【澪つくし】感想ネタバレ第125話かをる出産。幸福の絶頂。ジェットコースターの始まり…

『澪つくし』あらすじ(ネタバレ)第125話

律子から、小浜との結婚報告の手紙と写真が届いた。

律子の手紙には久兵衛を結婚式に呼ばなかったことを詫びていたが、それはお父さんをこれ以上悲しませないため、せめての親孝行だと書いてあった。

久兵衛は自分の育て方が良くなかったと言う。
紀州に居る頃は半年しか一緒に生活できなかったら甘やかしすぎたのが間違いだったと嘆く。
それに対してるいは、少女時代の律子にとって自分の存在が悪い影響を与えたのではと気にする。

るいはお祝いをどうしたらいいかと尋ねると久兵衛は「わしは知らん」と。
るいの好きなようにしたらいいと答えた。

 

その夜かおるは、庭に立っている父の姿を見た。
その背中には寂しさが漂い、かをるは久兵衛がどんなに律子を愛しているかを改めて悟った。

 

翌朝の小浜家。
朝食を運ぶ律子に新聞を読む小浜。

兵隊に駆り出される人たちが貧乏のどん底だと気にする律子。
小浜は諸悪の根源は私利私欲を追及する財閥とその援助を受ける政党であり、
それらを一掃して世の中の仕組みを変えるのだと言う。
それでは活動家と同じと律子は言うが、活動家とは違って頭だけではなく力が必要だと小浜は軍部のクーデターを匂わした。
律子は軍が政権を握れば国民は軍の独断専行に苦しむのではと問いかける。
しかし、小浜はぐ円の独断専行はありえない、天皇陛下の思し召しに従いその手足となって国を守るのだと語った。

 

入兆では、桜餅を食べながら談笑。
桜餅は銚子の人だと梅木が説明。
久兵衛が英一郎に、桜餅のようなアイデアを出せと嫌味を言うと、英一郎は醤油を世界に広めたいのだと言う。

それを聞いた久兵衛はそれはあり得ないと笑い、そうとは限らないと英一郎が食いついて2人は言い合いに。

すると急にかをるが気分が悪いと言い出した。
久兵衛が「できたんとちゃうか?」とつわりではないかと言うとるいも頷く。

久兵衛の予感は的中。

かをるの妊娠を知った梅木は、「私ほどの幸せ者はいない。何もかも上手く行って怖いぐらいだよ」と幸せを噛みしめていた。

かをるは喜びつつも、流産の経験があるから心配。
梅木は、前の流産は悪い事が重なったおかげ。
今度は心配事が何一つないんだから大丈夫だとかをるを勇気づけた。

かをるはいい子を産むよう努力しますと答えた。
梅木はかをるとの間に子宝を授かるとはと大喜び。
かをると梅木は抱擁する。

 

昭和9年7月、斎藤内閣が総辞職。
後継には岡田大将が任命された。
岡田内閣には軍部独走を阻む期待が寄せられたが急速に膨れ上げる軍部の勢力には抗しきれなかった。

陸軍の後押しで結成された国防婦人会の支部が銚子にも誕生。

発会式にかをるを連れてこいと言われているが、久兵衛は断固反対。
かをるは妊娠しているし、やまとなでしこは家庭を守るべきで外ではないと久兵衛は言った。

10月ロンドンで開かれた海軍軍縮予備交渉で日本はアメリカと激しく対立した。

そして11月…。

久兵衛と梅木は、座敷でそわそわと待っている。

梅木は貧乏揺するが止まらない。
久兵衛もウロウロと落ち着かない。

すると産声が聞こえてきた。

るいがやってきて長男だと言う。
万歳をする久兵衛と梅木。

するとツエがやってきてもう一人生まれたと言う。
男の子の双子だった。

驚き喜ぶ面々。
「二度めでたい!」
梅木と久兵衛は抱きあって喜んだ。

 

 

何もかもが上手く行きすぎは、フラグ…汗

入兆は平和。
梅木とかをるは仲良し。
子供も授かった。
男子を出産。
それも双子。

もうドラマなのに葛藤一切なし!
幸せのみ!

人生の葛藤を描く物がドラマなのに葛藤無し!
思い通りの人生~。

いやよかった、よかった~。
…ってコレ、フラグでしょーーーっ!
フラグでしかないでしょっ!

「私ほどの幸せ者はいない。何もかも上手く行って怖いぐらいだよ」
って梅木、言ってましたが…
梅木、その通りだよ!
きっと怖いよ、これからがあああ!
幸せな分ズッコーンと奈落の底に落とされるよー!

ジェームスなんだから、幸せをフワフワタラタラ書くわけないのよっ!爆
覚悟しといた方がええよ、梅木!

