【澪つくし】感想・レビュー 第62話 かをるの嫁入り!BGMは恋のあらすじフルバージョン

『澪つくし』あらすじ(ネタバレ)第62話

いよいよかをると惣吉の結婚式前夜。

かをるはるいと布団を並べて最後の夜を過ごした。

かをるは一人残するいを心配するが、るいは自分のことよりもかをるを励ます。
初めのうちは勘当された娘などと言われるかもしれないが、かをるらしくやっていればいつか分かってくれると。

 

結婚式は、まず最初に古川家で。
久兵衛のたっての頼みで高神村村長の叔父名取夫妻が親代わりを務めてくれた。

祝いの三々九度を済ませた後、宴が二時間ほど続いた。
宴が終わるといよいよかをるは古川家を後に。
るいは「幸せになるのよ」と祈るように言ってかをるを送り出した。

銚子の慣習に従い、かをるは親戚の名取家で白無垢に着替えてから外川へ。
外川では、律子と英一郎がかをるの嫁入り行列を待ち構えていた。

吉武家に着くと再び祝いの席が。
漁師の冠婚葬祭はとにかく派手で、金があろうがなかろうが大盤振る舞いで祝い客をもてなす。

宴もたけなわとなった頃、かをるの親役を務める高神村の村長名取に、源八がなぜ高神村の税金が千葉県一高いのかと噛みついた。
名取は、漁師の暮らしを守るため外川港の改修工事の費用のためだと主張。
しかし源八は、県や国からその費用を引き出すべきだと真向対立。

口論の末、怒り心頭の名取は、「帰る!」と言い捨てて、宴の途中で帰ってしまった。

 

今日はかをるの結婚式

今日はいきなり12月に飛び、かをるの結婚式前夜からの結婚式でした。
かをる、無事に結婚式挙げられてよかったねえ!

結婚前夜のるいさんとのシーンも可愛い。
お父さんのいない家だから、定番の挨拶シーンではないですが。
母と娘の、姉妹のような友達のような。

かをるの女学校高時代のるいとの生活は、ツエさんも含めての女子のカワイイ暮らしぶりが眼福だったから、コレも最後なのね…とこっちも寂しい。

しかし冒頭からの、るいさん。
布団に入り、こちら側に見せている表情には不安の色が。

そうよね~千代さんにも日々不安をあおられているでしょうし…。

誰もが納得の結婚相手でも、親はいろいろ案ずるものだと思います。
とりわけかをるの場合は、漁師という異文化の世界だし。
陸者にしたらヤクザと同レベルなガラの悪い世界みたいだし。

 

今日のるいさんを見ていて、こういうときの親心を実感。
きっと自分も将来娘が結婚するときは、いろいろ感じるのだろうなあ~と。
自分が結婚した時も親はいろいろも心配してくれたのだろうなあということにも気づきました。
でも、当時の私は親の思いなんてあまり実感していなかったなあ~。
かをるもきっとそんなレベルだよね。
若いってそういうことー。

 

かをるの花嫁行列にウルウル

婚礼は、銚子の婚礼の慣習に基づいて行われました。

  • まず古川家で三々九度を交わす。
  • そのまま2時間ほど宴
  • 古川家を出てから親戚である名取家を経由。白無垢に着替える(中宿と呼ばれる)
  • 外川まで花嫁行列
  • 吉武家で大盤振る舞いの宴

伝統的な銚子の婚礼を再現してくれるなんて~さすがNHK!
興味深く拝見させていただきました~。
これ、歴史的にも貴重な資料となるんでない?

日本の伝統的な嫁入り風景って、なんだかとっても美しくて、せつなくて…心の琴線に触れるものですねえ。

かをるの白無垢姿がまた美しくて…。
かをると惣吉の、その2人の姿にウルウル来てしまいます。

 

花嫁行列のBGMは『恋のあらすじ』フルバージョン!

『恋のあらすじ』コレまでは7時28分にドラマが終わったときに流れていました。
そして2番まで聞いたことがあります。
先日、ネットで3番まであるのを確認していました。
いつ3番目を聞くことになるのかなあ~と思っていたら、ここで!
しかも1番からのフルバージョン!

なるほど!
ここでフルバージョン流すためにこれまで取っておいたのね=!

初めて恋あらを聞いたときはベタベタの昭和テイストにビックリしました。
イントロから歌い方から何から何までこっ恥ずかしいなあ~と思ってたんだけど。
でも繰り返し流されることでいつの間にか馴染んできて、ついに頭の中で常にリピート。
口ずさむようになっちゃってました。
カラオケで歌いたいとも思うようになってきてwww
恋あらがかかると「キター!」っと楽しみにもなっちゃって笑

そんな状態からの、本日、嫁入り行列のBGMとは!

