【澪つくし】第114話 ハマーが結婚!

『澪つくし』あらすじ(メタバレ)第114話

惣吉の新盆がやってきた。
かをるは吉武家に向かい法事を行い、律子と共に精霊流しに。

惣吉の霊が見つけやすいようにとかをるは惣吉の形見の万祝を羽織っていた。

そこに沖田が。
沖田は律子にまだ銚子にいるのかと嫌味。
沖田は河原畑は律子が殺したようなものだと絡む。

かをるが促し律子とその場を去ろうとすると、沖田は「銚子の芸術家は皆律子を憎んでいる。表を歩かない方がいい」と律子に心無い言葉を浴びせた。

 

沖田だけでない、律子が街に出れば白い目でいつも見られる。
活動家の仲間にも絶縁状を叩きつけられていた。

律子はいちいち気にしてたら生きていけない、それに自分はそのたびに強くなっていくのだと気丈に語る。

律子は、新しい女は時代の先取りをしなくてはいけないと言う。
そしてかをるにもっと大きく世の中を見つめるべきだとかをるに言う。
かをるが醤油に一生を捧げるほどの魅力を感じているなら、よそにお嫁に行かずにずっと入兆にいるべきと話した。
生産側に立って活躍することは新しい女性だと。
かをるなら男性に負けずに頑張って行けると律子は言った。

 

金貸しの真鍋が久兵衛を訪ねてきた。
今回の件は結婚。
真鍋はハマと結婚したい。
その仲介を久兵衛にお願い。

久兵衛はビックリ。
ハマは子持ちだと久兵衛が言うと、真鍋は子供好きだが自分が子供ができないのでちょうど便利だと言う。

久兵衛とるいは、ハマを説得。
ハマは煮え切らないが…。

10月、ハマは紀之を連れて真鍋のところに嫁いだ。

 

かをるは梅木と店で仕事をしている。
律子が来て、久兵衛が大事な話があるとかをるを呼び出した。
かをるが去った後、律子は梅木に、声を掛けた。

梅木は入兆に務めてもうすぐ15年。
梅木は久兵衛の絶大な信用を得ている。
近いうちにご褒美が来ると言う。

これらの入兆が良くなるのも悪くなるのも梅木次第だ英一郎が育つまでよろしくと律子は頭を下げた。

そしてこれは常務取締役としての言葉だからそのつもりでと笑顔で念を押した。

 

 

惣吉の新盆

惣吉さんの新盆。
そうか、惣吉さんの遭難は夏だったから。

ほとんど一周忌での新盆。

精霊流しの風景がキレイ。
惣吉さんの精霊流しと思うとその美しさが切ない。

澪つくしは、季節の描写が本当に美しく描かれていますね。
懐かしい日本の風景。
夏、お盆と言えば
かをる、藁人形作ってたwww
あと七夕の夜、惣吉さんを思って天の川を眺めていたシーンも思い出す。
盆踊りもあったし。
お昼に皆でそうめん食べてたシーンもあった…。

夏というキーワードで、数々のシーンが次々と、鮮やかに蘇る。
日本人からだからかもしれませんが、過去のエピソードが鮮明に記憶に残るという意味でも季節のシーンってすごく大切なのね。
季節を描くことで、一つの美しい絵になって記憶に残る。

でも、今回は見たくなかったよ。
こんな美しい精霊流し…。

万祝を羽織るかをるの後姿に涙…。

 

沖田さんにショック!

本日の回でショックだったのは沖田さんの豹変ぶり。
律子さんをののしってた~!

あの穏やかなアーティストの沖田さんが…。
河原畑のことは、可愛がってたもんねえ。
あんなことで亡くなってしまってショックはショックだろうが…。

芸術家だからもう少し理解があるというか…律子さんに対して複雑な思いは抱くにしても、あんな感じで攻撃するとは思わなかった。
芸術家と言ってもまだまだ昭和初期だし、銚子だし…。
あの無理心中事件をドラマチック!と捉えて反芻するなんていう人は、当時にしたら相当尖がってた人なのかもしれない…。
天才肌アーティストじゃないと無理だったのかも。

 

律子さんは、家を一歩出ると町の人に白い目で見られるそう。
それはんな大事件起こしたんだから仕方ない。

 

沖田が言うには銚子の芸術家は皆律子のことを憎んでると…。
活動家仲間からも絶縁状を突き付けられたと。
仕方が無いけど、だからって「敵」ってなっちゃうとは…!
芸術家であっても活動家であってもそれか。
世の中的に自由恋愛はまだ経験が浅いと言うことですかね…。

律子さん、こんなことになるならやっぱり黙って水橋と駆け落ちしちゃえばよかったのよぉ!
河原畑にきちんと別れを告げようなんて、中途半端に律儀だったから。
こういうことは、言わない方が相手のためでもあるのよ。
裏切った罪を中途半端に逃れようとしたおかげで面倒なことになってしまった…。

