NHK朝ドラ『なつぞら』 9月16 (第25週「なつよ、千遥よ、咲太郎よ」感想 清原果耶と広瀬しゅじゅの涙、全然違う。

『なつぞら』 第145回 あらすじ

 

大草原の少女ソラのファンだとマコプロを訪ねて来てくれた女の子。
その女の子の母親は千遥だった。

ついに千遥と再会することができて感激のなちゅ。

 

千遥は神楽坂で小料理屋をやっていた。
なちゅが、店を訪ねてもいいか、兄咲太郎も連れて行ってもいいかと尋ねると
「誘いたい人がいればどなてでもどうぞ」と。
千遥は笑顔なく、言葉少なく立ち去った。

マコプロメンバーもソラが本当になちゅの生き別れの妹に引きあわせてくれたと感動。

自宅に返った千遥は、千夏に夫と別れるかもしれないと話す。
離婚すると東京を離れなくてはならなくなるが、
千夏は千遥に着いてきてくれると言ってくれた。

 

なちゅは咲太郎と光子に千遥が会いに来てくれたことを話す。
なちゅは咲太郎、光子とアレクサにも声をかけて
千遥の店を訪ねることにした。

しかし、なぜこのタイミングで千遥が自分を訪ねて来たのか、なちゅは気になっていた。

 

 

『なつぞら』 第145回感想

清原果耶さんの演技、気迫がしゅじゅと全然違う。

 

清原果耶さんの方が実年齢は下じゃない?
でもちゃんとお母さんになってたし。
役に馴染んでた。
千遥のパートはドラマの世界に引き込まれた。

 

しゅじゅと清原果耶のサシの演技では、
表情とか間合いが全然違って、レベルの差が歴然。

しゅじゅは涙浮かべてるけど表情ワンパターンだし。
涙の中にも感情の起伏があると思うんだけど、そういうのが感じ取れないのよ。
事務所か自分か知らないけど顔歪ませたらNGなのかなあ?
でもそれは女優で生きて行こうとしているなら完全にマイナスだけど。

 

それに比べて、清原果耶さんが千夏とのシーンでじんわり目に浮かんだ涙はキレイでした。
事情がまだよく分らないけどちゃんと千遥としての涙で、見入ってしまうし共感できた。

見ているこちらとしても、俳優さんの上手い下手がよく分って勉強になるわー。

 

で、なちゅに関しては本日も安定のイライラ。

マコプロメンバーはなちゅが千遥に会えたと聞いて、
「なちゅの手がけた作品で本当に生き別れの妹に会えた。
そんなことも実現しちゃうなちゅ姫様ってば偉大!」
と相変わらずのマンセー状態。
そこまでアゲるか??

それに私がなちゅだったら、千遥に会えたすぐその場で手放しには言えないな。
嬉しいけど、驚きも大きいしいろんな複雑な思いがこみ上げてしまって。
もう30過ぎ?アラフォー?の子持ちなら、瞬時に様々な思いが巡るよ。

…ドラマ的にそれやりたいなら坂場が皆に言うべきだったんだろう。

 

で、本日のなちゅの非常識ポイントは、
千遥が自分の店に来る時に、誘いたい人がいれば連れて来て構わないとなちゅに言いましたが、
それを受けて、なちゅと咲太郎が
「じゃあ誰連れてくー?いつ行くー?」
って、あーだこーだ打ち合わせてたこと。

 

おいおい…なちゅ様、
千遥が誰でもいいよってOKしてくれたからってゾロゾロ連れて行くもんじゃないでしょ?
アレは咲太郎のことを言ってただけだと思うよ。

いきなり大勢連れて行ったらビックリしちゃうでしょ。

咲太郎も、咲太郎で、光子を家族だから連れていくって…。
いやいやそうじゃなくて、
まずは兄妹水入らずでゆっくり話しなさいよ。
当時を知る者としてアレクサも会うべきではあるけど、
まずは兄妹でしょ!

そういうところは一貫して非常識なんだよね、この兄妹。

ま、要するに「千遥んちに誰と行くー?いつ行くー?」
なんて打ち合わせはシーン的には全く必要なかったということ。

 

清原果耶さんの演技力で、千遥が見どころとなってはいますが…
でもシナリオ的には、なちゅが全然苦労知らずなのに千遥が不幸ばかりってのが、
ちょっとバランス的にも酷過ぎると。

 

そして、千遥をいちいち不幸だということにする割にやりきってないのがモヤモヤ。
たとえば千遥が引き取られた場所は置屋さん、という何か意味深、危険な予感を匂わす割に、大事に大事に育てられたになってたし。
それは全部千遥のウソ!?と気になってはいたけど
今回見るに、ヤバい世界の人ではないみだいだもんね、実際。

どう描きたいのか、何をしたいのかがよく分らなくて、モヤモヤ…。

 

明日は、千遥のこれまでが徐々に明らかになっていくのかしら。
そうすると千遥パートがメインになるので楽しみだわ!

清原果耶、救世主だわー。