イントロが聞いた瞬間に、涙目になっちゃいましたよ。
ちょっと恥ずかしいと思っていた恋あらが、この風景に案外ピッタリで!
感動しまくってしまいまいした。

恋あらの歌詞の内容は、

  • 1番がかをるの惣吉さんを思う乙女心
  • 2番がなかなか思うように会えない切ない思い。
  • 3番が思いを持ち続けて惣吉の妻になることを誓う

そんな構成ですね。
歌詞の一つ一つの言葉に銚子の海の風景が鮮明によみがえります。
1番ではかをるの若く純粋な恋心が広大で青々とした銚子の海の風景と重なって。
2番の麦わら帽子のフレーズは、初の逢瀬でかをると上手く会えなくて惣吉さんが海に麦わら帽子に投げたシーンを思い出します。
そして3番は「募る思いをもろみは耐えて、かをるむささき恋の色」なるほど醤油。

さすがジェームス、歌詞が味わい深いわ。

 

律子さんの祝福は、『美・サイレント』笑

外川に着くと、かをるの花嫁行列を律子さんと英一郎が待ち構えてくれていました。
律子さんと英一郎の姿が見えたときには、こっちももう、涙腺崩壊!(´;ω;`)

かをる目線のカメラワークがたまらない…涙涙涙

律子さん、かをると目が合うと、声は出さず唇だけを動かして「お・め・で・と・う…」と祝福のメッセージ。
エアでメッセージを送るとは…粋な。
カッコいい!
律子さんらしい!
ジェームス、なんでそういうこと思いつく?

唇だけを動かすっていうと、山口百恵の『美・サイレント』を思い出します。
桜田淳子さんだから、敢えて百恵ちゃんやってもらったのかなあ?www
ずんこさんのエア「おめでとう」もこの上なく美しいですわ。

 

律子さんは、英一郎と共に久兵衛さんにかをるの嫁入り行列のことを報告。
久兵衛さん、どんなに見たかったことか。
もう、勘当しちゃったんだし、気にしないで見に行けばよかったのにー笑

律子さん、久兵衛さんに結婚する気は無いのかと言われます。
久兵衛さん、何があっても律子のことを見捨てないでいてくれる。
これはスゴイ。

そう言われた律子は、コレまでとは違う反応で、バッサリと拒絶では無く…。
水橋にフラれたからではありますが、律子さんの自信が揺らいでいる様子。

 

しかし、やはり祝いの席で口論!きっかけは源さん爆

醤油屋と違って漁師は派手。
入兆でも十分贅沢かと思っていましたが…笑
それは私が庶民過ぎるからでww
律子さんと言い、久兵衛さんと言い、お洒落で十分華やかな様子ではありますが…。
それは入兆がお金持ち過ぎるからか。

確かに、入兆は今回の吉武家ほどのバカ騒ぎは無いわね。
花見の席も、コレに比べれば静かなもんだったでしょう。

律子や、久兵衛さんのお洒落も、ゴテゴテ派手派手ってわけでなく。
上品だものね。

入兆周辺は質素で上品。
漁師はゴテゴテ大好き。
おかげで名取夫妻は、ドン引きしている様子でした。
ちょっとこのバカ騒ぎなにい~?みたいな汗

かをるの伯父、清次さんも。
あの清次さんでさえ、ドン引きとは…!
そのギャップは相当なものでしょう。

かをる側の親族が「…なんか、つまらなーい」空気が出ているところで…。
源さん、やらかしてくれましたぁ!!
またまた源さんだ!爆

惣吉のかをるのことを酔っぱらってついカミングアウトしちゃいました。
今回も高神村村長に絡む!
しかも内容は高神村の税金を巡り…と政治問題!
源さん、アル中じゃないかい!?

源さん、頼りになりそうでやっぱりダメダメだ!爆
ツエさんよりダメじゃん!

ちなみにツエさんが着いてくることになってよかったです。
ツエさん、最近泣き要因ですが本日も泣き顔大活躍でした。
あの泣き顔、面白可愛くていいわ。

 

かをると惣吉の恋愛の成就、先週は結納までで留められていましたが、なぜ結婚式に辿り着かなかったというと、コレやりたかったわけですね。

かをるが昨日心配していたみたいに、結婚直後に婚約破棄の危機は無く、その代わりに結婚式のその日からトラブルと!!
かをるの結婚できるか心配というフラグをも、裏切った形で回収。
見ている者だけでなくかをるも騙す、ジェームス!

結婚式はとりあえず挙げさせてやるけど…ってこっちのほうが残酷じゃん!

 

しかし名取夫妻、可哀想すぎる!
律子の見合いで恥かかされて、かをるの見合いでもやられて、コレだもの。

前の見合いでかをるとは縁を切るって宣言したのに、久兵衛さんに頼み込まれてやっと来てくれてなのに、またコレだ!爆

名取夫妻には同情しか無いです…www