 

かをるが結婚する前のお正月もこういうことありましたねー!
久兵衛さん、年頭の挨拶で今年の抱負を言ってました。
千代は病気が治る、
律子もかをるも良縁に恵まれる、
英一郎は大学に入る
入兆も景気回復…って
声高らかに宣言してぜーんぶ全部ダメにしてたからねwww

今回の梅木とかをるの幸せぶりは、約一週間かけてるから。
その分ドーンとだね、こりゃ。
ジェットコースターがカタカタカタカタ…って上り詰めてガッタン!!って一番てっぺんで停止したところか…?汗汗汗

あー…怖い怖い怖い…。

 

かをると梅木、仲良し夫婦

かをるは再婚。
惣吉さんとの過去がある。

梅木は、ちょっと重い。
ハマーとの過去もある。
引きずってるのは視聴者だけかもしれないけど、クリーンではないよね。
ハマーに手を出したのも、かをるへの恋が叶わなかった自暴自棄からで。
梅木はかをるに思い詰め過ぎるところもある。

でもこの2人、どうにか上手く行っている様子。

かをるはとにかく前に進むしかないと考えているし、梅木はずっと思ってたかをると結ばれた喜びからの蜜月状態だから。

でもこの新婚ラブラブな気持ちがちょっとでも変わったら?
お互いの気持ちにズレが生じてきたら、どうなるか…。
結婚って人生の長い時間を一緒に過ごすから、誰にとってもリスクはあるけど…。
梅木とかをるの場合は、実はちょっとしたことでもろくも崩れそう。

結婚してからいいことずくめなのも、ある意味突貫工事みたいなもんだしねえ。

惣吉さんとは結婚後も波瀾万丈だったけど、その都度その都度惣吉さんとの絆を深めていたもんねえ…。

 

主婦姿の律子!!!

律子さん、主婦やってる!!

律子さん、結婚するって言っても家事出来る?お料理できるの?って思ってたらきちんとやってるじゃん…!

やっぱり入兆の娘として女中と一緒に家事仕込まれてた?

律子さんのエプロン姿見たら、確かずん子さん、ドリフでコントやってなかった?
「私ってダメな女ね…」って旦那さん役の志村けんに突っ込まれるたび大げさに泣き崩れるヤツ。
アレを思い出した。

しかし、結婚するとなると、小浜はふんぞり返って新聞読んで、律子は甲斐甲斐しく食事の用意。
これが当時の当たり前、軍人さんだしね…とは思うけど、小浜の態度に「何だよお!」と思ってしまいましたよwww

「塩辛は?」
って小浜、自分で取れよ!ってついイラッときちゃいました。
しかし律子さんは「あ、ごめんなさい!ハイハイ」って…。

あのモガ律子さんが、エプロンして「ハイハイ」か…。

律子しゃん、実はこういうことしたかったのかもね。
久兵衛さんがいなくて寂しかった律子さんとしては…。

しかし、律子さんはやっぱり思想的には水橋側で決して小浜とは相容れない様子。

小浜は、優秀な軍人ではあるけど、
「独断専行はありえない、天皇陛下の思し召しに従いその手足となって国を守る」と。
上層部の言うこと信じ込んでるよ…。
これが小浜の限界ということか。

律子さんも、やっぱり違うと小浜の言動に感じ取ったみたいですね。

久兵衛さんが、「5年10年後が見ものだ」と嫌味を言ってましたが、本当にそうなりそうで心配。

律子さんの周りを取り巻く人々は、活動家、芸術家、軍人…と、当時のトレンドな人々ばかり。
久兵衛さんが言う通り、活動家から軍人なんて節操ないと思う。
ただ、律子さんとしては、水橋も小浜も熱意があるところが共通していて惹かれると言っていました。

確かに。
どれも当時の熱い人たちです。
右も左も極端に行くと最後はどれも同じとかよく言われますが、律子さんはそれを象徴的に示しているのかも。

 

今後はどうなる?

平和なのは入兆だけで、世の中は戦争にまっしぐら。
そういう意味でも入兆の順風満帆は、怖い。
梅木とかをるの結婚生活も、不満一切なしの幸せいっぱい。

ジェームスは、ジェームスだから!
ぜーんぶはぎ取ってく予定ですよねえきっと。

私は惣吉さん、きっとひょっこり出てくると思います。
ウチの家族では全会一致でそう踏んでいる。
だって、ここまで「行方不明」のままなんて…ドラマじゃあり得ないでしょ。
どうとでも書けるドラマで「行方不明」なんて宙ぶらりんで放置はあり得ない!
しかも惣吉さんのことさえなければ何もかも幸せいっぱいなお膳立てもバッチリ。

言い換えれば、惣吉さんさえ出てくれば、何もかもぶっ壊れる。

なので満を持して惣吉さんがひょっこりーするだろうと。
ジェームスならきっとやる!
子供まで産ませるとは思わなかったが…。
そこまで逃げられない状態にするか、ジェームスは!

双子まで生まれちゃって、かをるも入兆でキャリアを積んでる状態で、そんなところで惣吉さん出てきてもぉ…どーする!?

困るよお!

最初に惣吉さんと結婚したとき以上にロミジュリ状態じゃん。
しかもドロドロのロミジュリ…汗。

惣吉さんが再び現れたら、
かをるの気持ちはもちろん惣吉さんにグッと引き寄せられるだろうけど、子供は可愛いし、梅木も、入兆も捨てられないよねえ…。
梅木も深く傷つくよねえ。
かをるを信じられなくなって壊れるかも…。

えーー…
もうどうする?
惣吉さん帰ってくる可能性大だけど、そんなことやっちゃってどう収拾付ける、ジェームスは!?
ジェームスがどう始末をつけるのかも楽しみに見せて貰うわー。
なんて、冷静な言い方をしてるけど、やっぱり怖くて仕方ないわ…。

あー怖い怖い。