【澪つくし】感想ネタバレ 第103話 惣吉、行方不明に。かをるの涙に涙

『澪つくし』あらすじ(ネタバレ)第103話

嵐に見舞われた利根川丸。
手船が遭難し、投げ出された仲間を救おうとした惣吉。
命綱を投げた瞬間、惣吉も波にのまれ海に落ちてしまった。

 

かをるは善吉と海辺で利根川丸の帰りを待つ。
魚住が、組合から利根川丸が名洗に避難したという連絡が入ったと伝えに来た。
ホッとしたが、ただ手船が一艘遭難し2,3人が遭難したらしい。

 

夜明け近くになっても何の連絡も無い。
かをるととねは寝ずに惣吉達を待っていた。

とねはかをるに惣吉にもしものことがあったらどうするのか聞く。
かをるは、そんなことがあったら生きて行けないと言うと、とねは惣吉に変わって一ケ統を支えて行かねばならないと網主の妻としての心構えを諭した。

かをるはなぜそんなことを聞くのかと訪ねた。
すると、とねは組合からの連絡では惣吉が海に落ちたと伝えた。
その言葉を聞いて、いても立ってもいられなくなったかをる。
外に出ると、ちょうど源八たちが戻って来た。
源八は巡視船が出て捜索している、源八は自分の模様見が悪かったと話した。
かをるは、その話を聞いて呆然として倒れてしまう。

 

坂東家では久兵衛はるいに子供たちのことを話している。
子供たちはみんな自分に懐いてくれて、家族みんなで仲良く暮らすのが夢だった。
しかし、かをるは勘当、律子は無理心中、英一郎な大豆相場で大穴。
みっともないったらないと愚痴。

そこへ律子が、惣吉遭難のニュースをラジオで聞いたと伝えに来た。

 

吉武家では惣吉の帰りを信じて、かをるたちはじっと待っていた。
父親譲りの判断力のあるはずの惣吉らしくないと嘆く善吉。
源八は自分の判断ミスのせいだと話す。
とねは惣吉はどこかに流されて上陸している、そのうち頭かいて戻ってくると言う。
天に任せるしかない。

 

そこにるいと律子が来た。
るいは「しっかりするのよ」とかをるを励まし、手を合わせて惣吉の無事を祈る。

「惣吉は死にません。絶対に死にません!」
「赤ん坊が生まれるんですよ。可愛い女房が待ってるんだ。死ねるわけないじゃありませんか!」
とねは自分に言い聞かせるように言った。

するとそこに漁師・磯部の遺体が上がったとの報告が。
青ざめるかをる。
しかしかをるは気丈にもるいと律子に感謝の言葉を述べ、お引き取り願うと伝えた。
網主の女房、行方不明になったのは惣吉一人じゃないからと。

 

久兵衛は、仏壇の前に座り、かをるを思った。
そして千代に、かをるを助けてやってくれ、守ってやってくれと祈った。

 

その晩、外は土砂降りの雨。
かをるが転寝をしていると、「かをる」と呼ぶ声が。
惣吉がびしょ濡れで立っていた。
嬉しさのあまりを惣吉に抱き着くかをる。

びしょ濡れの惣吉に着替えを出そうと箪笥の方へ。
着物を出していてふと顔を上げると、静寂。
惣吉のいた部屋に行くと、そこは暗闇。
惣吉はいなかった。

 

 

 

惣吉さんが遭難!行方不明!

今日はとってもヘビーなターンでしたね…。

惣吉さんが遭難しちゃうなんて…。
どーする?
あんなにラブラブ、可愛いカップルだったのに。

あの潮来のキャッキャウフフがあったから一層キツイわ。
もう辛すぎて言葉が無いわ…。

 

 

午後から突然の時化

今回は、午後から天候が突然急転したことにより遭難。

それにしても、すごい豪雨と波でしたね。
源八さん、「おおなぐろ」って言ってました。
漁師言葉で「なぐろ」=「波」だそうです。

源八さん、天候を見誤った、自分のせいだと後悔。
あんな嵐でなんで船出しちゃったのお!?
とも思いますが…www
「時化」と書くように、突如急転することもあるんだもんねえ。

漁師さんって本当に大変なんだろうなあと思いました。

今では、船も頑丈になり、天気予報も精度高くなってるからリスクは下がってるんでしょうねえ。
科学の進化って大切なんだよねともつくづく。

 

 

惣吉さんの遭難。張り巡らされていた伏線

私はネタバレは見ないようにしていますが、惣吉さんはいつか遭難する!と確信していました。
それは細かに伏線が張り巡らされていたから。
おかげでこれは遭難!って予言者みたいな気持ちがしていたよwww。
いつ来るか、いつ来るかと怖くて仕方がなかったです~!

