『なつぞら』 第137回 あらすじ
『大草原の小さな家』を読んでキャラクターデザインを描いてみたなつ。
その絵を見た優が「これ、見てみたい!」と。
その言葉を受けてなつは『大草原の小さな家』を手掛けたいと坂場に連絡。
『大草原の小さな家』を手掛けるということは東洋動画を辞めるということ。
なつの、マコプロ入社の意向を聞き、麻子はもちろん、下山、神地、桃代はお喜び。
なつが来るのを楽しみに待つ。
坂場は、『大草原の小さな家』を原作ではなく原案で
北海道を舞台にして等身大の話しを描きたいと提案した。
『なつぞら』 第137回 感想
『大草原の小さな家』は大大大好きな、思い出深いドラマです。
放送開始当時は、子どもも分かるドラマって日本にはほとんど無くて。
当時小学1,2年生だったナナコロビヤオキは、
自分も理解できる本格ドラマだ~と嬉しくてワクワクしてました。
憧れのドレス、金髪、青い目…実写で毎週見られるのが嬉しくて。
それと何より、家族ぐるみで皆でテレビを見てたのも楽しい思い出。
結婚した直後に夫の仕事で何カ月かアメリカ滞在したことがあるのですが、
そのときも現地のテレビで再放送してて、
ホームシックになりそうなところを慰められた覚えがありますー。
そんな家族の歴史とも、自分の思い出ともリンクするドラマなのよ。
『大草原の小さな家』というドラマは。
そんな思いを抱く人は日本中にたくさんいると思います。
その『大草原の小さな家』をアニメにするだと!
しかも原作ではなく原案。
“原案”とかエラソーな言い方ですが、
それは薄っぺらーい状態にいじくりまわすというだけのこと。
これまでの実績からして台無しにするとしか思えない。
おかげで、アニメになるのが一ミリも楽しみに思えず不愉快でしかありません。
このドラマ、他の作品に対するリスペクトは無いのかしら?
なんてこと聞くまでもなく、そんなものは皆無!なんでしょうけど。
大体、北海道の大自然、大草原つながりで十勝に『大草原の小さな家』を引き合いに出してくるって発想自体が貧困で。
しかも坂場は、“原作”ではなく“原案”でやろうと。
あーきたきたきた…ヤバい。
いやな予感しかない。
だってこのドラマ、
ヒロインのモデル、奥山玲子さんさえ
うわっつらだけ、都合のいいとこだけコピーで
人物像は全く重ならないから。
それと同じことを『大草原の小さな家』でやろうってことだもんね。
しかも、今回はやる前から“原案”と言い訳して炎上予防までしてるし。
そういうところだけは、妙に用意周到。
普通はそこまで自覚してるなら、触らないようにするものですがね。
なちゅは『大草原の小さな家』をやりたい!って言い出したけど、
その根拠はというと、優が「これ見たい!」と言ったから。
子供に言われたからやるのか。
子供の言いなりで甘やかしのモンぺか。なちゅは。
ドラマ終盤に至ってもつくづく自分の考えの無いヤツだなーと。
それともう一つの理由は、天陽が描いてたみたいなの描きたいって。
これについても、それって相変わらず天陽の真似じゃんかと。
なちゅは天陽が絵を描いてるのを真似して、
自分も絵が好きだと言い出して、
天陽を差し置いてちゃっかり上京しアニメーターになったように、
この期に及んでも、天陽に乗っかって天陽の功績も自分の物にしちゃうんだ~。
「昔からの、心が通じ合ってる友達」という言い方を印籠にして美味しいところは全て搾取しちゃうんだなー。
なーるほど、そういう根性だから天陽が亡くなった途端に
一番の親友アピールでドカドカと来たワケですか。
金銭に限らず、こういうところまで吸い尽くしに来る人もいるものなんですね。
気をつけた方がいいわね。
…と、横道にそれましたが
本題の『大草原の小さな家』をやると言い出した件。
そう思ったきっかけが子供の反応や天陽のエピソードだったとしても、
まずはなちゅ自身が『大草原の小さな家』に感銘を受けないと始まらないでしょうよ!
