【澪つくし】感想ネタバレ第116話 梅木の告白タイム

『澪つくし』あらすじ(ネタバレ)第116話

昭和8年。
防腐剤混入が無実となり入兆印の品質の良さが天下にとどろいた入兆は久々に景気の良い正月を迎えていた。

松飾も取れたある日、かをるは久兵衛に呼び出されて座敷に行くと、そこには梅木がいた。
梅木から話があると言う。
久兵衛はそそくさと席をはずしてしまった。

梅木は何を話したらいいか分からないから率直に言うと、かをるに結婚を申し込む。

かをるに再婚する意志が無いことも十分承知の上だが、以前からかをるのことを思い続けていたと梅木はこれまでの自分の気持ちを告白した。

かをるは自分の気持ちに変わりは無い。
自分は一度結婚した女、亡くなった夫を忘れられるはずがないと伝える。

またかをるは坂東家には英一郎という後継者がいる。
自分は醤油に携わりたいが入兆を継ぐ意志は無いと言う。

梅木は、自分は出世のためにかをるを望んでいない。
それだけは誤解しないでほしいと訴えた。

かをるは、断固として誰とも結婚しないと言う。

梅木はかをるの気持ちが変わるまで待つ、自分のことが嫌いかとかをるに聞くが、かをるは好きとか嫌いとかの音大ではない、そんなことを言われても困ると、その場を立ち去った。

かをるは梅木が嫌いではなかった。
しかしかをるの中に惣吉の面影がある限り、他の男など思いも及ばない。

 

久兵衛が座敷に戻ってくると、梅木は断られたと話す。

しかし梅木は自分は決して飽きらめてないとも。
久兵衛はいざとなったら家長として梅木との結婚を命令すると言うが梅木は自分自身でかをるを獲得したいと久兵衛に訴えた。

 

英一郎はかをるに再婚はするべきだとアドバイス。
かをるはまだ若いし、良縁に恵まれたら幸せになる努力をするべき。
その方が惣吉も安心するだろうと。
ただし、梅木かどうかは別問題。
梅木では政略結婚。
久兵衛とるいのために結婚するようでかをるが可哀想だと言った。

るいは一人で生きて行くのは簡単なことではない、家庭を持ち、子供を産んでその子供を立派に育てることが女の幸せだとかをるに言った。

 

高神村騒擾事件を起こした高神村役場の使途不明金問題は、収入役、村長共に有罪の厳しい判決が下された。

 

かをるは惣吉の墓を訪れ、高神村事件の判決を報告。
かをるは惣吉に聞きたいことがもう一つあった。
それは梅木との再婚の話。
かをるは惣吉のことがあるからもちろん断ったが、周りの皆が薦めるのだと惣吉の墓に語りかけた。

 

久兵衛さん、告白タイムをお膳立て

久兵衛さん、梅木に「口説け!」(←露骨)と言ってました。
そうとなったら、いきなり告白タイムの場を設けちゃう久兵衛さんっ爆
いやもう、普通に任せておこうよwww

久兵衛さんも必死なんだなあー。
早く結果が欲しいからwww
入兆のために必死。
かをるのためで始まったつもりだけど…もうすっかり入兆のためー!爆

なのに、いざかをるが来たら…緊張。

久兵衛さん、色事は百戦錬磨のはずでは??www
自分事ではないとダメか笑
しかも梅木みたいな超真面目な告白には慣れてないか!!

 

梅木、告るー!

梅木、とうとうかをるに告りましたー!

梅木、元々かをるのことについては粘着質だなあと思って見てましたが、もうホント思いつめてますよねー。

梅木の心情を表す言葉がなかなか面白かった~。

  • かをるが入兆に出戻って来てからは、毎日が雲の上に乗っているような、不思議な気持ち。
  • かをるのことを思う時、私は自分が石ころや鉄の塊じゃないことを強く感じる。
  • 今まではじっと耐えてきたが、今は違う。
  • 体中の血が音を立てて流れてもうこの勢いを抑えることはできない!

なかなか情熱的なポエムー!
ジャームス、熱いわ~。
河原畑なんかよりずっと詩人ー。
律子さんの周りにはびこる男子はつくづく小物だったと…www

いきなりこんなことを熱っぽく言われたら…かをる怖かっただろうな!笑

 

でも…
このシーンだけなら梅木に共感もするけど、ハマーの事、忘れちゃいないからねー!
それは一生拭えないからねー!

ハマーとのこともハマーを本当に好きで、でも結果別れたならいいんだけど、梅木にとっては元々ハマーは慰み者だったしね。
口説きもせずにいきなり押し倒してたしwww
梅木自身もそうとは自覚せずにハマーとつきあったのかもしれないけど、でもかをるが戻ってきてからのハマーへの対応がもう不愉快だったし!
ハマーに「過ち」って言い切ったし!
ハマーから別れを言わせたし!

きちんと正直な気持ちを話してハマーに謝って別れれば、梅木に共感できた。
人ってそういう弱いところあるよね…と梅木の味方になることもできた。
ハマーのことは梅木と共に胸の中にしまってあげるつもりにもなったが…!!
あれは最も酷い別れ方だったね。

ハマーに「過ち」って言ったことで、もう私の中では梅木は信用失墜。

 

しかし、グイグイ来る梅木に、かをるは大健闘!
梅木が、まるで雲に乗っているような気持ち…と語り始めたら、
「お話はそれだけでしょうか?」
とバッサリ塩対応。
ナイス!
科捜研の女、強いわ!

