『澪つくし』あらすじ（ネタバレ）第８７話
久兵衛は古川家で酒をあおっている。
ご機嫌斜めの久兵衛はるいに絡んでは愚痴。
かをるとじっくり話をしたい。
自分の言ってたことが間違いだったと嘆く。
久兵衛が今夜は泊まって行く、布団を敷けと言う。
るいが渋ると、わしのことが嫌いになったのか、他に男が出来たのかと情けないことを言う。
るいは久兵衛の再婚話に差し支えると言うが、久兵衛は後妻はるい以外に考えていないと言う。
久兵衛は千代もいなくなり、律子も、かをるも自分から離れて行き、自分の愚痴を聞いてくれるような人はいなくなってしまった…と愚痴を言いながらいびきを立てて寝てしまった。
１０月５日、惣吉たちは保釈され３６日ぶりに外川へ帰ってきた。
その夜、吉武家では釈放された７人の労をねぎらいささやかな宴を催した。
夜、夫婦2人きりになると、惣吉はかをるに労いと感謝の言葉を述べる。
かをるは嫁として当然のことだが毎日惣吉のことを心配していたと答えた。
惣吉もかをるのことばかり考えていたと、かをるを抱きしめた。
「もうどこへも行かないで。惣吉さんがいなうなったら私は生きて行けません」
「会いたかった…」
かをるは涙。
翌朝、惣吉たちはさっそく漁へ。
その晩納屋では保釈された漁師たちは牢屋に入っていたことを自慢しながら酒を飲んでいる。
そこに源八がきて村長と収入役が収監されたことを告げる。
「俺たちの正義がやっと認められた」
一同諸手を挙げて喜んだ。
名取村長と滝沢収入役は共に起訴され身柄を八日市場検事局に収容された。
容疑は背任横領罪だった。
そのことを知った惣吉はかをるに謝った。
おかげで久兵衛の具合がますます悪くなるかも。
絶縁状を突き付けられるかもしれない。
どうせ勘当されるから同じこととかをるは言うが、かをるの笑顔が曇る。
「いつか一緒に頭を下げに行こう。二つ、三つ殴られる覚悟でな」
惣吉は笑顔で言った。
惣吉は佐倉惣五郎
「義民」
「佐倉惣五郎」
私は知識が無く調べてみました。
「義民」とは民衆のために身を捧げた人のこと。
飢餓に困窮しているときなどに起こす一揆などの首謀者のことを言うらしいです。
佐倉惣五郎は江戸時代末期に重税に苦しむ農民のために将軍に直訴し処刑された、まさに義民の代表。この事件は歌舞伎や人形芝居で上演されていたそうです。
全然知らなかったー。
久兵衛さんも言っていましたが、惣五郎の惣は、惣吉の惣。
ジェームス、惣吉さんの名づけはここから持ってきたのね。
高神村騒擾事件について当初から書く気気満々だったってことね。
惣吉さん、惣の字を「物の下に心だ」「物には全て心があるってことだ」と説明していました。
それを聞いて、いやいやそれより「下心！」でしょーーーっ！と思ったり、
そんな言い方より「惣菜の惣」って言えば一発で分かるよ、
私は「惣菜」で入力しているよとか反芻していましたが…
ごめんちゃい！
佐倉惣五郎の惣！
というカッコイイ言い方があったのね…。
でもコレを言っちゃうとネタバレになるから物の下に心だったのか。
久兵衛さんの孤独
昨日の怒りさく裂の久兵衛さんからの、本日は飲んだくれシーン。
るいさんの言う通り、やんちゃ坊主みたいなところもあり可愛いなあ。
久兵衛さん、津川雅彦さんが演じることですごく魅力的な人物になってるなあ～と思います。
で、るいさんに「布団敷け！」ってお泊りさせて攻撃するし笑
駄々っ子みたいでカワイイ。
しかしコレ、まじで朝からやってたの！？
昭和の奥様方、何てもの見てたのよぉ！爆
まだ子供が冬休みでいるので見るの気まずいんですけどｗｗｗ
るいは今のままで十分に幸せ
「布団を敷け」って言われると、またまたるいさん身を固くしてた…ｗｗｗ
この前よりも極端に固まってて。
ドリフのコントみたい爆
ってかちょっとそのノリ目指してるのかもｗｗｗ
筋を通するいさんとしては、久兵衛を泊まらせるわけには行かない。
千代さんに悪いし。
再婚の縁談にも差し支えると。
偉いわねー。
ホント、律儀。
当時はシンプルに“律儀なるいさん”で通ってたかもしれないけど、今の時代に見ると、るいさんの言ってることまんざら嘘でもないかもと思ってしまいますねｗｗｗ
今更入兆に入って窮屈な思いしたくないー。
今のままキープが楽なんですけどぉ！って笑
久兵衛さんが「創業２８０年！」って言うたび、「あー大変」としか思えないからｗｗｗ
でもるいさんとしては、まじで控えめにしているということみたいですね。
寝こけちゃった久兵衛さんの手を握り、愛おしそうに頬ずりするるいさんに、久兵衛さんへの深い愛を見ました。
律儀にしているけど、るいさんも久兵衛さんに恋していたんだなあと。
るいさんと久兵衛さん、保守派世代の2人。
この２人が体面とか体裁とかを乗り越えて結ばれる姿が描かれていくのですかね。
こっちのほうが、年季が入ってる分いろいろ大変そうですが。
まさに大人の恋のストーリー。
久兵衛さんとるいさんのこれからも興味深いわ。
ジェームスは床のシーンが好き！笑
またまた、久兵衛さんとるいの「布団敷け」のやりとりの対照にかをると惣吉との床のシーン！
ジェームス、床のシーン、本当に好きねｗｗｗ
ってか、朝から床のシーンばっかりでビックリだわ笑
すごい構成だよ！
ＮＨＫ、この頃すでにチャレンジャーだったのね。
もっとお堅い番組というイメージがあったけど…。
しかしホント、沢口靖子さんと川野太郎さんだから爽やかに見られるし、棒ぶりが可愛くて笑える。
かをる、布団を敷いていて、惣吉さんが来た時にハッと振り向きますが、その棒な表情が
「来た来た…」
って、なんか期待満々な感じがしてｗｗｗ
その後、かをると惣吉さんは抱き合い、
「心配でした」
「会いたかった」
とセリフを交わしながら、惣吉さんがかをるをギューッと抱きしめますが
そのときのかをるの表情が…窮屈そうでっ！爆
かをる、涙を浮かべてるけど、「苦しい？」「大丈夫？」って違うレベルで同情。
この２人のおかげで朝から床のシーンできるんだよ！きっとっ！
ＮＨＫの検閲もＯＫになるほどの清々しい棒ぶり！
その後、２人で浴衣姿で布団に並んで寝ていますが…まあ事後ってことなんでしょうけど、まるで幼い女の子がお兄ちゃんに子守歌歌って貰って寝かしつけさせて貰ってるみたいで…カワイイ！
明日辺りから、そろそろ高神村騒擾事件は卒業？
そろそろ入兆メンバーにも律子さんにも会いたい！