『澪つくし』あらすじ（ネタバレ）第１１５話
昭和７年夏。
入兆では番頭の小畑が勇退し、ハマが嫁ぎ、若返り体制となった。
そしてその秋。
久兵衛とるいはかをるに再婚の意志を確認。
かをるは惣吉以外と結婚することは考えられないときっぱりと答えた。
るいは久兵衛がかをるの再婚の話を考えていると言う。
しかし、かをるは自分の夫は惣吉だけでいいと再婚するつもりは無いと改めて否定。
醤油に打ち込みたいと言っているかをるに、それを受け入れてくれる男がいたらどうすると久兵衛は言った。
梅木のことだ。
優秀な番頭とその家の娘が結婚することは珍しくないこと。
かをると梅木が結婚すれば、久兵衛は安心して隠居できる。
るいは梅木がかをるのことを６年間も思っていたことを話す。
もしこの話をかをるが断ったら入兆を辞めてしまうかもと言う。
しかしかをるは「貞女は二夫にまみえず」という諺もあると受け入れず、るいと口ゲンカ。
久兵衛は2人を止めて、無理強いすることはないと言ったが。
年を取ってから子供がいなかったらどんなに寂しいか分からない、それを心配してのるいの親心だとかをるに言った。
その夜かをるは惣吉の夢を見た。
夢は懐かしい潮来の風景。
かをるが惣吉を探していると、惣吉が姿を現す。
「帰んな」
「俺はいつでもお前のそばにいる」
「ついてきちゃいけねえ。お前のためだ」
惣吉は背中を向けて立ち去ってしまう。
哀しい夢。
夢の中の惣吉はかをるの胸にやるせないしこりを残して消えた。
ツエがかをるに梅木と結婚するのかと尋ねてきた。
広敷でも女中部屋でも、かをると梅木が来年早々に結婚するという噂が広まっていると。
工場では賭けをする者まで出てきていると言う。
かをるは噂を否定。
もし梅木から結婚を申し込まれたらどうするのかとツエが聞くと「断るに決まってる」とかをるは頑な。
久兵衛は梅木を呼び出して、女を口説いたことはあるかと聞く。
色事の経験は無い様子の梅木。
死ぬほど惚れた女はいたことがないのかと聞くと。
梅木は「一人だけいます」と答えた。
なんで口説かなかったのかという久兵衛に、梅木は立場上できなかったと答えた。
久兵衛はかをるのことかと確認。
梅木は静かに頷いた。
すると久兵衛は梅木にかをるを口説けと勧める。
その代わり惣吉の一周忌が済んでからにするように伝える。
かをるはまだ惣吉のことを忘れられていない。
惣吉に操を立てる気でいる。
また親の言いなりにもならない。
梅木が誠心誠意かをるを口説くしかないと。
梅木は「ありがとうございます。男冥利に尽きます」
と涙を浮かべて感謝した。
焦るるいさん、地雷を踏む久兵衛さん笑
現代だと、こんなタイミングで再婚なんてデリカシー無さ過ぎ！なんですが…。
当時はそんなもんだったんでしょうか…？
かをるの気持ちを大切に、まだ早いって言ってたくせに、あれからせいぜい１ケ月しか経ってないｗｗｗ
梅木に辞められちゃうかも、サッサとどうにかしないとと焦る気持ちも分からなくはないが…汗
この時代の人たち、縁談は本人たちより親が決めないとっていう気負いが強すぎるからですかねえ。
今日のるいさんは面白かった。
るいさん、入兆に入ってから貫禄付いてはいますが、以前よりこういった体面とか重視の考えになって来ている気がする。
律子と梅木のこともそう。
ハマーと真鍋をくっつけたのもそう。
見合いババア化してる…。
妾の立場の方が気楽だったって事かもしれないけど。
それぞれの立場を案じての行動が多くなってきた。
そして今日のかをるに再婚話を進める件でも。
あー古川家の時代のるいさんは、きっとこんなこと言わなかっただろうよと思った。
古川るいさんだったら、一年やそこらでかをるに再婚勧めなかっただろうな。
さりげに、立場が変わることによる人間性の変化を表しているわね。
