NHK朝ドラ『なつぞら』 9月10日 (第24週「なつよ、この十勝をアニメに」感想 マコプロ慰安旅行(敢えて慰安と言う)での怒りポイント8つ

 

『なつぞら』 第140回 あらすじ

 

マコプロのメンバーは全員で開拓者の取材をするため十勝の柴田家に転がり込む。

 

着くなりいきなりじいさんに、十勝に来たいきさつを囲みインタビュー。

実はじいさんは幼い頃、両親を流行病で亡くしていた。
義理の両親に育てられ肩身の狭い思いをして子供時代を過ごしたが、
自立しようと北海道へ。
最初行きついた先では大洪水に遭い、再度開拓して現在の土地に落ち着いた。

なちゅはこの話を聞いてじいさんが自分に思い入れてくれたのは
自分と境遇が似ていたからだと気づく。

 

なちゅはパブロンとさわが、物置を利用して柴田牧場のアイスクリームの店を作る計画をしていることを聞く。
牧場を見学したいと言う人もいるため、新しいことを始めてみようかと。それも開拓者精神だとウキウキのパブロンとさわ。

 

マコプロ一行は牛舎で牛を見学したり、農家も見学。
番長とよっちゃんにも再会しインタビュー。

なちゅの手がけた魔界の番長は実は番長がモデルだったと知り番長は大喜び。

放牧している間、優に牛が向かって来てヒヤリとするが、
皆が青ざめる中、なちゅは落ち付いて
「お~お~お~」
と声を出して牛をなだめてエキスパートぶりをアピール。

 

 

『なつぞら』 第140回感想。

 

十勝に行こうとなると即行で全員揃って来ましたー。
来たのはいいんだけど、
都合良すぎでおかげで非常識、イライラポイントが多過ぎ!

というわけで、どこにイラッついたかまとめてみました。

1.茜と子どもは同行してない!

前回のラストで十勝のシーン見た途端気になって描いたけど、茜がいない!
茜の子供もいない!

こんなに仲良しごっこお友だち会社なのに。
茜も仲間だったのに。
なちゅは優を連れて来てるんだから
下山家もファミリーで来ちゃえばいいのに?

夫は同僚たちと楽しく北海道旅行。
こんな状態で一人東京に残されワンオペ育児をさせられてるなんて…
茜ちゃん、可哀想過ぎる。

こんなの私だったら即離婚だわ。

下山も、なーんとも思わないみたいに楽しそうで。
優にチヤホヤして。
絶対に許せない。

なちゅは優のことずっと茜ちゃんに押し付けて来たんだから、
この機会にお礼も兼ねて茜ちゃんと子どももご招待するよ、普通は。

そのためになら柴田家利用しても、そらならまあ許す。
ちなみに、茜ちゃん達の旅費はなちゅ持ちよ。当然ね。

 

2.さわのことを気遣わないデリカシーの無さ。

 

大人6人も泊まるんだよー。

寝る場所があるからOKだとしても、
お掃除やら、布団用意したり、食事のこと考えたり…
どう考えても6人で泊まるのはNGでしょ。

話を聞きに柴田家を訪ねたとしても、
宿泊場所は確保するのは当然よ。

それを30過ぎの大の大人が平然と世話になりに来るとは!

しかも仕事の旅行なのにね。

なちゅはパブロンにちょっとだけ「部屋まで用意してくれてごめんね」だっけか?チラとは言ってたけど、6人も押しかけていて、
来ちゃってから「ごめんね」とは今さら…。
口だけであることは明らか。

…そして、なちゅは、さわには一言の礼も、謝ることも無かった。

 

3.いきなりじいさんの超プライバシー情報を囲み取材

 

社員全員でじいさんを囲み、
じいさんがなぜこの地に辿りついたかを教えて欲しいと言い出しました。

じいさんの過去の秘密、後だしジャンケン。

元々じいさんはなちゅのように親を早くに亡くしてたっていう生い立ちだった。
そこからいろいろあるんだけど、
なちゅはその辺の話しを一切聞いていなかった。

ナナコロビヤオキ、なちゅがじいさんから全く聞いたことがないと聞いて
さてはじいさんに暗い過去があるのでは?
じいさん心に傷があり、話をしたくないのでは?
と即思い身構えましたが、
マコプロ社員は皆平然とじいさんを取り囲み聞き込み続け…
コレ超プライバシー情報じゃないの??
ちょっと気遣ってあげなさいよー。

今日はさすがにじいさんに同情しました。

しかし、なちゅはじいさんとあんなに仲良しだったのに、
じいさんの過去=柴田家の歴史を一度も聞いたことが無かったって…??