律子さんも初心者ということね…。
自由恋愛がまだ珍しい時代だからその辺りの立ち回り方が律子さん自身もまだ分からなかったって事かもね。

おちょやんの高城百合子みたいに「私たちは自由なのよ~♪」ってあっという間にいなくなっちゃうくらいの大胆さがないと。
入兆の娘としての律子さんはそうはなれないように育ってるから…。

しかし律子さんは気丈。
「新しい女」であるからには、そういうこともあると承知。
律子さん、強い!
偉いわ~。
…でもキツイ。
辛い言い訳にしか見えない…。

律子さん、やっぱり銚子に居つづけるの彼女にとっては酷だわ。
ジモティじゃないから友達もいないワケだし。
入兆では常務取締役にさせてもらっても…これでは…汗
かをるみたいに実務をやってるわけではないみたいだし。

いっそのこと律子さん東京支社長にしちゃえばどお!?
入兆儲かってるなら、コレを機に支社を作って律子さん送り込むのは??
渉外担当なんだから東京にいるのは都合がいいし。
そしたら律子さん、水を得た魚のようにお仕事に没頭するのでは??
律子さんにも明るい未来を下さい…。

 

ハマーは真鍋と結婚!

金貸しの真鍋さん、最近急にハマーに言い寄ってきていましたが…ハマーを体よく片付けるための伏線だったか!

昭和のドラマだし、ジェームスだから?
ハマーにあんなことさせておいてこれで終わりい!?
これでいいのぉ!?

メインがかをるだから、そこまでハマーに時間は避けないとしても…。
梅木とそんなドロドロにさせておきながら、これって…。
体よくハマーを口封じ。
ハマーも、それでいいのか…!?
ハマーとしては玉の輿だし、いいのかもしれないけど、そんな片付け方でいいのか?
当時の女性は、これでいいになってた?
昭和の奥様方も!?!?

ちょっと納得いかない。
梅木も、ハマーに対して何にもだし。

コレでかをると結婚するなんて言ったら、やっぱり祝福できないー。
梅木がかをるを好きなのは分かるけど、ハマーに対して不誠実極まりないから。
いざとなったらかをるより自分になるんじゃないか??

ハマーとこんなことなかったら梅木にも共感できたんだけどな…。
または、いっそのこと梅木がもっと悪人だったら。
入兆を乗っ取る気満々でかをるを狙ってるんだったら面白いんだけど…。

しかし…ハマーの結婚相手、真鍋はなべおさみ…。
もっとイケメンだったらいいのにー!
いかにも金貸しのケチケチしてそうなタイプに見えるから。
精神的にDVしそうで心配。
これも、ハマーに対してディスってるみたいに思うのよ…。
かをるが吉武家の新造船の件で借金したとき親身になってくれたから必ずしもズルい人じゃないとは思うけど…。

それともハマー、一旦片付けたように見えてまた何かあるのかなあ??

 

下準備にかかる律子さん

律子さん、梅木と二人になったときに
紀之君がいなくなって寂しくなったわねと話し始めました!!

そうだ、律子!やれやれ~!
ハマのこと突っ込んでやれーーー!!
とすんごく期待したんだけど…。

突っ込みはそれだけ。
ガクッ!

それどころか、梅木を褒め褒め!
これだけ入兆に尽くしているのだから「ご褒美」がある!と。
律子さんも梅木がかをるのことを好きだったの気付いてたのかな…。
久兵衛さんから聞いたかもしれないか…。

 

律子さん、かをるにも言ってたもんね。
醤油が好きなら、どこかに嫁に行って消費者になるのではなく、入兆に残って醤油の製造業に携わればいいと。

えー!!
律子さんもハマーのことはスルー!?
で、梅木とかをるをくっつけようとしてる…??
余計なことしないでよ~律子さん!

前に進んだ方がいいって言ってもまだ一年だから~!
律子さんだって水橋失って実感してるはずでしょー?

まだ惣吉さん、生きてるかもしれないんだからさあ。
かをるは冷静さを取り戻してるけど、こっちは諦めちゃいないんだからね!
だから事を急いてはダメーーー!

こうやって結婚を急いでる感じ。

…やっぱり惣吉さんは、ひょっこりはんだなあ!
かをるを梅木と結婚させたところで、入兆も安泰なところで惣吉がひょっこりか!

律子さん、自分が関わると人の運命を翻弄するって言ってたことあったね。
それも暗示か。
律子さん、それ自覚してるんだから、こんなおせっかい焼かないでちょうだいー!

かをる、そんな状態になっちゃったら…惣吉さんにもどりたい気持ちは100%だろうけど…どうする?できる?
その決断をするかをるは、律子さんの言う「新しい女」ということなのかなあ?

律子さんが久しぶりに「新しい女」を連呼していたから気になる…。