さらに、かをるは久兵衛に頼まれて結婚を望んでいるんだろ?と
私と結婚しても入兆後継げないよ~とも釘差し。
梅木の気持ち何か気づいちゃいないよ、どうでもいいアピール。

誤解を解こうとしてお互い思うところを話しあいたいと言う梅木に
「これ以上お話しすることは無いと思いますけど」

断固とした態度のかをる!
あっぱれー!
さすが元吉武家の女将!

そうだよ~あれだけ惣吉さんが好きだったんだから、このタイミング無理過ぎるー笑

 

梅木は農業型by久兵衛

梅木はかをるに完全に振られたと久兵衛に報告。
でも梅木、諦めない!

梅木も久兵衛も、醤油にたとえるのがお好きwww

梅木が、かをると私は大豆と小麦のようだと言って
「もろみが熟成するのを待つ」と…。
長期戦を覚悟!

すると久兵衛さんは梅木を農業型と言います。
醤油は農業と常に言う久兵衛さんから『農業型」のお墨付きwww
さすが営業部長梅木。
久兵衛さんから絶大なる信用を得ていてよかったね…。

ところがまずいのは、そこで久兵衛さんは惣吉さんと比較。
「吉武惣吉は漁師そのものやった。かをるを一本釣りでピューとすばやく引っさらっていきくさった」
久兵衛さん…やっぱり惣吉さんの事気に入ってる…涙
惣吉さんにかをるを取られたとき、悔しくもあるけど、お見事!と惣吉さんのことを爽快に思ったんだな。
そして未だに惚れ込んでるな…。

でもコレを聞く梅木、きっつー!
久兵衛さん、比較してるワケじゃないよっていってるけど、言う時点で十分比較してるよっ!
梅木、卑屈になるよー。

小畑さんも惣吉さんのベタ褒めしてた。
あっちゅう間にほだされて熱燗あげてたしwww

久兵衛さんに小畑さん…梅木が敬愛する男性二人が惣吉さん大絶賛て…。
梅木、どんどん惣吉さんコンプレックスに陥るんでない?

梅木にとってもかをるとの結婚、よくないのかも…。
かをるが惣吉さんのまだ忘れられないんじゃないかって常に疑いそうだし。

梅木い!
だから、かをるが嫁に行ったときにサッパリ諦めなきゃダメだったんだよー。
梅木にとっても、かをるは憧れ止まりだったんだから。
若かりし頃の初恋で終わらせればよかったんだよー。
梅木のネチネチな性格が災いしそうだわ。

 

 

 

るいさん、古風な女

るいさんも、本妻になったらすっかりかをるのことよりも入兆。
いや、かをるのことを思ってはいるんだろうけど、気持ちよりは形を整える方に走ってる…。
るいさんとしては今が一番幸せだからというのおあるんでしょうねえ皮肉にも。
るいさん、幸せお花畑状態だからかをるにも同じようになって欲しいと願う。
かをるも誰かと再婚して欲しい、梅木なら何事も万事OKと!

確かに状況的にはそうなんだけどー!
それはるいさんの幸せの形でないのー!?

惣吉さんが亡くなって一年未満でこれは酷すぎるわ…。
見合い結婚が主流だった当時は、こういうことあるあるだったんでしょうね。
昔の人、メンタル強靭。

でも…気持ちが追いつくはずがないよぉ。
しかもかをるの場合は大恋愛の末の結婚だから…。

英一郎が、梅木となんて政略結婚!って突っ込んでくれて救われたわ。
ホント、英一郎いい子…!!!

 

 

高神村騒擾事件は決着

高神村騒擾事件は、村長側が有罪となりました。
愚痴を言いに来たぎんさんが可愛い。

ぎんさん、現れると見合いババアか、愚痴言うかですが、面白い!
あの美しーいお顔で、グチグチ言うのが、面白くてー。
いじけて泣いちゃうのも面白可愛くてー。

ぎんさん出てくると、あ!またいじけ顔が見られる~とワクワク笑
実は、私の中では番頭の小畑さんに続く癒しの存在かもしれない。

高神村騒擾事件は、真相は分からないままなんですね。
以前ググって調べてみたことがありました。
いくつか資料は出てきましたが、銚子市の史実として公式には認められていないとありました。
結局ハッキリしたことは分からないままだったんですね。

 

かをるは悩む…

かをるは梅木のことは嫌いではないそうですー!
コレは…フラグ…汗。

かをるもまだ22歳くらいだもんね。
いきなりあんなに情熱的に言われたらビックリすることはするでしょう。

そして惣吉さんの墓前に相談。
相談て…ちょっとそれは…傾いてるってことお???

律子さんならキャハハっ!て笑い飛ばして蹴散らしちゃうんだろうけど、かをるはきちんと真面目に受け止めるから…。

これはきっとかをると梅木が結婚して、忘れた頃に惣吉さん戻ってくるパターン。

墓前の惣吉さんに問いかけるかをる。
「惣吉さん。黙ってたら…再婚しちゃうから!」
って…そりゃ、かをるたん、不可抗力でしょう!

だからって再婚しちゃうんですかあああ!?

…梅木とはやっぱりやめた方がいいと思うよ~。
梅木、重そうだしさ~。
実はハマーとの過去もあるし…。
惣吉さんが帰ってきても来なくても、いろいろドロドロ面倒になりそうな予感…。

でも面倒をジェームスはこれを狙ってるんでしょうねえ。
当然避けられないんでしょうけど…。
かをる、道を誤らないでー!