【『澪つくし』感想】第24話(第4週) ジェームス三木のナレがヤバい!

【澪つくし】第24話感想

久兵衛さん、激おこ!

律子が見合いを台無しに!
おかげは久兵衛は激おこっ!

車で戻るや、挨拶に出た小畑をステッキで押しのけ、家に入ると帽子とステッキを投げつけて。
ハマー、帽子をナイスキャッチ!
このコンビネーション最高!

久兵衛さん、律子が車から降りようとすると
「お前は降りてはいかん!! 降りても家に入れん!!」
とスゴイ剣幕で怒鳴る!
「入るな!」とか「出て行け!」っていう怒りパターン、昭和のあるあるだわあ!
そう言ってるのに本当に出て行くともっと怒るんだよwww

廊下を歩きながら手袋、ネクタイ、コート…と次々と脱いでは投げ捨て。
かをるはビビりながら、久兵衛さんの後を追いながら、それらをひとつひとつ拾って歩く~。
周りに怒りを撒き散らす怒り方も、昭和の親父あるある~。

ななはっちの父は昭和ひとケタ生まれですが、ここまでじゃないけど似たような怒り方をします。
ななはっちはその怒り方が大嫌いで、そうなるとつい反発して未だに父と大ゲンカしてしまうのですが、久兵衛さんの怒りっぷりを見ていると、アレは昭和の親父の定番パターンだったのかと思い知らされます。
あの人の言動は良いことではないけれど、異常なことでもなかったのかと。
ま、どっちにしても、こう周囲に怒りを撒き散らすの、嫌いだけど~。

 

しかし久兵衛さん、見合いにこぎつけたらその気になると思ってたって…楽天的過ぎる。
律子の性格見てたらそうは行かないでしょ。
まあ、当時の世の人はお見合いシステムに疑問が無さ過ぎてそのくらいに思ってたんでしょうね。
「やってみれば慣れるから」
くらいにしか思ってなかったってことか。
まだ基本的人権の意識も無いワケだし。

そして、東京の学校にやったのが間違いだったって…後悔そこだからね~!
知らない方が扱いやすかったって。
それも女子を差別してるわよねー。
あるあるですが…。

恋愛と結婚における世代間ギャップ

翌朝、朝食の場で久兵衛が英一郎とかをるに説く形で、当時の大人たちの価値観を見せてくれています。
結婚はお見合いがいいに決まっていると。
ハマーなんかは、お見合い以前。
結婚式当日に夫となる人と初めて会った。
それが以前は当たり前だったと。

そうねえ~確かにハマーのケースにそれに比べたら親切設計なんだろうけどさ。

英太郎はハマーの話を聞いて
「気の毒ー!」
と言いますが、しかしそれに対して久兵衛は、人生経験のある親が見つけた人と一緒になった方が賢明だと。
それに比べたら恋愛結婚はハズレのリスクが高いと。

で、惚れた腫れたは犬猫の発情と同じ!
恋愛はすぐに冷める。
結婚は遊びじゃなくて生活なんだから、20-30年経っても続くのは見合いだと。

そして、夫婦の愛情は結婚してから積み重ねて行くものと、久兵衛さんは千代さんと自分の仲を自慢。
この前、海辺でラブラブだったから千代も嬉しそう…。

この説教を久兵衛さんがっつうのが…笑える!!
妾を囲うこの人が…!爆

久兵衛さんはそう思ってるかもしれないけど千代さんの中ではドロドロしてるみたいだし。
るいさんも黙って耐えてたよ。
あなたの今の穏やかな生活は、るいさん千代さんの辛抱の上にあるのよー。
本当、久兵衛さん、男って呑気だなあ。

それにあんまり千代さんとお見合い結婚でよかった!って豪語すると、今度はかをるを傷つけるんだよぉ!
分からな過ぎだぞ久兵衛!
久兵衛さん滑稽過ぎるwww

英一郎も、かをるも素直だから、逆らわずに素直に聞いてた。
律子がいたら突っ込み入るまくりでたちまち大バトルに発展しただろう~。

 

