NHK朝ドラ『なつぞら』 第2週まで見た感想 …うーむ脱落しそう。乗れない理由をまとめてみた

なつぞら、一応2週目まで見ましたが…
始まる前のガンガンの番宣を見てナナコロビヤオキはそれだけでお腹いっぱいになっちゃてましたが、そのお腹いっぱい、イヤな予感は的中。

 

この2週間、まんぷくのイメージに引っ張られないようにと
フラットな気持ちで見る努力をしていましたが(←“努力”ってつい言っちゃうよ)

やっぱり。ナナコロビヤオキ的には、乗れない。
つまらない。
AKさんの意気込みに反し、全然入りこめません。すみませんー。

怒りを感じたり不愉快!とまでは思わないけど、見たいと思えないの。
見る力が沸かないというか…。

 

第一週目を見たときに既におや?と違和感を感じたところもありました。
でも、
「まあまあ、これは何かの伏線だろうから~」
と大らかに見過ごしてあげていました。

しかし違和感を感じた物事は、やっぱり伏線でも何ともなかったみたい…溜息。

 

 

どうも入り込めない、その原因はなにか?
この二週間の流れを振り返りつつ
思い当たることをいくつかっピックアップしてみます。

 

 

『なつぞら』第1週~第2週までの、ざっくりな流れ

 

ビデオ一応撮ってるけど、だからってあらためて見る気も沸かず、
HPを見に行く気力もないので、名前とかセリフとか、ところどころ怪しいですがざっくりと。

 

なつは、藤木直人演じる剛男に連れられて北海道十勝に。
なつの父は藤木直人の戦友。
どちらかが戦死したら、生き残った方が戦死した方の家族の面倒を見るという約束を交わし、
生き残った藤木直人はなつをひきとることにした。

 

なつには、兄と妹の兄妹がいたが、兄が辞退しなつだけ引き取られた。
兄は孤児院に残り、妹は親戚の家に。

 

突然見知らぬ子を引き取ることになり、富士子=松嶋菜々子は戸惑うも受け入れ。
二人の子供たちは少々動揺。
特に下の娘でなつと同い年の夕見子は受け入れられない。

富士子の父である草刈正雄は、いかにも頑固じじいキャラ。
まさにハイジのおんじ。
なつを受け入れてくれなさそうで怖い。

なつは自分が皆を困らせているといたたまれなくなり、
何か仕事をさせてくれとお願いすると、
おんじは
「よし、いい覚悟だ!それでこそ赤の他人だ!」
と家業の酪農を手伝わせることにした。

 

健気に一生懸命仕事をするなつに、おんじはあっちゅう間にデレデレに。
それこそ所要期間1日?一日半?だけ(すみません確認のために見る気なし)。
言葉だけは頑固なおっさんだが、おんじは相当緩い。
ハイジの本家おんじも実は緩かったが、草刈おんじはそれと比べ物にならないほど緩い。

 

おんじはある日、なつを連れ出して十勝の闇市に行くが、
何をするかと思ったら、なつの仕事用の長靴を買ってあげた上に、
おんじの馴染みの和菓子屋さんで二人でアイスクリームを食べる。

ここからなつとおんじは、まるでハイジとおんじのように通じ合うようになる。

 

おんじの許しを得て、なつは学校に通えるように。
夕見子も当初よりもなつを受け入れてサポートしてくれるようになってきた。
しかし、なつがあまりにいい子ちゃんで本音を出さないことに夕見子はイライラ。

 

十勝の生活に慣れる一方で、
なつは兄のことが気になって仕方が無い。

手紙を送っても一向に返事が来ないことに、なつは心配で仕方がなくなってしまい、ある朝、どうにか東京に行こうと家出をしてしまった。

 

なつは十勝まで出てきた。
闇市でお金を稼いで東京に渡ろうとしたが、警察に保護。
しかしスキをついて逃げ出してしまう。

 

おんじたちも、なつが心配で、家族総出で十勝まで出てきてなつを探しに。
警察まで辿りついたが、なつとはニアミス。

 

しかし、おんじの
「あの子は賢い。生き抜こうと思ったら、水のそばだ」
みたいなセリフで一同川に行くと…
その予言通りになつがいた。
なぜかアユを串刺しにして火を焚いて焼いてた(←できるか!?)

