゃで、?????となってしまいます。

おじいちゃんがせっかく頑張って、いろいろ語ってくれても、残念ながら薄っぺらいものにしか感じられない。味わえないものになってしまっています。

 

あと、今日ギャーッとなったのは! ユーコが鈴愛を労わるシーン。鈴愛のすごいペンだこにチューしていたけど…気持ち悪かったー。こういう女子のベタベタ友情、ある!? しかも二人はアラサーよ。同性愛者かと思ったよっ! そんなことやってるより、ユーコはくーちゃんのとこに一秒でも早く帰りなさいっ!!!

 

鈴愛が仕上げた『いつか、君に会える』を、鈴愛の最後の作品として納めて、鈴愛は秋風ハウスを去ることになるのかな? そしてマンガ家話は終り?

これは律が鈴愛への思いを蒸し返す伏線でもあるのかな? 雑誌で律が『いつか、君に会える』を見て、鈴愛の本心を知り、鈴愛への想いが再燃する。そして終盤に向けて後悔してた思いをグダグダやり直し? 周囲の迷惑考えず…??

だとしたら、この二人いつまでもいつまでも、幼馴染みの初恋ごときを引きずるジメジメなヤツらねえ…。

きっと律と鈴愛があらためて出会うにしても、成長した二人が再会して新たに惹かれあうというパターンではないでしょうねえ。

ポエムな大先生は思い出大好きだし。

夏虫駅で別れたあの日から鈴愛と律は、後悔後悔でジメジメずーーーっと思い詰めて、その煮詰まった状態で再会するから両想いっていうのをやりたいんでしょうね???

そーすると、夏虫駅の件から40歳近くで再会するまでの10年以上の道のりは二人にとって何なのか…?? マンガも、結婚も、5月くらいから9月初旬までに放映される内容は…ムダ?

 

今日唯一ほっこり嬉しかったのは、秋風先生がボクテに鈴愛のことを言われて「そーなのぉぉ!?」 とビックリした表情。エツシ様、可愛かったよぉぉ!

秋風先生、今週でいなくなっちゃうの??? 淋し過ぎー。