こういう説教、澪つくしの放映時に高校生だったななはっちも親からよく聞かされていました。
すごく聞いたことある話だなーと思いながら聞いてた。
まんまだったもん!
もちろん、そんなの無視で見合いなんかでは結婚しませんでしたが。
この久兵衛さんの信条、澪つくしをリアタイで見ていたの多くはこの通りの考えだったんだよ…。
昭和60年代まで現存してた。

ちなみにこの久兵衛さんの説教、中学生の娘は
「ハンッ!草」
っつってました(笑)

役100年後には普通にこうなってるから、律子さんには安心してほしいー(笑)

律子はピアノを合図に逢い引き…!

律子さん、久兵衛さんを怒らせちゃいましたが、小畑さんがフォロー。
小畑さんは叔母・ぎんの家に泊めてやってくれないかと頼んだり、翌朝帰って来た律子さんを許してやってくれと久兵衛さんに頼み込んだり…優しい…涙。

でも、こういうところも、なんだかんだ言ってお嬢様なのよね、律子さん。
自分自身でトラブルの後始末しないで済む。
「新しい女」を目指すってのも、世間知らずのお嬢さんの戯言で終わるのかもしれないわね…。

 

律子の美しいピアノは、逢い引きの合図なんだそうです。
かをるは気付いちゃったらしい。
ピアノの音色=逢い引きって、法則に気付くほど、かをるは覗き見しまくってたってこと!?
かをる、覗き魔!?

 

律子と水橋の逢い引きに気付き、夜眠れないかをるですが、その心情を表すナレが…ナレが…!
コレは官能小説?
朝からポルノ!?
聞いてて恥ずかしくなるー。
ジェームスだから?
昭和だから?
時代の差!?
こんなねっとりなナレーション、まじで朝から流していいの!?
いらなーーーいっ!
濃すぎるよぉ!

昭和の奥様、コレ平気で聞いてたの?
朝から?
もう昼メロじゃんコレ。
昼まで待てないのぉ??

昭和の朝ドラってこんな平気でこんな文言流してたんだ!という衝撃の事実!

このナレ当てられる沢口靖子さんにも同情するわー。
…っつっても、かをるの表情は
「あー…今日は昼寝しちゃったから、眠れないなー。羊数えようかな~?」
くらいな表情で、ねっとりナレを完全スル―。
沢口靖子さんの棒、最強!!

 

そしてナレだけでなく、またまた律子と水橋のキスシーン!がっ!
ねっとりのキスシーン。
…時間長すぎだぞ、おい。
ジェームス、いくらなんでもしつこい。
やり過ぎだわ。

『澪つくし』ってもっと純愛イメージだと思ってました。
美しい沢口靖子さんと川野太郎さんの、淡い初恋物語。
少女マンガみたいな胸キュンドラマなのかと思ってたのですが…
ねっとりーーー!
おやじ臭に相当支配されてるのなー!

これまでNHKってドラマでキスシーンはなるべくしないものと思ってました。
朝ドラでキスシーンは平成からなのだと思ってましたが違ったのね!
昭和で!既にやってたんだ!
しかもかなり濃厚なやつ!
昭和の視聴者、これ見てたんだ…!!!
ちょっとショック…!

今日の逢い引きは、かをるだけでなく、小浜にも目撃されちゃいました!

夜中とはいえ、土蔵の前って、言うほど広くない。
それであんなところでキスしてたら…。

実はさぁ、もう既に何人も目撃してるんじゃね?
実は久兵衛さんと千代さん以外、皆覗いてたって…爆爆爆

律子さんも水橋も、隠密行動しているにしては、スキがありまくり!
水橋、ペラペラと安易に平等主義を語り過ぎるし、あれじゃあすぐ捕まっちゃうよ。