 

そこでなつは「どうして私には家族がいないの!?」と怒り爆発で大泣き。
やっと本音を吐いた。
おんじは
「そうだ、言葉に出して泣け!感情を出していいんだ」
みたいに言ってなつを強く抱きしめてあげる。

菜々子も、なつにもっと気持ちを出していいのよ!って言って
夕見子もやっとなつを見たという気持ちになり、
一同即行でなつと打ち解けて仲良しに。

 

それ以降は完全になつが家族の中心。
おんじをはじめ、なつが全てを牛耳る。

 

このなつを探しているくだりで、なつが東京で戦災孤児、浮浪者をしていた頃のことが
藤木直人が語る形で回想される。

空襲で母も亡くなり、浮浪児となったなつたちは、親戚の家を訪ねるが、妹だけなら引き取ってあげると言われ、なつは兄と二人で浮浪児に。
しかし浮浪児の刈り込みにあい孤児院に入れられていた。

そこに戦争から帰って来た藤木直人が来て二人を引き取ると言ったが、なつの兄は
「そうすると妹がかわいそうだから」
と自分は孤児院に残ることにしたのだ。

 

なつは学校のクラスのお友だち天陽が気になっていた。
天陽は東京から来た開拓者の息子。

なつがクラスの友だちにからかわれたときに助けてくれた。
そして馬の絵がとても上手で、なつは魅かれていた。

 

なつは天陽と仲良くなるが、家族が北海道を去ろうとしていることを知る。

開拓に来ても、もうすでに作物ができる土地は手に入らず全く生計が成り立たない。
諦めて別の地へ移ろうとしていた。
しかし、天陽はこの土地に残りたい、父と農業を頑張りたいと強く思っていた。

 

それを知ったなつは、おんじに助けて欲しい、相談に乗ってあげて欲しいと直談判。
すると、おんじは即行で天陽の家に。

ですっかり諦めて引っ越すつもり満々だった天陽の父も、
おんじの話を受けての天陽の心からのお願いに
自分も本音は北海道にいたいのだーと泣き崩れ心を開く。

 

そしておんじの人徳、つるのひと声で人が集まり、
天陽の家の土地を畑にするお手伝い。
いきなり皆が集まってお手伝い(なら最初からやってあげりゃいいじゃん)

天陽家族は無事にこの土地で生活できるようになった。

 

そしてラストでなつは子役から広瀬すずに。

来週日続けよ。

 

 

『なつぞら』に引いちゃう違和感 特に気になる8つ

 

とまあ、あらすじ書いててもついつい突っ込んじゃいますが、
2週間の内容はこんな感じ。

ナナコロビヤオキが鼻につく、都合良すぎ、違和感なところは以下の通りです。
他にもたくさんあるけど、特に気になる部分をピックアップ。

 

1.菜々子、小奇麗過ぎる。生活感ゼロ。

菜々子が、ミョーにキレイで生活感無さ過ぎ。
開拓者の娘の雰囲気ゼロ。

あの髪がまったく乱れない状態で、ゴロゴロ大量なふかしジャガイモやら、
大皿料理を大量に作っているとは思えん。

夕見子の妹はまだ2,3歳なのに育児をしている様子も見られない。

 

そしてなんだかキャピキャピしている。

なつを河原で見つけて抱きしめるシーンも
まず最初に怒ったときは「もうープンプンだからね♪」ってなんだか楽しそうだったし。
抱きしめた後、なつと夕見子と手をつなぐところも、親というより幼稚園の先生みたい。

 

酪農の仕事をしているように見えないし、実際にシーンでは一切手伝ってない。

 

これは何か意味があるのか?

実は元々はおんじとは同居してなくて、戦争中旦那が出征してから同居するようになったから酪農とは縁が無い暮らしをしているのか?
と一週目は忖度しながら見てあげていたけど…

どうもそんな様子は全く無さそうー。

 

そうすると、菜々子って別に演技上手いワケじゃなかったのか、とか、
ちゃんと仕事しろよとか思っちゃう。

 

 

2.藤木直人も軽すぎ

なんだかお人よし、線細すぎ、生活感無く、この人も酪農やってるとは思えないー。

戦争という事情から、もともとデスクワークの人だったのが職を失い、
出征もして、だからおんじを手伝って酪農やってるのか、
このひ弱な感じは事情があるからなんだろうーと思ってたけど、どうもそれもなさそう。

 

息子が酪農のお手伝いをするようになって、筋がいいと褒められて
「これはおんじのいい後継ぎになるなあ」
みたいなことを言われてたら、藤木直人傷ついてたし。

一応後継ぐ気満々だったんだねえと。

菜々子、藤木直人だとどうしてもトレンディなんだな。

 

菜々子、藤木直人が酪農に馴染まない感じに、やっぱり事情があったといても、
もう今さらだし、事情説明があってももう遅過ぎ。

 

そして何より復員してきた夜に
「ふーじこちゃ~ん。僕も淋しいよぉ~」
が何とも、不快でゾゾゾ。

なーんでこういうセリフが出る??
朝からそんなネタ、それのどこが面白いと?
そのセンスが納得行かず。

このドラマで何がやりたいのか、全く分からなくなりました。

このせいで、あさイチのプレミアムトークに藤木直人が出たときは
思わずチャンネル変えたし。
藤木直人、これまでナナコロビヤオキはすごーーーーく好きだったんだよぉ!
それなのに…涙。

しかもその後、あの「ふーじこちゃーん」ははアドリブだったと、
プレミアムトークで藤木直人が話していたと知ってさらにショック。

藤木直人、そういうセンスの持ち主だったか!?
ナナコロビヤオキの中で藤木直人の人間像がガラガラを崩れ去りました。
そして、そのアドリブを「受ける!」と判断して平気で放映したAKさんの考えとは!?

