【澪つくし】感想ネタバレ 第118話 久兵衛の仮病

『澪つくし』あらすじ(ネタバレ)第118話

 

昭和8年6月、新装になった魚市場で銚子市制祝賀式が行われた。
3町1村が合併して銚子は人口4万3500人の市となったである。

町中が祭り気分で沸いている中、梅木は元番頭の小畑と神山と酒を飲んでいる。
小畑と神山はかをるとの縁談について梅木に説教。

小畑は女は押しの一手だ、押して押して押しまくれ!と強くアドバイス。
情熱を持って説得すれば、女は必ず受け止めてくれると語った。

 

朝、かをると梅木が店にいると、早苗が慌ててやってきた。
久兵衛が心臓がおかしくなって倒れたと言う。
久兵衛の元に駆け付けるかをると梅木。

久兵衛は、かをると梅木に言い残したいことがあると言う。
苦しみなかなか言えない久兵衛の代わりに、るいが梅木にかをるを貰ってくれと言った。梅木とかをるが結婚して入兆の暖簾を守ると約束して欲しいと。

梅木は、「はい」と迷わず返事をするが、かをるはなかなか返事をしない。

するとそこに地震が。
驚いた久兵衛は起き上がって一目散に庭へ逃げ出した。

仮病を使ってかをるに結婚の同意をさせようという久兵衛とるいの魂胆。
そうと分かったかをるは激怒。

 

その後、かをるは外川の吉武家を訪問し周りに再婚を勧められていることを相談。

とねは、それがかをるが決めることだと言いつつ、もう惣吉は帰ってこない、遠慮しなくていいと再婚を勧めた。

小畑さん、再登場は嬉しいけど…

もうー!
皆梅木とかをるをくっつけようとし過ぎ!しつこいー!

小畑さん、久しぶりに出て来たあ~と思ったら、梅木にしつこく説教!

「どんな口説き方してっだよ、おめえ」
って唐突に突っ込んでくる小畑さん。
凄い恋バナ!
おっさんたちストレート過ぎる~。

口ごもって「さあ…」という梅木に
「さあじゃ分かんねえよ~」
と口をそろえる小畑さんと神山さん。
そう言って梅木を覗き込んでる小畑さん。
こっちに見える頬が小動物っぽくていいwww

小畑さん、こんなゆるキャラモードだけど、若い頃は女遊びを久兵衛さんに教えた人んだんだもんね。
こういう件については実はベテランだwww

いつまでも待ちますと言った梅木に
「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギスか」
「遠慮はいらねえよ」
「心配しないで押しまくれ。女は押しの一手だ」
「押して押して押しまくれ」
と!

ああ…時代だから仕方ないけど…女性蔑視。

その上、小畑さんは、かをるにフラれたら男の名折れだとも。
入兆の従業員の手前も良くないと…。

そこまで追い込むのか!小畑さん!

 

久兵衛、猿芝居!

さらに、久兵衛さんが猿芝居を打ちましたねえ。

何これ、ドリフ?
当時はコレもドリフっぽいって笑えた?

でも、今見ている私は笑えない…。
かをる以上に激怒。
もう絶対に梅木なんかと結婚しない!ってキレる。

るいさんも、なんでこんなに結婚、結婚ばっかり?
もう入兆の、お家のことしか考えない体質になっちゃったのかしら?

それに、そもそも再婚するにしても、早すぎるんだよぉ!

1年7ケ月だっけ?
惣吉さんの一周忌は過ぎたけど、かをると惣吉さんのラブラブぶりを見てたら誰もが無理って思うのが普通じゃないかと??

こんなやり方してると、かえって梅木とかをるの関係こじれちゃうよ?

ジェームス、どうしても梅木とかをるを結婚させたくて躍起になってるみたいだな!
空回りだぞ、ジェームス!

 

とねさんも、再婚を勧める…

かをる、とねさんに相談に行きました。
とねさんに相談て…それもどうよ???

かをるとしては頼れる人はとねさんしかいないのかもしれないけど…
かをるもそこはデリカシー無いわ…汗
それ聞いてもとねさん答えようないし複雑な思いをさせるだけよ!
私がかをるだったら行けない。

ここはご都合ね。
で、さっぱりした気性のとねさんは遠慮はいらない、再婚しちゃいなと言う…。
ジェームス、再婚しちゃえととねに言わせて後押し。

ジェームス、再婚させたくてさせたくて…外堀埋めまくり!

再婚するなら善吉がよかったって…やっぱりとねさん、本気だったか…汗

 

かをるへの再婚プレッシャーにイラッ!

時代のせいですかねえ。
当時の奥様方は許容していたのかしら?

梅木とかをるを再婚させようと皆が躍起になっているのが、あんまりにもしつこくて不愉快になってきたわー。

結婚相手ってきちんと好きにならないと無理なもんでしょう。
可もなく不可も無くレベルではムリでしょ。
ましてや惣吉さんという存在が消えていないかをるにとってはあり得ないでしょ。

それにさあ、まだ2年経ってないのよ。
あれだけ相思相愛、大恋愛の末の結婚だったんだよお。
念願の子供もできて幸せの絶頂で惣吉さんを失ったんだよ。
子供も流産してるんだよ~。
そうは見えなくても、心の傷は深いよ…。
かをるが普通に生活できるようになっただけでも万々歳なのに。

それなのに、ちょっと元気になってきたからって次の結婚をせかすななんて!
君ら、おかしいよ…。
しかも相手は毎日顔を合わせる仕事仲間。
職場でも気まずい空気が流れまくり~。
仕事もやりにくーい!
皆、かをるをうつ病にさせる気か!?

皆、入兆の存続を掛けて…って言うけど、英一郎にも失礼だしな。
大体、同族経営の会社で揉めるって、こういうところからの兄弟間の不仲が原因よ!
それをジェームスは書きたい?
にしてもちょっとごちゃ混ぜ過ぎじゃないか?

各方面でモヤモヤ、イライラする。

これじゃあ梅木と再婚することになってもこっちは不愉快でしかないなあ~。
もっと、かをると梅木が気が合ってる様子が描かれていればなんだけど。
かをるが再婚するとしてもこのままでは、かをるが入兆の人柱になったとしか思えないわ…。

もう!もうとにかく2年も経ってないのに、再婚で騒ぐこと自体が不愉快で~。

もうこれは昭和と令和の感覚の違いかしら?

かをるも「本気で腹を立てていたワケではなかった」って…
偉いねえ~。
しかも久兵衛とるいを滑稽でいじらしいとまで言って…寛容すぎるわ!

かをる、あんたは海底火山なんだから!
もう大爆発しちゃっていいよー。

かをるが梅木に共感したり、惹かれる場面が描かれてたら、少しは共感できたんだろうけどなあ~。
残念ながら、梅木とかをるが再婚しても共感できそうにないわ。