皮肉にも、妾の立場の方が心が自由だったね。
かをる自身がこのまま一生一人かというのも心配なんでしょうけど。
でも、かをるが断ったら「梅木さんが入兆を辞めてしまうかも」…とまで脅し！
その言い方をかをるが強引だと言ったら、
「あなたはお父さんに一度背いた！」
って…。
るいさん、かをるが惣吉さんと結婚したこと、まだそんなふうに思ってるんだ！爆
結婚は自分自身でなく親が決めることっていうのが染みついてる…！
さらに久兵衛さんもかをるが流産しちゃったことを話して地雷…！！！爆
かをるを心配する気持ちも分かるけど…。
子を思う親の暴走ｗｗｗ
親子ってこういうの、どこでもあるあるですが、見事に再現されてるわ～。
ちなみにるいさんの梅木像は、
- 律儀
- 頭が良い
- 行儀正しい
- いい人
は？ｗｗｗ
まさかハマーとなんて思ってないから～！！！
あー‼バラしてやりたい！
画面とこっちとつながってたら、画面をバリンと割って「知らないだろうけど、実はねー！」って割り込みたい気分よ！
あーイライラモヤモヤするっ！
惣吉の夢
潮来のアヤメの風景は本当にきれいですね。
春らしくて、
惣吉さんとかくれんぼの夢。
あのときのキャッキャウフフは伏線…涙
あのかをると惣吉の旅行のキャッキャウフフと、今日のシーンは同じ潮来でのロケだから、同じタイミングで撮影？
そしたら幸せの絶頂のときと、今日の夢と、同時に演じるなんて、考えただけでも涙が出ちゃいますね…。
ちなみにかをる、夢のこういうシーンでも随分と棒が無いわ。
ホント、すごい上達しているよ、沢口靖子さん。
梅木は久兵衛に感謝
久兵衛は梅木を呼び出しかをるを口説けとけしかけました。
まず久兵衛さんが、女は口説いたことがあるかと単刀直入に聞いてきた。
今だったらセクハラ！ブー！ですが、プライベートにも親身な入兆ｗｗｗ
そんなこと急に言われて口ごもる梅木さん。
すると久兵衛は
「２８にもなって色事の経験も無いのか！」
と梅木に突っ込み。
梅木は「申し訳ありません」と謝ります。
おーい！
梅木！
嘘つき野郎ー！
ハマーとしたじゃん！とイライラっ！
死ぬほど惚れた女はいないのか？と久兵衛に言われると
「…一人だけ…」
梅木は静かに一言。
この一言には切ない恋心がこもってて、じーんときちゃいました。
梅木、一途なのよね…。
柴田恭兵さん、上手いよー！
…でも、でもでも！ハマーのことは忘れないぞー！
久兵衛さんは、その一人はかをるだと確かめると
「口説け！口説き落とせ！」
と梅木を応援。
梅木は、涙を浮かべて男冥利につきますと感謝。
この梅木の涙も胸に迫るものがある…。
柴田恭兵さん素敵ー！
梅木さんの表情にはついホロっときちゃうんだけど…。
でも、ハマーのことがあるから！
やっぱり応援できないー。
かをるが将来ハマーのことを知ってしまったらとも思うし。
知らないまま結婚するかをるが可哀想…！
梅木のかをるへの一途な思いは分かるけど…。
でも梅木もかをると結婚できたらできたで、ハマーのことは良心の呵責として背負っていくのかしら。
梅木もきっと苦しいよ。
梅木も、ハマーのことは坂東家に入れるとは思いもよらない頃のことだったから。
アレがなかったら晴れやかな気持ちでかをると結婚できたのにって…。
それは女性側の考え？
ジェームスとしては、ハマーのことはもう過去のどうでもいいこと？
これは梅木と結婚してから惣吉が現れて…ってことになるんでしょうか。
久兵衛さん「吉武惣吉に負けるなよ！」って梅木を励ましてました。
コレ、フラグだよねえ…。
惣吉さんが出てきて、かをるを取られちゃうってこと？
惣吉さん、もういいからサッサと出てきなさいっ！！！
ちなみに、「色事」、「口説く」…昔の言い方だから仕方ないんだろうけど、今の我々が聞くと露骨だなあｗｗｗ