 

数々の伏線、記憶を辿って列挙してみますが

  • かをるの夢。惣吉さんと船に乗ってて、突如 惣吉さんがいなくなった
  • 入兆に入ったばかりの頃、かをるの夢にびしょ濡れの惣吉さん出てきた
  • 律子がかをるの気持ちを試そうと惣吉が遭難したって言った
  • 久兵衛さんが漁師は遭難のリスクがある。漁師の妻は未亡人になる確率が高いと結婚に反対した
  • アミちゃんの兄・鯉沼の死
  • 惣吉さん「俺は死なない」、「遭難しない」とちょいちょい言ってた
  • 律子がこれ以上吉武家にいると、吉武家の皆の人生も狂わせるかもと心配…
  • アミちゃんはじめとする鯉沼家の行く末を、仕方ないことと割り切ってた(←ブーメラン!)
  • 潮来のキャッキャウフフ(←平和過ぎ)
  • 潮来の川下りで惣吉さん水落ち
  • 川下りの水落ち事件を、漁師が落ちたなんて冗談にならないからと、かをるに皆に言うなよと笑ながら言ってた。
  • 神様の半ペラ同士の話
  • 潮来で散策していてかくれんぼ。なかなか姿を現さない惣吉さんに「私の半ペラさん?」って不安になった。

まだまだ他にももっとあったと思う。
…ああ…惣吉さん…涙

ジェームス、フラグの立て方細かい…!
漁師の生活の中ではただただ当たり前の会話だと思っていたものも、全て惣吉さんの遭難につながってたとは…!涙
すごいよ!計算づくだよ、ジェームス!!

 

律子さんが、久兵衛さんとるいさんに惣吉さんの遭難を知らせましたが、ラジオで聞いたと。
これもキツイよねー。
あの時の、律子さんのウソが本当になってしまった。
律子さんも、どんなにかショックだったでしょう~。

 

久兵衛さんが切ない

久兵衛さんの、仏壇に向かってるシーンが刺さりました。
いろいろ面倒くさいところもあるけど、久兵衛さんは子供への愛情は深いからねえ。
「わしの言った通りやないか」
って遭難の心配があるからって結婚を猛反対したことを思い出し後悔。
自分が断固反対してれば…って思っちゃうのよね。
そんなこと言われても諦めるはずないに決まってるけど。
でも親としては思っちゃう…。
その気持ち、よくわかります。

そして千代さんに「かをるを守ってくれ」とお願い。
その必死な祈りに涙が出ました。

 

涙涙涙…沢口靖子さんの名演技に涙

今日は15分通しで涙、涙のかをるに貰い泣き。

呆然としている様子。
惣吉を待つ姿は健気でせつなくて。
気丈に振る舞ってるけど、今にも倒れそうな感じも見ていて辛い…。

黙って姿勢を正して座っているのに、
無意識のうちにポロポロ溢れてる涙。

惣吉さんが帰ってきた夢を見てバーッと流れる涙。

もう、見ていて身につまされる思いでした。

沢口靖子さん、もはや全然棒じゃないよお!

銚子高女で由岐ちゃんとケンカして目を手で覆って「エーーン!」って泣いてた日が懐かしいよ。
同一作品で、今や別人!

 

かをると惣吉、今後はどうなる?

惣吉さん、このまま死んじゃう?
今日死んじゃってないってことは…どこかで出てくる?
そうだよね、メインキャラクターでありながら無駄に数日引っ張ったのちに死ぬって…きっと無い!
生きていることに期待…したい!

 

あと、今日は出ていませんでしたが、梅木!
梅木にこのタイミングで縁談が出たりしてたのって、何かある?
嫌なことだけど、梅木にとっては惣吉さんの遭難、ラッキー!なんだもんねえwww
梅木、どう出るんだろう?
え!?そーするとハマーは?
辛い。
でもかをるの気が変わるわけないから大丈夫か…。

でも、このタイミングで浮上した梅木とハマーの恋愛は何かしらんい絡むんでしょうねえ。
柴田恭兵だし。
根岸季衣だし。

えー…予想がつかない。
澪つくしって6ケ月間ですよね?
もう後半戦なのにまだまだ出し切ってないなんて!
まだまだ夢中で見られそうで楽しみで仕方ない。