信用失墜。

 

 

3草刈正雄おんじ、急速にデレ過ぎ

おんじ、頑固な風だけど、それは口調だけ。
即行でなつに取り込まれる。

自分の孫よりなつに入れ込み過ぎで、不自然極まりない。

おかげで、ドラマではすっかり“なつ様”に。
柴田家はなつ様で全てが周っている状態に見えるし。

 

4. 照男、夕見子、実の孫たちがなぜ酪農を手伝わないの?

 

酪農を営む一家、終戦直後のあの時代なら小学生にもなれば家業を手伝うよねえ?
もう小学校高学年だと言うのに家業を手伝ってないのはなぜ?
あんなに厳しい、頑固なおんじがなぜ手伝わせない?

おんじキャラなら自分の生き方を見せる、家業に誇りを持てという意味で
小さい頃から当たり前に仕事を手伝わされていると思うけどねえ。
なのに照男くんをすっとばして搾乳をなつに教えた。

これも、元々同居してなかった孫たちだから、おんじは酪農を手伝わせないのか?
と忖度して見てたけど…どうも、そんなことなさそうよね。

 

おんじ、孫をさしおいてまでなぜなつになつに思い入れる?
ここまでいくと、ただのなつびいきだよと。

 

 

5.あまりになつ様状態のせいで子役の演技が光る程鼻につく

 

これは子役さんの罪ではないので、心痛く思いつつ…。

 

シナリオ自体が、わけもなくなつ様アゲなので、
なつが健気にも本音を出さずに礼儀正しいのも、
泣かずに気丈に頑張る姿も
はたまた本音を見せて、わんわん泣き出すのも…

演技は素晴らしいんだけど、上手ければ上手いほど、あざとく見える…。
何か計算がある?
嘘泣き?
と、裏があるんじゃないかと疑心暗鬼に。

 

6.なつの周りは王子様たちが渋滞

 

浮浪児してた頃の同じ境遇の幼馴染みの男の子、
天陽、
夕見子の兄照男もかな?
同世代にもなつをちやほやしてくれる要員がたーくさん!

この設定も、やはりなつ様。
大人になったらイケメン勢ぞろいにする魂胆が見え見えで…うざっ!

 

 

7.なつはイラストレーターの素養ある?

 

天陽君が馬を描いていること、お父さんが絵が上手だったらしいことが
なつとイラストレーターを結び付ける伏線であることは確かですがね~。

でも、イラストレーターになるなら、しかも一線で仕事する人なんだから
なつ自身が元々絵心のある子だとか、手先が器用だとか、
小さい頃から気づいたら絵を描いていたり、
クリエイティブなことをするのが好きな様子だったりと
芸術関係に行きそうな片鱗が見られるものだと思うんだけど、
なつにはそれが全然ないよね…汗。

天陽君の馬を見て感銘を受けても、
パパが絵が得意でも、
それだけでイラストレーターにはなれないからねえ。

 

 

8.やっぱり、てんこもり過ぎじゃない?

 

北海道の自然、酪農、浮浪児、イラストレーター…。

これだけでもお腹いっぱいなのに、
なつの兄ちゃんの消息話も加わるんだよね。
その兄ちゃんも、どうつながるのかタップダンスだし。

天陽君の家の開拓者話もありそうだし。
バターも出てきたし。
牛乳使ったスイーツ話も…???

…一体どこを軸に見ればいいのか分からなーい。

そして見れば見るほどいろんな案件がボロボロ出て来るから
エネルギー吸い取られる感じ…。

 

他にも気になるところは沢山あるけど、
沢山あり過ぎて書ききれない。

今日の土曜日に家族全員で天陽の家にいきなり押し掛けるのもなんだし
菜々子、いきなり差し入れを持って行くけど、
いくら生活大変そうだからっていきなりそういうのも失礼じゃないかと思うし
それを「ありがとうございます!」
って簡単に受け取っちゃう、おしんもおしんだよ…。
おしんはそんなにプライドの無い人じゃなかったハズだ(混同)。

ってことで、ナナコロビヤオキは見れば見るほど冷めて行き、
見るたびにエネルギー吸い取られる気分になって…

すみません。多分、ほどなく脱落すると思います…。