それが無いから全て根なし草になるのよ。
なちゅが本を読んでる姿も、ただ“読んでるだけ”でアニメーターとして作品を吟味する姿にはとても見えなかった。
そういうところからもこの人はアニメーターのくせに作品に対する敬意が無い人だなあとガッカリ。
演出のせいか、演技力のせいか、こういったきめ細やかさ、持続的な役作りが見られないから破綻した状態に見えます。
この、なちゅの思いが無いという件については、
この前のデビルマンをモデルとしたテレビアニメについても疑問が。
なちゅは優が嫌がるから気乗りしなくなったってことになり、
要するになちゅはアニメーターとしてのポリシーは皆無。
優が好きかどうかだけが判断基準だったのねと。
あの作品について、怖い絵柄について自身で手掛けておきながら
自分なり考えはなし。
はじめ気が進まなかったにしても手掛ける上で納得した着地点なし。
で、優が「怖い」と嫌えばイヤなものという反応。
アニメーターとして全然誇り持ってないじゃんと思うし、
デビルマンに対しても失礼よ。
さらに、なちゅは、作画監督という肩書だけは立派だけど、
紙パラパラやってるだけ、
たまに描いても、手つきにスピード感やリズム感無いし、
毎日明るいうちに帰れるし
第一線のアニメーターとはとても思えない。
ホントにアニメーターとしてのキャリアがあるのか…???
そんな実力のほどは疑問のなちゅさまだけど、
マコプロではなぜか大絶賛。
なちゅが来てくれることになって大喜びの祭り状態。
…しかし、このマコプロも東洋動画以上にのんびりで静かで。
メンバーからしても、東洋動画時代の仲良しグループのお友だち会社ごっことしか。
現場のガサガサした忙しい雰囲気ゼロ。
神地にさえ、かつて見られた天才オーラが見らなくなってきている気が。
マコプロ、もう一年以上は経ってるかと思いますが大丈夫かなあと。
まあ潰れてないから一応大丈夫だとして、
だとしたら、こんなゆるーい職場環境、茜ちゃんにもってこいじゃないの!
こんなオフィスだったら、子ども連れてきても安心じゃん!
下山、なちゅよりも自分の妻の就職先として考えなさいよ!!
話は前後しますが、柴田家での食事シーン、
柴田家では、妹の明美を唐突にぶっ込んできてましたね。
こんな終盤になって起用される女優さんも大変ねと同情。
まんぷくではこのタイミングでも名木クンで盛り上がったけどね~。
質が全然違うから。
しかし、明美なんてすっかり忘れられてたんだから、
そのまま無かったことにしてしまうのも手だったとは思いますが。失笑
実際、役立てる意味がある?ってくらい存在意義が感じられなかったし。
その柴田家での団らんですが…会話が滑稽過ぎて…爆爆爆!
なちゅ、いきなり皆の前で「天陽くんと話したの♪」って言い出すし。
普通こんなこと聞いたら気がおかしくなったと愕然とするはずよ。
それか霊能力あったかとビックリしたり。
なのに柴田家の皆さまときたら静かにご飯食べながら聞き入れてるし。
パブロンなんかは安らかな笑顔で頷いちゃってて…。
さすがなちゅ教信者様御一行です。
突っ込んだのは洗脳を受けてない明美だけ。
長らく出演がなかったせいで洗脳されてなかった様子。
そして次には唐突に千遥の話をぶっ込んでくるし。
なつは自分の居場所を千遥に示すためにも仕事を続けなくちゃいけないと。
無理矢理仕事を続ける意義と結びつけ。
…なんか、ヘンなの。
そんなアピールいるか?
自分の居場所を示すより、千遥の居場所、千遥の幸せを願う方が先立たないか!?
千遥、なちゅがアニメやってるの知ってるし。
なーんかズレてる気がします。
そして、口うるさいかもしれないけど、
皆のお箸の持ち方や食事の作法が気になって。
昨日も思ったけど、特に草刈正雄のお箸の持ち方が…下手。
左利きなのね。
古風で頑固なじいさんなら箸の持ち方は完璧でないと。
なのに、よりによって一番手前で箸の持ち方が丸見えとは。
ダメならダメでもう少し気遣ってあげた方がいいよ…。
それと最後になちゅ。
この時代のお母さんは、そんだけ髪が長いとひっつめにしてたと思うよ。
それかくるくるのパーマヘア。
ゲゲゲの女房に出てる東てる美さんみたいなイメージよね。
昭和のお母さんは。
まあ、しゅじゅ様には、ダサ過ぎてムリな格好でしょうけど。
明日以降、『大草原の小さな家』が荒らされて激怒すること間違いなしだなあ~と覚悟はしておきます。