やっぱり家族として受け入れられてなかったってこと…???

 

4.なちゅはパブロンとさわの計画にケチ付け

パブロンとなちゅが物置部屋?を使ってアイスクリームのお店を計画してると打ち明けるシーンですが、
この物置部屋を使って何かしたいと二人が話し始めた時になちゅが
「ここで何をするのさ?」
と言いましたが、その言い方が…感じ悪っ!!

これ、北海道弁なんでしょうけど、
しゅじゅが言うと、ただのガサツで乱暴な言い方にしか聞こえないのよ。

おかげでナナコロビヤオキは
「こんな汚い小屋で今さら何しようって言うのさ。
ろくでもないこと考えてるんじゃねーよ」
っていう意味にしか聞こえなかったわ。

セリフの前後の溜息っぽい息遣いとか、
ニヤッとした感じが、
とんでもなく意地悪っぽくて…不愉快。

これはしゅじゅの演技力、引き出しの乏しさからくるわね。

 

 

5.なちゅ、牛の扱いを皆に指導しろ

ももっちが牛に近づいたり、乳絞りにチャレンジしてましたが、
なちゅは、あれだけ酪農大好きで熱心にじいさんのお手伝いをしていたのに、
もっと牛への近づき方とか牛舎でのお作法を教えたりしない?

ももっちが牛に近付くとき、なちゅは棒でつっ立って眺めてるだけだった。
本来なら自分が前に立ってガードしながら説明したりしないか?

もうすっかり酪農はどうでもいい、他人事のなちゅの態度に見えました。

 

6.番長とよっちゃんにリスペクト無し

 

番長とよっちゃんは、役をこなしていて可愛らしい夫婦になってた。
よっちゃんは昭和の奥さんになってたし。

今日いいなあと思ったのはこの二人でした。

しかし、なちゅは久しぶりに二人に会えて嬉しいという様子は全く無く。
むしろドヤ顔で、自分は東京でアニメーターで成功してる自慢をこれみよがしにしにきた風にしか。

 

7.陽平は農作業を手伝わずデッサン!

天陽の兄、陽平も同行してきたけど、実家の畑でデッサン。
天陽嫁が女手一人で健気にせっせと天陽の残した畑を耕しているのに、
陽平は自分は涼しい顔でそれを眺めてデッサン。

陽平は天陽の兄だよね?
こんなに他人事でいいのか?ひどいな。

 

天陽嫁とさわさんには本当に深く同情します。

 

8.なちゅは牛をなだめて酪農のプロ自慢?

 

私、あんまり見てなかったせいかな?

なちゅがいきなり
「お~お~お~」
とうなりだしてビックリ。

牛にも慣れてるなちゅは、優に近づいた牛をなだめて解決。
皆、尊敬のまなざしでなちゅを見る。
要するになちゅ様は、自分は酪農のプロであることをこれみよがしに自慢。

 

…ってか、なちゅ、牛を放してる場に、優を一人ぼっちにして放っといてるなんて、アンタ、母として非常識よ!
自分たちが取材に夢中になるような状態なら、優は一緒に連れてきちゃダメよ。

それに、北海道にはめったに来られないんだから
大人が取材しているときは、パブロンとさらと、さらの子どもたちといさせてればいいのに。

 

まとめ

 

要するに、今回の北海道旅行は、
なちゅ様が北海道の面々にも、東京の面々にもただ自慢をしたかったとしか。

北海道の皆さんには、スタッフ全員引きつれて、
東京でアニメーターで成功してる自分ってすごいだろと自慢。

そして東京のメンバーには、北海道の自然で育ったことと酪農に詳しいことを自慢。

どっちも感じ悪いのみ。

 

「イッキュウさんたちにも何か届いたようだぞ」
ってうっちゃん父ナレが言ってたけど、何も届いたとは思えないし、
興味も覚えないわー。

 

録画で今日の回を見ていたら、下の娘が帰ってきました。
娘はしゅじゅを見るなり
「なんでこんなにイキってるの?この人?」
と突っ込み。
そして子なつの回想シーンが始まると
「子タレの方が上手いって、ねえコレ事案だろ!」
とも。

…中学生ですが、うーん鋭い。